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透明人間たちのひとりごと

ダ・ヴィンチの罠 大発見

 約4光年離れた恒星の周りに、地球に似た
温暖な環境を持つ可能性を秘めた惑星が発見
されたという報道に胸がおどりました。

 また一歩、『ダ・ヴィンチの罠』
近づけたような気がしたからですpeace

 太陽系の外にある惑星としては、これまでに
見つけられた中では最も近く、しかも地球
同じような生命が存在している可能性もあると
いうのですが ・・・


  「プロキシマ・ケンタウリ」 出典:zapzapjp.com

 この星は地球から4.22光年という最も近い
恒星である「プロキシマ・ケンタウリ」
の周りを回っていて、発見した英ロンドン大学
クイーンメアリー校などのチームは、プラネット
「プロキシマb」と名付けたそうです。


 恒星プロキシマ・ケンタウリとプロキシマbの想像図

 プロキシマとはラテン語で「最も近い」
いう意味で、地表は岩石に覆われ、水が液体の
状態で存在する可能性が高く、重さは地球
1.3倍ほどで、11日程度で一周するようです。

 「プロキシマ・ケンタウリ」は地球に最も近い
恒星系であるケンタウルス座にある3つの恒星
(三重連星)のひとつで、太陽の7分の1程度の
大きさで、発する熱や光も弱い赤色矮星ですが



 この惑星は「プロキシマ・ケンタウリ」
からは約750万㌔という地球と太陽の距離の
20分の1程度の近い軌道を回っているために
温暖環境にあるとみられています。


 プロキシマ・ケンタウリを望むプロキシマbの想像図

 液体の水が存在できる地球サイズの惑星は
数こそ見つかってはいたもののすべてが遠い
距離にある星だったことが問題でしたが、

 4.22光年は宇宙スケールで考えれば、
目と鼻の先の距離で隣にあるようなものです。

 しかし、

 現時点での宇宙船技術では到達するのに
約3万年かかるのだそうで、ホーキング博士ら
が計画する光速の5分の1の速度で飛行する
超小型の探査機の開発に期待がかかります。

 それでも、この恒星系に辿り着くまでには
20年程度の時間が必要だとか ・・・

 いずれにしても、生命存在可能
「ハビタブル惑星」に関する大ニュース
で、地球に近ければ近いほど存在
大気成分などを調べやすく、最も近い
恒星にそうした惑星が見つかったということ
大発見であって、宇宙生命体
ついての研究加速するでしょうね


 symbol2 ちなみに太陽系外にある約3500個の惑星
に関するデータベースを京都大学が 8月31日
にインターネット上で公開しました。

 これまでに海外でのデータベースは知られて
いましたが、日本のDBの一般公開は初めてで
名称は「エクソプラネットキョウト」です。

 惑星の大きさや太陽系からの距離などを表や
外観のイメージを想像図として紹介し、液体の
状態での水の存在や生物がいる可能性に加え
、系外惑星の探し方も解説されているようです。

 「エクソプラネットキョウト」のURLは
 url http://www.exoplanetkyoto.org ですので

 興味のある方はアクセスしてみてください

 さて

 2枚ある『岩窟の聖母』謎解き
の続きですが、



 ルーブル版とナショナル・ギャラリー版とでは
イエス洗礼者ヨハネが逆転しています。

 
   イエスから洗礼者ヨハネへと変更される

 それだけでなく、

 ルーブル版ではハッキリとは表現されなかった
大天使ウリエルの背中にはが描かれ、足元
に見える男の如きごつい右足のは消されて、



 奇妙に膨らんだマントもありません。

     

 ほかにも、ルーブル版での大天使ウリエルが
指をさす右手が削除されて、



 画面下のも消えてなくなっています。



 反対にルーブル版にはなかった光輪の描写
やアトリビュートである十字架の杖を持ち毛皮
の衣を身に纏(まと)った姿の洗礼者ヨハネが
ナショナル・ギャラリー版では描かれています。



 このシチュエーションでは、大天使ウリエル
は受胎告知の際に遣わされたガブリエル
に置き換えられることになるのでしょうか

       

 おそらくは、最初からそのつもりで準備して
いたものと想像しますが、



 本来ならば、

 聖母マリアに肩を抱かれて祝福のポーズを
とるイエス(右側の幼児)の姿を左側に描き、

      

