曲も演奏もコーラスも最高。ヘンリーマンシーニの酒とバラの日々(H19.12.22)
かなり以前になりますが、山下達郎さんのDJ番組で、彼が好きな曲ということで、酒とバラの日々を選んで、ラジオから流れてきました。
あまりじっくり聴き入ったことはありませんでしたが、少し注意深く聴くと、確かに、素晴らしい構成です。
ヘンリーマンシーニのオリジナル版で、同名の映画の主題歌。その年のアカデミー歌曲賞もとっています。
最初は、あの有名なメロディーが、オーケストラで演奏され、2コーラス目からコーラスになりますが、ここのところが最高に素晴らしいです。
たしか、山下達郎さんも、レコーディングの出来では、今まで聴いたベスト3に入ると思う、と解説しておりました。
私も、曲も演奏もコーラスも最高峰の作品だと改めて思いました。
ちなみに、アカデミー賞では、その前年も、映画「ティファニーで朝食を」の主題歌、ムーンリバーでヘンリーマンシーニがアカデミー歌曲賞をとっています。
1961年 Moon River(ムーンリバー) Johnny Mercer詞、Henry Mancini曲、Henry Mancini Orchestra演奏
1962年 The Days of Wine and Roses(酒とバラの日々) Johnny Mercer詞、Henry Mancini曲、Henry Mancini Orchestra演奏
やっと曲名がわかりました。(I love how you love me)(The Paris Sisters)(H19.11.15)
本日ラジオから、昔から曲名の分らなかった曲が流れました。
曲は聞き覚えがあるのに、歌手名や、曲名が分らないということは、稀にあるものですが、逆にいうと、本気で調べるほどは気に入っていない曲、ということにもなります。
ただ、大昔(高校生の頃)から、いつになっても解決しないため、少し気になっていた曲です。
本日の番組のパーソナリティーの説明を食い入るように、聞き耳をたてて、聞きました。
曲名は、I love how you love meということでした。みんな1度や2度は必ず耳にしたことのある曲です。
歌ったのは、パリス・シスターズという3姉妹のボーカルグループ。私が知らなかっただけで、有名なグループであり、有名な曲だと思います。
ものすごくスローな、美しいメロディーのポップス。
調べたら、アン・ルイスさんがカバーしておりました。邦名「忘れたいのに」とのことです。
なお、作曲のバリーマン(Barry Mann)は、イーディーゴーメが歌ったボサノバ曲、恋はボサノバの作曲者でもあります。
1961年 I love how you love me Larry Kolber詞、Barry Mann曲、Phil Spectorプロデュース The Paris Sisters歌
1982年 忘れたいのに 歌 アン・ルイス
売れる歌手は、はじめから解る?(コリーヌ・ベイリー・レイ)(H19.10.18)
先日、運転中、ラジオから女性ボーカルのポップスが聞えてきました。
少しスローな歌い方で、とても雰囲気があり、バックのコーラスとのバランスもとてもよい、気になる、いい歌でした。
なんの前触れも、予備知識もない状態で聴いた歌が、気に入って、記憶に残るということは、売れる可能性が大きい曲であろうと思います。
少し調べたら、昨年の英国期待の新人ポップス歌手、コリーヌ・ベイリー・レイ(Corinne Bailey Rae)ということでした。
昨年からすでに、大いにヒットしている歌手とのこと。
曲名はPut Your Records Onという曲。なんと、今年のグラミー賞ノミネート曲だったそうです。どうりで、少し聞きかじっただけで気になるはずです。
彼女は、カリブ海のセントクリストファー・ネイビスという国出身の父と英国人の母を持つ1979年生まれ、英国リーズ出身とのことです。
2006年3月 Put Your Records On Corinne Bailey Rae(コリーヌ・ベイリー・レイ)歌
ディス・イズ・ボサノヴァ(This is Bossa Nova)(H19.08.12)
先日、ボサノバの歴史を綴った音楽ドキュメンタリー映画「ディス・イズ・ボサノヴァ」を観てきました。
(1950年代の終りのブラジル、リオデジャネイロの風景そしてイパネマ海岸が、豊富に出てきます)
映画の内容としては、ボサノヴァを創った2人、ジョアン・ジルベルトとアントニオ・カルロス・ジョビンの創生期の詳細と、その後のボサノヴァ第二世代以降の活躍を当時のフィルムと、現在存命しているボサノヴァ・ミュージシャン達の回想コメントなど、ドキュメンタリー形式で構成されています。
映画の出来自体が非常によくできていると言えるかどうかは、私には分かりませんが、私の大好きな、ボサノヴァの巨匠の少年期からの詳細が解説され、さらに当時の2人の共演による名曲が映画の中で、何曲も流れ、私としては、大満足でした。
特に、ディサフィナード、ハウ・インセンシティブ、ワンノートサンバ、コルコバドが流れる場面では、胸が熱くなるほどでありました。
私個人としては、アントニオ・カルロス・ジョビンよりもジョアン・ジルベルトのほうが好きではありますが、ボサノヴァを世に送り出した功績は全く互角、いや、全世界に広めた功績を考えると、アントニオ・カルロス・ジョビンの方がより功績があったと云われております。
(ジョアン・ジルベルトのギターとヴォーカルは、あとにも先にも、彼を超える、ボサノヴァを演奏できる者は、全く居ないと思います)
1958年11月 Desafinado(ディサフィナード) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim
