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Flashの未来とリキッドレイアウト・固定幅

2011年06月16日 | Web

1.Flashの未来はいかに?



2012年に正式発表されるというHTML5。
これが広まると、どういう事ができるのか?



技術としてどちらが優れているとかではなく、ユーザー体験を向上させるにはどちらのほうが向いているのか?
ウェブサイトによって判断しにくいとは思いますが、「ストレージ/データベース」や「ブラウザ外からのファイルのドラッグ&ドロップ」などは喉から手がでるほど渇望していた機能です。
このような一方にしかない技術も Flash と HTML5 をJavaScript を介してブリッジすれば互いの弱みを補完することができます。


世界の80%以上を占めるブラウザであるIEの最新版、IE9がHTML5に対応した事によって、対応環境がひろがれば、HTML5によるサイト作りは徐々にメジャーとなって行くでしょう。
まあ、数年はIE8以前のバージョンを視野に入れたサイト作りが必要だと思いますが。
(GoogleはYouTubeにおいてHTML5での動画配信をβ版として開始しています)


とまあ、今現在インターネット業界はHTML5とFlashという、動きのあるコンテンツをどうやって見せるのか?
という基準を巡って、優劣の問題からすみ分けに至るまで様々な話題で盛り上がっています。


動画共有サイトのYouTubeにある動画は、Adobeという世界的な企業が進めているファイル形式「flv(エフエルブイ)」というもので出来ているのですが、現在事実上Adobe社だけがこういった「動きのあるコンテンツ」市場を独占しているような状態です。

なので、Appleや、YouTubeを買収したGoogleなどが、そんな独占はイカン!と言い始めAdobeの進める形式はもう使わない!という構図になってきていまして、その最たるものとして「iPad」や「iPhone」ではAdobe社の進めるファイル形式のものが軒並み見られなくなっています。


HTML5はFlashで出来るような動画再生や、画面に配置されたコンテンツをドラックして動かす、Flashで構成されているような動きのあるウェブサイトの構築が出来る機能を備えています。

さらにFlashの場合は「Flash Player」と呼ばれる、Flashを再生するためのアプリケーションがPCにインストールされている必要があり、そして逐一アップデートしなくてはなりません。
HTML5であれば、ウェブサイトを表示させるプログラムそのものに動きを再現する機能を持つため、Flashのニーズはこの先限定的になるといった言われ方がされています。
セキュリティを考えても、web上からアプリケーションをインストールしなければならないFlashは不利かも知れません。


この現状を見ると、まるでFlashが衰退して行くかの様に感じてしまいますよね~
グラフィカルな表現には長けているFlashですが、徐々に使われなくなって行くのかな~なんて思います。
色々できるんですけどね~もったいないっすね(笑)


まあとにかく、現状としては市場のほぼ大半を占めているFlashですが、2012年以降には業界が大きく変革し、Flashの行く末も見えてくる事でしょう。






2.リキッドレイアウトと固定幅



さてはてこれはどちらがいいのでしょう。
色々どっち派だこっち派だと言われていますが、これも時と場合、物にもよるし使い方にもよるな~なんて思います。


※ちなみにリキッドレイアウトとは、ウィンドウの幅に合わせてレイアウトの最大幅も変わる設定のことです。
 Amazonなんかはリキッドレイアウトを採用してます。
 ためしにサイトをひらいてウインドウ幅を変えてみてください。



色々調べると、非常に強くリキッドをおす人たちも世の中にはいらっしゃいますが、実際彼らが作ったサイトを見てみると、ワイド画面いっぱいにウインドウをひろげると、文章(段落)がただ横にのびるだけだったりして、非常に読みにくかったりします。

もしもリキッドに手を出すならば、そういった事も考えなければならないな~と考えさせられます。
ひとつひとつのまとまった文章をひとつのオブジェクトと考えて、ウインドウを広げても文章形態は保たれる様な構造にしなければならないと思います。
でもそうすると自ずとソースのボリュームは増えます。
シンプルに行きたいならばあえて手を出さないのも正解だな~と思うわけです。
もしくはこれ以上広がらないという、最高幅を指定するのがいいのかな?

ウインドウを広げる事だけじゃなく、せばめる場合も考えるべきだと思います。
最低幅の指定も必要でしょう。



では固定幅はどうなのか?
たとえば固定幅でがちがちに作ってしまうと、iphoneやipadでは非常に見にくいサイトになってしまいます。
また、視力の低い人には解像度の高い画面での小さな文字は非常に読みにくいでしょう。

ですから固定幅といっても、文字の大きさは見る人がそれぞれ変えられる様に設定した方がよいでしょう。
文字の大きさが変われば段落の文字送りも変わるわけですから、ある程度は柔軟なレイアウトにしておいた方がよいと思います。





で、結局どうすりゃいいの?
って話になりますが(笑)


個人的意見としては、

  • Amazonの様なショップサイトは最低幅・最高幅を指定した可変

  • 企業サイトなどは柔軟性のある固定

  • iphoneなどを含むスマートフォンサイトは可変


がいいのではないでしょうか?




自分がいつか趣味で作りたいなと思っているサイトは、たぶん固定ですけどね(笑)


「どうして?」
とかきかないでください!
これらは矛盾していますが、僕個人の考えなので(笑)






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