透明人間たちのひとりごと

脳内麻薬はくせになる

 幸福な時間は長くは続かない

 ゴールデンウィークもあっという間にカウントダウンを迎え
快楽の神経回路を縦横無尽に駆け巡っていた脳内物質も
いよいよ枯渇する時間帯に近づいているんだなぁ、と思うと
大量のノルアドレナリンがドバッと放出されて、嫌だ、嫌だ、 
ああ、恐怖の憂鬱な日々がまたやって来る

 ひどい倦怠感と体調不良 …
 胸が、胸が … 苦しい

 妙に頭が重くスッキリとしない。

 ここはどこで、今日はいつなんだ

 ふと気付くと、誰かの ボク の胸から咽喉もと
にズドーンと伸びている。 

 それも毛むくじゃらの太い丸太のような腕だ。

 ええい。 と、払いのけてあたりを見渡すと、そこは昨夜に
酒宴の修羅場と化した事務所2階の一角で、5号以下の
透明人間 たちの ざこ寝 の現場だったのです。

 か、嫌な汗をかいているase2

 そうか、休みの前日ということで昨夜はチームスタッフの
連中とドンチャン騒ぎをしていたんだっけ …

 それにしてもGW後半、しかも4連休の初日だというのに
まるで最終日を思わせるようないけ好かない悪夢だった。

 「ブルーマンデー症候群」 別名を 「サザエさん症候群
と呼ぶような心理状態を誘発させたのは、体重100kg超の
巨漢のバイトS君の太い腕でした。

 (夢で)よかったとホッと胸を撫で下ろす暇もなくズキっと
きた頭痛に深酒の記憶が甦ります。

 昨夜の宴会は異常に盛り上がった分だけ余計に
すすんだわけで、それは単にアルコールの所為だけでなく
ドーパミンエンドルフィン といった脳内物質をこれでも
かと放出し快感を増幅させ、時に アドレナリン で攻撃的に
なったり、ノルアドレナリン恐怖驚き を感じたりして、
さぞや セロトニン も忙しかったのだろうと想像しています。

 … って、まだ、完全に酔いが醒めていないことも手伝って
推敲(すいこう)するだけの余裕のない文章ですが … ase2

 つわものどもと遅めの朝食を済ませ、宴(うたげ)のあとの
雑然とした散らかり物のあと片づけをしていたら、何とまあ
2号さんがやって来たのです。

 「派手にやらかしたなあ」 

 と少々呆れ顔で言ったかと思うと自分のデスクに着くなり
パソコンを弄(いじ)くりまわしていましたが、しばらくして …

 「元通りにしておけよ」 と言い残してそそくさ
と帰ってしまったのです。

 時計は午後の1時をまわった頃のことでしょうか

 「連休明けまでにエントリーを済ませておけ」 との指示
だったので、こうして書き始めたわけですが、セロトニン
どうも不足気味なので少し散歩でもして太陽光をたっぷり
と浴び、酔いを完全に醒ましてから再度エントリーすること
にしようと思い立ち外に出てみたのです。

 ところが

 残念にも雲が太陽をおおい隠してしまったので、10分位
ブラついたところで戻って来てしまったというわけです。

 まだまだ酒が残っていますが再開することにします。

 人間の行動は金銭的な報酬だけでなく、他者による称賛
や信頼など社会的な報酬によっても動機づけられるらしい
のですが、1号 さんの口癖である 「人はそれが損か得か
、あるいは道理に適うか適わないか」 で行動の是非を判断
しているという言葉と同様に両者は快感という同じエサ
釣られているらしいのです。

 人が遠い将来を見据えて勉強したり、実用的でない科学
や芸術に力を注いだりできるのは、「頑張っている自分に
「快感」で報いる仕組みがあるから … らしいのです。

 テレビでお馴染みの脳科学者 中野信子氏が、脳内物質
ドーパミン が駆け巡る快楽の神経回路 「報酬系」
解説した 『脳内麻薬』 という本が4月27日付の
静岡新聞に紹介されていました。