1961年08月 Insensatez(How Insensitive ) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim
1960年04月 Samba de Uma Nota So(One Note Samba) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim
1960年03月 Corcovado(コルコバド) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim
A Summer Place(夏の日の恋)(H19.08.04)
先日、ラジオで夏の日の恋(A Summer Place)が流れました。
夏になる直前にこの曲を聴くと、これから私の好きな夏が始まるのだという、少し心がうきうきする気分になったものでした。
1959年の映画「避暑地の出来事」の主題歌で、パーシーフェース・オーケストラの代表的な曲となっています。
トロイドナヒューやサンドラ・ディーらが主演する映画とのことですが、映画のことは、あまり覚えておりません。多分、その当時は観なかったのでしょう。
しかし、この曲は、だれもが知っている、映画より主題歌のほうが有名になった曲の一つだと思います。
その後、歌詞が付けられ、レターメンが歌っています。
1959年 Theme From "A Summer Place"(夏の日の恋) Max Steiner曲 The Percy Faith Orchestra
1965年 Mack Discant詞 Lettermen歌
フレッド・アステアが歌うチーク・トゥ・チーク(Cheek to Cheek)(H19.07.21)
本日、車を運転中に、ラジオから、とても古い曲、Cheek to cheekが流れました。
やはり、フレッド・アステアが歌ったオリジナルでした。
私は、実を云うと、フレッド・アステアやジーン・ケリーなどのミュージカルスター(特に男性スター)はあまり好きではありません。
(どう上手く踊っていても、私には魅力的に見えないのです)
ただ、やはり、当時一世を風靡したミュージカル曲であり、歌い方は上手いとは言えませんが、雰囲気はある曲ではありました。
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが主演した映画「Top Hat」のために作られた曲。
クレストフォーシンガーズのレパートリーでもあります。
1935年 Cheek to Cheek Irving Berlin作詩・作曲 Fred Astaire歌
最近、稀な、本格派女性ジャズ・ボーカルRoberta Gambarini (ロバータ・ガンバリーニ)(H19.01.11)
先日ラジオから、女性ボーカルのムーディーなジャズが聞こえてきました。なんともいえない、落ち着いた歌い方に、こんな上手いジャズ・ボーカルがいたかと驚かされました。
あとで調べたら、つい2年ほど前に、世界デビューしたばかりの(実際にはキャリア約20年)、ロバータ・ガンバリーニという有望女性ジャズ・シンガーとのことでした。
歌っていた曲は、スタンダードナンバーのLush Life(ラッシュ・ライフ)。失恋して「酒びたりの生活」という意味だそうです。
このラッシュ・ライフを作詩・作曲したBilly Strayhornは、ディユーク・エリントンの片腕といわれたピアニストとのことです。
ジャズ・ピアノの伴奏は、有名なハンク・ジョーンズでした。
なんともいえない、ゆったりとした歌の余裕が生まれているのは、バックのジャズ・ピアノの伴奏との兼ね合いだということも、あとで納得できました。最近、稀な、本格派女性ジャズ・ボーカルです。
1949年発表 Lush Life Words&Music Billy Strayhorn
2006年12月発表 Lush Life Roberta Gambarini (ロバータ・ガンバリーニ)歌、Hank Jones(ハンク・ジョーンズ)ピアノ
CD「Lush Life」に収録
最近のジャズヒット曲I'm All Right(悲しみにさよなら)(H18.10.22)
先日、ラジオを聴いていたら、軽快な、ジャズともカントリー&ウエスタンとも聞こえる、女性ボーカルが聞こえてきました。とてもベーシックな音楽で、時々入る、ギターの伴奏も、簡素ですが、小気味のよい、しゃれたアドリブです。
マデリン・ペルーというジョージア州出身の30代前半の女性ジャズシンガーだそうです。
最近のヒット・チャートに登場している、とても懐かしい感じがする、軽快なジャズ風な曲。もちろん、私は気に入りました。
(どうして、自分があのようなギターの間奏ができないのか不思議でもありますが、やはりジャズギターの技術や知識は奥が深いのでしょう)
2006年9月 I'm All Right(悲しみにさよなら) 歌Madeleine Peyroux( マデリン・ペルー)
夏にはボサノバがよく似合う(H18.07.11)
本日、ラジオからボサノバの歌が聞こえてきました。
あまり上手いヴォーカルとは思いませんが、雰囲気はいいです。暑い夏にはよく似合います。
あとで調べたら、マイケル・フランクス(Michael Franks)という米国男性ボーカル、60才。
アントニオ・カルロス・ジョビンに捧げたAntonio's Song(アントニオの唄)とのことでした。そのころとても流行った曲とのこと。
そういえば確かに、この曲自体は、聞き覚えのある曲でしたが、だれが歌ったかは、知りませんでした。
先週まで東京のブルーノート東京でライブをしていたそうです。
また、以前、東京・赤坂の日枝神社で挙式するなど、親日家だそうです。
1977年 Antonio's Song(The Rainbow) 作詩・作曲及び歌 Michael Franks LP「Sleeping Gypsy」に収録
