私の世界

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冷たい風が吹いてはっとする


今にも崩れそうな吊り橋を渡っていることに

ついさっきまではしっかりした道を歩いていたはずなのに・・・



怖い

よく見ればこの橋の終りは見えない

果たして向こう側まで続いているのかと不安になる



なあ、なんで俺はこんなとこにいるのかな？
なんでこんな怖い道を歩いているのかな？
なんでこんな怖い道を歩いているのに気付かなかったのかな？



涙が止まらないよ
誰か助けてくれよ！



私の声はコダマする
私の耳に手に目に鼻に足に胸に頭に


吊り橋は砕け散る


橋から落ちた私を受けいれてくれるのは・・・



これが・・・


私の望んだ世界だったのか




～解説コーナー～
気づけば自分が危ない橋を渡っているとか、
一歩間違えれば地獄に行くような世界にいると思う。

そんな時今も未来も全て怖くなる。


助けを求めても誰も助けてはくれない。
助けてくれるのは自分だけ。


助けを求めて今の状況を抜け出したと思った先は


幸せなのか不幸なのか、


誰にもわからないものですね。


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