 それによると、

 大脳と中脳をつなぐ報酬系は、状況に応じて ドーパミン
の分泌を増減し、遠い目標の達成に向かって 突き進む力
(パワー)や忍耐をもたらすが、残念なのは時に誤作動
を起こし暴走して、「快楽に我を忘れる」 人間の
群れをも生み出すこと。 

 それが 依存症 なのです

 麻薬や酒、喫煙、賭博、恋愛やセックス、買い物、ネット、
カルト宗教まで多種多様な 依存症 に、どのような形で
ドーパミン が関与しているか、紙幅の半分を費やして解説
しているそうで、人生の明暗を握るといっても過言ではない
報酬系の威力、恐ろしさを痛感させてくれるようですが …

 読みどころは最終章で、前述した金銭的報酬のみならず
社会的報酬(栄誉、称賛、感謝、信頼など)によっても動機
づけ(モチベーション)され、両者は快感という“同じ物差し”
で比較検討された結果、脳は「等価交換が可能」
だとみているというわけです。

 つまり、

 脳科学的には「愛は金で買える」という
結論なのです。

 単純作業の対価としては金銭、複雑な知的作業なら感謝
や評価が優先される、とする実験結果や経済的な豊かさに
満足せず、 「生きる意味」 を求めて慈善事業に励む
人がいるのはなぜか など、

 利他的な行動が 快感 を呼ぶ理由は今もよく分かって
いないといいます。

 symbol2kirakira2 ドーパミン の世界は深くて広い海のようです。

 ところで

 もうかれこれ4年も前のエントリーになるのですが

 symbol2kirakira2 ドーパミンノルアドレナリンについての概略話は、

 exclamation 『こうしてボクは作られた』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/140.html 参照

 symbol2kirakira2 β-エンドルフィンノルアドレナリン等については、

 exclamation 『脳内麻薬が枯渇する』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/137.html 参照

 … と、それぞれ参考にしてみてください。

 さて

 そんな ドーパミン の海に ボク のちっぽけな知的
好奇心が溺れてしまいそうでいると唐突に浮き輪を咥えた
イルカがあらわれたのです。

 それは、まるで大きな円のようなベターな浮き輪を咥えた

 β - エン ドルフィン でした。

 … って、おいおい、まだ、酔っぱらっているのかase2

 もういいかげんに、しっかりと セロトニン

 なんちゃって、ボクの脳内はぐちゃぐちゃですね。

 そんなボクって、カッコわるい ですか …

 脳内麻薬も酒もくせになるようで、そんなアンタは

(笑い)カッコワライてか !!

 きょうは、憲法記念日なのに … ase2 

 なんだか残念な気持ちです

コメント一覧

すずめの学校53
つまり、「(悪い)=カッコ悪い」ってことですね!
令和の落し子
憲法第九条を一言一句も変えるなと叫ぶ人たちの脳内では、
きっと、その時、ドーパミンが溢れ出てるんだろうな!?

その快感に酔いしれる姿を見れば、憲法第九条依存症患者で
あることに異論の余地はないものと思う。
餃子ライス
憲法9条に麻薬的な依存症の影を見た。

けだし、名言ですな!
江戸川ケイシ
憲法記念日と脳内麻薬に何の因果関係があるのだろうか?
ひょっとして憲法第9条に麻薬的な依存症の影を見たのでしょうか!?
秘密のアスカちゃん
「僕はこの瞳で嘘をつく」
本気でこんなこと言えないよ!
ドーパミンに溺れてたなんて…

そう覚醒剤の使用をゲロったとさ。
皮肉のアッコちゃん
やっぱ、「SHABU and ASKA」(シャブ&飛鳥)だったんだ!
早く「SAY YAS」しないと、きっと誰かが「YAH YAH YAH」で殴りに来るぜ!
ルート1/2
「ドーパミンがドパーっと出たらさぞや気持がいいんだろうなあ」と思うと、「なんだか残念な気持です」という結末がなんとも残念なのですが!
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