日本のハワイアン赤いレイ(H18.06.09)
日本のハワイアンの草分け大橋節夫さんが亡くなったとのことです。
私がいつのまにかハワイアンのファンになっていたのは、間接的には大橋節夫さんの影響があったからといっても過言ではありません。
私が、大橋節夫とハニーアイランダースのステージを見たのは、高校生の頃のたった一回ですが、日本のハワイアンの曲が載っている本には、必ず大橋節夫さんの名前が記載されておりました。
そういったハワイアンの本を通して、大橋節夫さんには、多大な影響を受けていたことになります。
特に、赤いレイは、ウクレレを練習する時、最初に習う曲でもあり、懐かしくもある曲です。
大橋節夫さんの曲は、あれはハワイアンではなく、日本の歌謡曲だと、批評するむきもありますが、ある時期、あれはまぎれもなく日本が生んだ本物のハワイアンでありました。
1941年 赤いレイ 作詩・作曲 大橋節夫 1946年笈田敏夫とスターダスターズ結成,、1948年大橋節夫とハニーアイランダースと改名
ジャズ最盛期の白人女性ヴォーカル(H18.04.16)
昨日、ラジオから本格的な女性ジャズ・ヴォーカルが聞こえてきました。ゆったりとした歌い方のハスキーヴォイスに思わず聴き入ってしまいました。
あとで調べたら、やはり、ジャズの本場のヴォーカリストであることが分りました。
クリス・コナー(Chris Connor)という白人女性ヴォーカリスト。曲名はAll This and Heaven Too。甘いラブソングとのこと。
1955年4月ニューヨークでの録音。間奏にフルートのハービーマンが参加しています。
私が小学生の低学年のころです。当然のことながら、当時は全く知りませんでしたが、本場アメリカでは、ジャズが最盛期でかつ完成期にあった頃と思われます。
1955年 All This and Heaven Too Ed Delange作詩、Jimmy Van Heusen作曲 Chris Connor歌
LP「This is Chris」に収録。このLPにはIt's all right with meも収録されている。
アストラッド・ジルベルトが歌うIt might as well be spring(春の如く)(H18.04.05)
先日、どこからともなく、聴きなれた、あの、春の如く(It might as well be spring)が聞こえてきました。そして、その歌声は、どうも、あのイパネマの娘を歌うアストラット・ジルベルトに似ています。さらに、スタンゲッツらしきサックスも聞こえています。
どういうことかと、少し調べたら、やはり、2人のコンビによる録音のCDがありました。
この、It might as well be spring(春の如く)は、非常に多くのジャズ・ミュージシャンが歌い、または演奏しておりますが、アストラッド・ジルベルトも歌っているとは知りませんでした。
聴いた印象は、イパネマの娘を歌うアストラッド・ジルベルトと全く同じです。スタンゲッツの間奏もまた同じです。
いうまでもなく、私は、大変気に入りました。アストラッド・ジルベルトのファンであれば、きっと、とっくの昔から知っていたのでしょうが。
私は、クレストフォーシンガーズの坂口昌子さんのレパートリーとして、聴きなれており、好きな曲ですが、アストラッド・ジルベルトのささやくような春の如くもまたよいです。
1945年発表 It might as well be spring(春の如く) 作詩Oscar Hammerstein、作曲Richard Rodgers
1964年ライブ録音 It might as well be spring 歌Astrud Gilberto with Stan Gets
日本人ラテンの有望株?RICO(H18.01.25)
先日、ラジオでなんとも軽快な軽音楽が聞こえてきました。
日本人アーティストでありますが、小気味よい、軽いリズムで、私のかなり好きな傾向の曲です。
ラジオの司会者と、このバンドのメンバーが話しをしていた内容によりますと、主にラテンが好きな者のグループのようでした。
グループ名はRICO。
私は、ラテン系の音楽にはそれほど詳しくありませんので、最近どういった曲が流行っているのかは知りませんが、このRICOというグループの音楽は、なかなか良いと思いました。きっと将来性もあると思います。
聴いた曲名はbitter sweet rumba。
数年前に少し流行ったParis Matchというグループの音楽に、感じが似ております。
RICOは、男性5人女性1人のラテンを中心としたジャズ、フュージョンなど幅広いジャンルをカバーするグループ。
2005年 bitter sweet rumba RICO 2005.08.24発売CD「ClassicoE.P.」に収録
フランクシナトラのThe Christmas Song(H17.12.24)
本日、クリスマスイブに、車を運転中、クリスマスソングを沢山聴きましたが、一番印象深かったのは、フランクシナトラの歌うThe Christmas Songでしょうか。
若い時期の録音なのか、非常に丁寧な歌い方で、まるでアンディー・ウイリアムスが歌っているのかと思ったほどでした。
(そう言えば、フランクシナトラの若い時期の歌は、後期の人気絶頂の頃に比べると、全く別人が歌っているように聞こえることが多いです)
そして、このThe Christmas Songは、あのメルトーメが作った曲で、もちろんメルトーメ自身でも歌っておりますが、一番有名なのは、ナットキングコール(Nat King Cole)が歌ったものでしょうか
1957年 The Christmas Song Mel Torme作詩、Robert Wells作曲、Frank Sinatra歌 A Jolly Christmas from Frank Sinatraに収録