 合掌する姿の洗礼者ヨハネと二人の幼児を
おだやかな眼差しで見守る大天使ガブリエル
(ウリエル)を右側に配置すべきであって、



 そうであれば祝福するイエスの肩を右手
で抱いて、左手は合掌する洗礼者ヨハネを
執り成すかたちとなるわけで不可解だった
聖母マリアの左手にもそれなりの整合性が
見られることになるのですが、

  

ダ・ヴィンチはそうせずに光輪とアトリビュート
(十字架の杖と毛皮の衣)を描き足すだけで
二人を入れ替え(すり替え)てしまいます。

  

 そこで聖母マリアが、

 親戚の子とは言え、我が子ではないヨハネ
の肩を抱いて保護し、離れた場所から天使に
支えられながら祝福のポーズをとるとして
の我が子に執り成しを行なうという違和感
のある奇妙な図像となっているのですが、

 これがダ・ヴィンチ流の「罠」なのです。

 図像学(イコノグラフィー)的に違和感が残る
ように描かれたナショナル・ギャラリー版は、



 結果として、

      

 無原罪派の人々が集う礼拝堂
祭壇画として堂々と飾られたわけで、



 ダ・ヴィンチの意図した「罠」は見事に
仕掛けられたと言えるのです。

 ダ・ヴィンチは、その当時も、そして未来
(現代)に生きる我々をも翻弄し続けます。

 なな、なんと、

 個人所蔵のコレクションの中から3枚目の
『岩窟の聖母』が見つかったのです。

 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」展と
して、4年前の2012年に東京は渋谷にある
「Bunkamura ザ・ミュージアム」で開催された
展示会で紹介された作品ですが、

 もしもこれがダ・ヴィンチの真筆ならば、
「大発見」ということになるわけです。

 所蔵されていた『岩窟の聖母』
下の作品ですが、違いが分かりにくいので



 少しだけ光を当ててみましょう。



 この作品は個人蔵であるために、これまで
ほとんど人目に触れることがなかったのです
が、1990年に所有者がこの絵をミラノで修復
に出した際に他の作品と同様に板の表面に
描かれていたものをキャンパスに描き(移し)
替えをしたようです。

 構図はルーブル版とほぼ同じですが、一番
の違いは聖母だけ光輪が描かれています。

 個人的にはあとから描き加えられたもので
あると考えますが、真筆、贋作の鑑定と同様
に定かではありません。

 ただ、聖母マリアと大天使ウリエルの顔が
ややルーズでシャープさに欠ける気がする
こととルーブル版にも増して大天使ウリエル
奇怪な様相に鳥肌が立って身震いを
しそうになるのはどうしたことでしょう。

 そもそも、

 これは本当に天使なのか



 妖しい流し目で微笑む、その視線の下には
グロテスクな3本指の爪先がありえない位置
から不気味にのぞいていますし、首から背中
には毒々しい翼のようなものが生え、真っ赤
なマントに覆われて見えない腰から下の異様
な盛り上がりはいったい何を隠しているのか、



 同じ構図であっても、ルーブル版は奇妙
に見えても奇怪ではなく穏やかですし、



 ナショナル・ギャラリー版は一切の毒気
が消されて優しさに包まれているようにも
感じられます。 

 さて、次回では、

 この第3バージョンがダ・ヴィンチの真筆
であると仮定した場合の「謎」「罠」
について考察してみようと思います。 

 ところで、太陽系に一番近い恒星である

 「プロキシマ・ケンタウリ」までの
 距離は、およそ4光年先 ・・・


   出典:国立天文台 天文図より

 1光年は約9兆4600億㎞だから、4光年では

 「37,840,000,000,000km …」

 4.22光年先ならば、約39兆9212億キロメートル

 「たったの40兆㌔先じゃ !!

    

 「よっ、40兆て…」ase2

 「40,000,000,000,000kmですよ !!


 そして、

 「プロキシマ・ケンタウリ」の寿命は
 数兆年先まであるとされていますが、

 残念ながら、我らが

  
   観測衛星がとらえた青い太陽 提供NASA

 太陽50億年後にはを迎えます。

 そのときに、我々の子孫が目指す惑星は、

           

    「プロキシマb」

       

   「お前なのか !!



 それまでに人類滅亡しなければ、

 のですが ・・・

       

  



 それとも、もっと別の真新しい

        

 「大発見」があるのかもpeace

         

 … to be continue !!
 

コメント一覧

小吉
たしかに赤いマントの膨らみははなんか変ですね。
ルート1/2
プロキシマbですが、今世紀最大の発見とも言われています。

水があって、もしかして空気もあるかも・・・

だとしたら、行って確かめるしかないっしょ!
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