ブラジル音楽は、現在、ジャズをも凌ぐ(H17.11.03)
先日、ラジオから軽快なサンバのリズムが聞こえてきました。さらに聞き耳をたてると、原語で歌うボサノヴァの名曲ウェイブ(Wave)でした。
通常、ボサノヴァは、ささやくような声で歌うことが多いのですが、小気味よい、力強い、女性ヴォーカルです。
さすがにサンバの国のヴォーカルはレベルが高いなと感心し、後で調べたらエリス・レジーナ(Elis Regina)とのことでした。
うまいはずです、ブラジルを代表する女性ヴォーカルとのこと。残念なことに、若くして亡くなっておりました。
特に、Elis Reginaがハーモニカの巨匠ツゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)とレコーディングしたLP「Aquarela Do Brasil」は有名とのことです。
そして、このWaveはクレストフォーシンガーズのステージの変わり目(最初と最後に)必ず演奏される曲でもあります。
1969年録音 Wave 作詩・作曲 Antonio Carlos Jobim 歌 Elis Regina with Toots Thielemans
韓流ドラマ恐るべし(H17.09.19)
先週で終了した韓国ドラマ「悲しき恋歌」を毎週ビデオに撮って観ておりましたが、その挿入歌にL-O-V-Eがあります。
ナットキングコールなど数多くのシンガーが歌っているあの有名な曲ですが、私は、この曲はあまり好きではありませんでした。
(クレストフォーシンガーズのレパートリーでもあります)
特に理由はないのですが、私にとって、逆に気に入る要素のない曲であったわけです。
ところが、知らず知らずに、この韓流ドラマに引き込まれ、気づいたら、このL-O-V-Eという曲に対して、今までにないイメージとでもいうべきものが出来あがっており、今ではどちらかというと好きな曲になってしまいました。
音楽というものが、単に、メロディーと詞と唄い方だけで人間の心に残るのではないということを、再認識させられました。
私は、「悲しき恋歌」の主役のクオン・サンウやキム・ヒソンなどの特別なファンではありませんし、そして、このドラマが日本に無いような素晴らしい作品とまでは思いませんが、なんとなく、ストーリーを追って見続けてしまい、気づいたら、韓流ファンの一員となってしまっている自分に驚いております。
このL-O-V-Eは、現在、リチャード・ギアが出ているテレビCMのバックにも流れております(何のコマーシャルかは思い出せません)
また、昨年ヒットした日本映画「Swing Girls」のエンディングロールにも流れたそうです。
1964年 L-O-V-E Milt Gabler作詩、Bert Kaempfert作曲 歌Nat King Cole
南佳孝のモンローウォーク(H17.07.31)
先日、ラジオで、南佳孝が歌うモンローウォークを久しぶりに聴きました。昔から、彼の歌やメロディーは気に入っておりましたが、今聴いても、いいですね。
日本人では、数少ない、洋楽センスを持ったプロのミュージシャンだと思います。
そして、今、気がついたのですが、このモンローウォークは、曲のテーマがイパネマの娘と同じだということ。
真夏の海辺に現れた、いい女について、男性陣があれこれ、想いを巡らすことがテーマとなっております。
1979年発表 モンローウォーク 作詩 来生えつこ、 作曲 南佳孝 、 歌 南佳孝
セクシーユーとリメイク 歌 郷ひろみ
ローリング・ストーンズのAngie(悲しみのアンジー) (H17.06.19)
昨日、ラジオからローリング・ストーンズの悲しみのアンジー(Angie)が聞こえてきました。
当時、私は、ビートルズは好きでしたが、ローリング・ストーンズは、何か退廃的な感じが強くて、あまり好きにはなれませんでした。
そんな私の、数少ないストーンズの好きな曲が悲しみのアンジーです。落ち着いた静かなロックバラード。
ミックジャガーは、当時、女性遍歴が激しく、そんな中、デヴィットボウイの奥さんのマリー・アンジェラ・バーネットに横恋慕して作った曲だそうです。
ミックが「アンジー」と何回も呼びかける所が、私には、どうしても「エンジェル」に聞こえてしまいます。
1972年発表 Angie(悲しみのアンジー) Rolling Stonesのアルバム「Goat's Head Soup」の中に収録
Are you lonesome tonight?に似た曲君しのぶ宵(H17.03.28)
先日、ラジオで聴いた歌はエルビス・プレスリーのAre you lonesome tonight?にとてもよく似ている曲でした。曲の雰囲気や、メロディー全体の構成がとても似ています。しかし、まねしているので嫌だという感じは不思議としません。とても、ゆったりとした歌い方での女性ヴォーカルでした。
少し調べたら、やはり、大いに関係のある曲であることが判明しました。
曲名は君しのぶ宵(Oh, how I miss you tonight)という曲。歌手はJeanne Blackとのことでした。
Are you lonesome tonight?には、エルビスの人気も手伝って、当時この曲に対する返事の曲、いわゆるアンサーソングが沢山できたのは知っておりましたが、これらは、まったく同じメロディーに詩を変えるものでした。(多分にパロディー的なものです)
Jeanne Blackの歌うOh,how I miss you tonightはもちろんエルビスのAre you lonesome tonight?を意識した返答歌です。しかし、このOh,how I miss you tonightという曲は、雰囲気は似ていても、別の曲です。
この2曲の歴史を調べると、実はもっと昔からの間柄の曲でありました。
さらに驚いたことに、本当の歴史はOh,how I miss you tonightのほうが先にできた曲とのことです。
フランクシナトラはこの2曲ともレコーディングしていたそうです。(ただし、曲の合間の語りは無いそうです)
1925年 Oh,how I miss you tonight Benny Davis作詞、Joe Burke、 Mark Fisher作曲
1926年 Are you lonesome tonight? Roy Turk 作詞、Lou Handman作曲
1960年11月発表 Are you lonesome tonight? 歌 Elvis Presley
1960年12月発表 Oh, how I miss you tonight(君しのぶ宵) 歌 Jeanne Black
Maxine Sullivanが歌うBlue Skies(H17.01.21)
最近、ヒューレット・パッカード社のテレビCMで、時々流れるジャズにブルー・スカイズがあります。
かなり古い録音の女性ヴォーカルのバラードなのですが、実に素晴らしいです。
まさに、これぞジャズヴォーカルといったところです。
現在、このように、とても軽くうたっていて、かつ、味のある、歌い方のできるジャズ歌手は、
まず見当たりません。しかし、私は、この歌手がだれだか分りませんでした。
そこで、少し調べたところ、Maxine Sullivanという黒人の女性ヴォーカルであることが分りました。
1937年デビューとのことで、私は全く知りませんでした。Maxine Sullivan(1911-1987)
ただし、古くからあるジャズの名曲はほとんど歌っていたと思われるので、
私も、歌声は、聴いていたに違いありません。
A Hundred Years From Todayも歌っているそうです。
1938年 Blue Skies Irving Bealin作詞・作曲(1923年発表) Maxine Sullivan歌
「Maxine Sullivan 1937-1938」というアルバムに収録。
音楽とは関係ありませんが、本日、このHP社のCMが流れたTBSのテレビ番組「R30」という番組は
なかなか内容の濃い、今時めずらしいよい番組だと思います。
ロッドスチュアートが歌うFor Sentimental Reasons(H16.12.01)
本日ラジオで、ロッドスチュアートが歌うFor Sentimental ReasonsとEmbraceable Youを聴きました。
たしか、ロック歌手だと思っていたので、こうしたジャズを問題なく唄っていることに、少し驚きました。
もっとも、英国人が英語の曲を歌うのですから、
日本人がジャズを歌うことの難しさ程では、無いのかもしれません。
調べたら、ロッドスチュアートが、ジャズのCDを、出しておりました。
2004年10月16日発売 Great American Songbook Vol.3 Rod Stewart(ロッドスチュワート)
他に、ブルームーンやスターダストなども収録
なお、For Sentimental Reasonsはクレストフォーシンガーズのかあいかづみさんがうたっています。
また、Embraceable Youは、同じく、クレストフォーシンガーズの内田典宏さんのレパートリーです。
1944年 Embraceable You Ira Gershwin作詞、George Gershwin作曲 Nat King Cole
1946年 For Sentimental Reasons Deek Watson作詞、William Best作曲、Frank Sinatra
別名(I love You For Sentimental Reasons)
何気なく聴くフレンチ・ポップス(H16.11.23)
本日ラジオから、めづらしく、フレンチ・ポップスが聞こえて来ました。
かなり、いい感じの出来映え。
ラジオを聞き進めてゆくと、どうやら有名モデルの川原亜矢子さんが歌っているとのことでした。
曲はさよならをおしえて(Comment te dire adieu)。
少し調べたら、川原亜矢子の初アルバム。フレンチ・ポップスの名曲やクラシックの小品を、
フレンチ・ボサ・テイストのアコースティックなサウンドでカヴァーしているとのこと。
時には、フレンチ・ポップスも何気なく聴くと、いいものです。
たしか、岩崎宏美さんの妹、岩崎よしみさんもフレンチ・ポップスを歌っていて、
なかなかいける、と思った記憶があります。
2004年5月21日 発売 川原亜矢子ファースト・アルバム「So Nice」
さよならをおしえて、男と女、ソーナイスなどを収録
1966年 Comment te dire adieu(さよならをおしえて)Francoise Hardy(フランソワーズ・アルディ)
想い出のサンフランシスコ(I Left My Heart In San Francisco)(H16.11.22)
昨日、CNNテレビを観たところ、ニュースショーにトニーベネット(Tony Bennett)が
ゲスト出演していました。
昔、フランクシナトラのショーに出たとき、フランクシナトラから、最もうまい歌手と紹介されたことが
大変嬉しかったと、思い出話をしていました。
1950年レコードデビューして以来、現在まで現役の大物歌手。
代表作は、Just in time、Because of youなど多数ありますが、
私の記憶では、やはり、想い出のサンフランシスコが一番でしょうか。
この曲は1954年に発表され、当初あまりヒットしませんでしたが、
1962年にサンフランシスコのフェアモントホテルにトニーベネットが出演し、好評を博し、
その年にレコーディングして、大ヒット。グラミー賞、最優秀歌手賞を受賞。
1954年 I Left My Heart In San Francisco Douglas Cross作詞、George Cory作曲、
歌Tony Bennett
Skeeter Davisのこの世の果てまで(The end of the World)(H16.09.21)
本日、朝刊にスキーター・デービス(Skeeter Davis)さんが19日に亡くなったとの記事がありました。
我々、団塊の世代の者には、とても懐かしいアメリカン・ポップスの女性シンガー。
代表作はこの世の果てまで(The end of the world)
当時、コニー・フランシスやブレンダ・リーはほとんどの者が知っていましたが、
スキーター・デービスは少し詳しい人でないと憶えていないかもしれません。
私の記憶では、カントリー・アンド・ウエスタンの曲を多く歌っていた印象があります。
私も、The end of the worldは、どちらかといえば、ジュリー・ロンドンの歌のほうが馴染みがあります。
もちろん、このThe end of the worldのオリジナル曲は、スキーター・デービスです。
その後、おおくの歌手がカバーした曲です。最近では、竹内まりあさんもカバーしています。
1963年 The end of the world(この世の果てまで) Sylvia Dee作詞 Arthur Kent作曲
歌 Skeeter Davis
1963年 同 歌 Julie London
これぞほっこりといった曲、Spicks and Specks(H16.07.07)
最近、毎日のようにテレビCMで流れている、サントリーウーロン茶のCMソング、気に入ってます。
ウクレレで、軽快に歌う女性ヴォーカル。ハワイアンのようでもあり、そうでもないような曲。
少し調べたら、なんと、中国人アーティストとのこと。
曲名はSpicks and Specks 歌はamin
aminは、上海の音楽家族の次女として生まれ、父親は、中国で著名な作曲家とのこと。
1-2年前から、日本と中国で半々に活躍中とのことでした。
ラジオでは、これぞ「ほっこり」といった曲です、と紹介しておりました。
Spicks and Specks 2004年7月22日発売予定aminCDアルバム「おなじ空の下」の1曲目に収録。
ジョアン・ジルベルトは電話帳を読んでも、美しく聞かせる!?(H16.07.04)
ボサノバの神様、ジョアン・ジルベルトが10月に日本公演をするとのことです。
日本人の私が、日本語の演歌の歌を嫌い、全く意味の分らない、ポルトガル語で歌うボサノバを
なんて素敵な音楽だろうと感じてしまう、この不思議。
そういえば、かのマイルス・デイヴィスが、
「ジョアン・ジルベルトは電話帳を読んでも、美しく聞かせることができる」
と言ったそうです。同感!
ボサノバのなかでも、特に、ジョアン・ジルベルトの原語にこだわったギターの弾き語りは、
本当に、世界最高の音楽だと思います。
1964年にジョアン・ジルベルトとスタンゲッツが共作したLPレコードには、イパネマの娘も入っていますが
(ジョアン・ジルベルトの当時の妻、アストラット・ジルベルトがボーカルで参加した有名なLP)
この録音の時、スタンゲッツの演奏をジョアン・ジルベルトが気に入らず、
あんな大きな音は、ボサノバではないと、文句をいった、との内輪話は、
私もそう思えて、笑える話ではあります。
Joao Gilberto JAPAN TOUR 2004
THE BOSSA NOVA ~ボサノヴァの神様~
大阪公演 10月2日(土)3日(日) 大阪フェスティバルホール
東京公演 10月6日(水)7日(木)10日(日)11日(祝) 東京国際フォーラム
サラ・ボーンのラウンド・ミッドナイトを聞きました(H16.06.12)
先日、ラジオを聞いていたら、めずらしく、サラ・ボーン(Sarah Vaughan)が歌う
ラウンド・ミッドナイトがかかりました。
歌う表現力がさすがで、実にきめこまかく、歌っています。
ジャズの女性ヴォーカルの大御所といったところでしょうか
この時のDJの解説では、サラ・ボーンとエラ・フィッツジェラルドとカーメンマックレイを
ジャズの御三家と呼ぶそうです。
ビリー・ホリデーは、御三家にははいらないのでしょうか
きっと、彼女の歌を、好きな人も多いが、きらいな人も多いのでしょう。
Round Midnight(ラウンド・ミッドナイト) Cootie Williams, Thelonious Monk 作曲
Barnie Hanighen が後に歌詞をつける
この曲は、演奏でのレコードが多く、当初はRound About Midnightとなっていた。
後に歌詞が付けられた時、Aboutがうまく入らず、Round Midnightとなったとのことです。
有名なアルバムは、Miles Davis “'Round About Midnight” 、Thelonious Monk “Thelonious Himself”
Bill Evans “Bill Evans Trio At Shelly's Manne Hole” など多数
You've Got A Friend(君の友だち)(H16.04.29)
最近でも、時々、ラジオなどで流れる、古い曲に、James Taylor(ジェームステーラー)の
You've Got A Friend(君の友だち)があります。
何気なく、はじまる、歌いだしに、私は、次第に惹きこまれてゆき、結局、最後まで、聴いてしまいます。
私は、ジェームステーラーには、ほとんど馴染みがなく、
この曲を、彼の歌で聴いたのは、ほんの数年前からです。
そして、この曲は、私が社会人になりたての頃、キャロルキングの有名なLPに入っていた1曲です。
当時は、キャロルキングの歌として、この曲を聴いていたわけです。
(実際は、キャロルキングとジェームステーラーは、当時から親友だったそうです)
私としては、メロディーが少し懐かしく、余計に郷愁を感じるのかも知れません。
1971年 You've Got A Friend Carole King(キャロルキング)のLP「Tapestry」に収録
1971年 You've Got A Friend 歌 James Taylor 作詞・作曲 Carole King
ラビアンローズ(バラ色の人生)(H16.03.29)
本日、ラジオから、聴きなれないラビアンローズが聞こえて来ました。
フランス語での、男性ボーカルなのですが、誰がうたっているのか、見当がつきませんでした。
聞き耳をたてて、聴いたのですが、シャンソンを原語で歌っている割には、
あまり上手い歌手とは思えませんでした。
少し調べたら、なんと、映画俳優のジャックニコルソン(Jack Nicholson)が歌ってました。
映画「恋愛適齢期」が公開中で、主演の1人ジャックニコルソンのラビアンローズが、
エンディングロールで流れるそうです。
この映画の中では、色々な歌手達が歌う、ラビアンローズを聴くことができるとのこと。
シャンソン歌手のエディット・ピアフがオリジナル。
現在、テレビ・ラジオで、この映画「恋愛適齢期」のCMが、ながされていますが、
このCMでのバックに流れている曲は、
シャリーン(Charlene)が歌った愛はかげろうのように(I've never been to me)です。
愛はかげろうのようには、クレストフォーシンガーズの坂口昌子さんが、ライブで時々うたっています。
1956年 発表 La Vie En Rose (バラ色の人生) Edith Piaf(エディット・ピアフ)歌、作詞も
テネシーワルツを日本語で聴きました(H16.03.17)
昨日、ラジオを聞いていると、伊東ゆかりさんの歌うテネシーワルツが聞こえて来ました。
伊東ゆかりさんのベストアルバムが最近発売されるとのことです。
そして、この中に、テネシーワルツも入っているとのことでした。
私は、かなり昔から、伊東ゆかりさんの歌うジャズは気に入っておりましたので、
その時々にどんな歌いかたをするのかを、注意深く、聞いているつもりです。
そして、少し前から、気づいていたことに、伊東ゆかりさんは、
最近、ジャズをできるだけ日本語でうたうように心がけているのではないかと、思うようになっていました。
今度発売されるCDでも、このテネシーワルツは、サビの部分を除いて、日本語でうたっています。
伊東ゆかりさんが、何故、ジャズを日本語で歌おうとするのかは、
本当の理由は、私には、知る由もありませんが、私が勝手に考えたところによると、
やはり、日本人が、英語で歌うことの限界を感じたのではないかと思っております。
(私としては、彼女の英語で歌うジャズは、かなりレベルが高いと思いますが)
そして、テネシーワルツを日本語で聴くと、やはり、江利チエミさんを思い出してしまいます。
2004年3月24日発売 GOLDEN☆BEST 伊東ゆかり シングル・アンド・ポップス・コレクション
Miami Beach Rumbaを聴きました(H16.03.09)
先日、ラジオから、なんとも懐かしい、マイアミビーチ・ルンバが流れてきました。
最近では、全く聞いていなかった種類の音楽でした。
(社交ダンスを趣味にしている方は、毎回聴いているかもしれませんが)
社交ダンスには縁のない私ですが、ルンバやマンボの音楽は、
ビッグバンドで聴くと、また、とても心地良いムードある音楽として、私の心にのこるようです。
ルンバやマンボは元々キューバから発生した音楽とのことです。
1930年代 ルンバの王様ザビアクガート楽団の演奏で大ヒット。
Miami Beach Rumba(マイアミビーチ・ルンバ) Xavier Cugat Orchestra(ザビアクガート楽団)
Irving Fields作曲、John A Camacho作詞
フランクシナトラの再来か?(H16.01.07)
昨日、ラジオでマイケル・ブーブレという歌手が歌う、Kissing a foolを聞きました。
DJの紹介では、フランクシナトラの再来、とのふれこみでした。
確かに、本格的なジャズの香りがする、歌い方で、バックのストリングも超一流な音です。
声も悪くないし、けれんみ無く、堂々とした、歌い方は、共感できます。
世界的にみても、男性ジャズヴォーカルは数少ないので、応援したいです。
少し調べたところ、カナダ出身のジャズ、スイング歌手で、すでに、カナダではトップ歌手。
現在、世界的に売れているプロデューサーが強力に推している、本格的ジャズヴォーカリストとのこと。
日本でも1月にアルバムを発売する。
2004年1月21日発売 マイケル・ブーブレ(Michael Buble)1stアルバム 「マイケル・ブーブレ」
ほかにジャズのThat's allや、ジャズではないが少し古い、懐かしい名曲が収められている。
Kissing a foolはポップス・デュオグループWHAM(ワム)の片割れのジョージ・マイケルの
1987年のファースト・ソロアルバムに収められた曲。
かなり以前になりますが、山下達郎さんのDJ番組で、彼が好きな曲ということで、酒とバラの日々を選んで、ラジオから流れてきました。
あまりじっくり聴き入ったことはありませんでしたが、少し注意深く聴くと、確かに、素晴らしい構成です。
ヘンリーマンシーニのオリジナル版で、同名の映画の主題歌。その年のアカデミー歌曲賞もとっています。
最初は、あの有名なメロディーが、オーケストラで演奏され、2コーラス目からコーラスになりますが、ここのところが最高に素晴らしいです。
たしか、山下達郎さんも、レコーディングの出来では、今まで聴いたベスト3に入ると思う、と解説しておりました。
私も、曲も演奏もコーラスも最高峰の作品だと改めて思いました。
ちなみに、アカデミー賞では、その前年も、映画「ティファニーで朝食を」の主題歌、ムーンリバーでヘンリーマンシーニがアカデミー歌曲賞をとっています。
1961年 Moon River(ムーンリバー) Johnny Mercer詞、Henry Mancini曲、Henry Mancini Orchestra演奏
1962年 The Days of Wine and Roses(酒とバラの日々) Johnny Mercer詞、Henry Mancini曲、Henry Mancini Orchestra演奏
やっと曲名がわかりました。(I love how you love me)(The Paris Sisters)(H19.11.15)
本日ラジオから、昔から曲名の分らなかった曲が流れました。
曲は聞き覚えがあるのに、歌手名や、曲名が分らないということは、稀にあるものですが、逆にいうと、本気で調べるほどは気に入っていない曲、ということにもなります。
ただ、大昔(高校生の頃)から、いつになっても解決しないため、少し気になっていた曲です。
本日の番組のパーソナリティーの説明を食い入るように、聞き耳をたてて、聞きました。
曲名は、I love how you love meということでした。みんな1度や2度は必ず耳にしたことのある曲です。
歌ったのは、パリス・シスターズという3姉妹のボーカルグループ。私が知らなかっただけで、有名なグループであり、有名な曲だと思います。
ものすごくスローな、美しいメロディーのポップス。
調べたら、アン・ルイスさんがカバーしておりました。邦名「忘れたいのに」とのことです。
なお、作曲のバリーマン(Barry Mann)は、イーディーゴーメが歌ったボサノバ曲、恋はボサノバの作曲者でもあります。
1961年 I love how you love me Larry Kolber詞、Barry Mann曲、Phil Spectorプロデュース The Paris Sisters歌
1982年 忘れたいのに 歌 アン・ルイス
売れる歌手は、はじめから解る?(コリーヌ・ベイリー・レイ)(H19.10.18)
先日、運転中、ラジオから女性ボーカルのポップスが聞えてきました。
少しスローな歌い方で、とても雰囲気があり、バックのコーラスとのバランスもとてもよい、気になる、いい歌でした。
なんの前触れも、予備知識もない状態で聴いた歌が、気に入って、記憶に残るということは、売れる可能性が大きい曲であろうと思います。
少し調べたら、昨年の英国期待の新人ポップス歌手、コリーヌ・ベイリー・レイ(Corinne Bailey Rae)ということでした。
昨年からすでに、大いにヒットしている歌手とのこと。
曲名はPut Your Records Onという曲。なんと、今年のグラミー賞ノミネート曲だったそうです。どうりで、少し聞きかじっただけで気になるはずです。
彼女は、カリブ海のセントクリストファー・ネイビスという国出身の父と英国人の母を持つ1979年生まれ、英国リーズ出身とのことです。
2006年3月 Put Your Records On Corinne Bailey Rae(コリーヌ・ベイリー・レイ)歌
ディス・イズ・ボサノヴァ(This is Bossa Nova)(H19.08.12)
先日、ボサノバの歴史を綴った音楽ドキュメンタリー映画「ディス・イズ・ボサノヴァ」を観てきました。
(1950年代の終りのブラジル、リオデジャネイロの風景そしてイパネマ海岸が、豊富に出てきます)
映画の内容としては、ボサノヴァを創った2人、ジョアン・ジルベルトとアントニオ・カルロス・ジョビンの創生期の詳細と、その後のボサノヴァ第二世代以降の活躍を当時のフィルムと、現在存命しているボサノヴァ・ミュージシャン達の回想コメントなど、ドキュメンタリー形式で構成されています。
映画の出来自体が非常によくできていると言えるかどうかは、私には分かりませんが、私の大好きな、ボサノヴァの巨匠の少年期からの詳細が解説され、さらに当時の2人の共演による名曲が映画の中で、何曲も流れ、私としては、大満足でした。
特に、ディサフィナード、ハウ・インセンシティブ、ワンノートサンバ、コルコバドが流れる場面では、胸が熱くなるほどでありました。
私個人としては、アントニオ・カルロス・ジョビンよりもジョアン・ジルベルトのほうが好きではありますが、ボサノヴァを世に送り出した功績は全く互角、いや、全世界に広めた功績を考えると、アントニオ・カルロス・ジョビンの方がより功績があったと云われております。
(ジョアン・ジルベルトのギターとヴォーカルは、あとにも先にも、彼を超える、ボサノヴァを演奏できる者は、全く居ないと思います)
1958年11月 Desafinado(ディサフィナード) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim
1961年08月 Insensatez(How Insensitive ) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim
1960年04月 Samba de Uma Nota So(One Note Samba) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim
1960年03月 Corcovado(コルコバド) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim
A Summer Place(夏の日の恋)(H19.08.04)
先日、ラジオで夏の日の恋(A Summer Place)が流れました。
夏になる直前にこの曲を聴くと、これから私の好きな夏が始まるのだという、少し心がうきうきする気分になったものでした。
1959年の映画「避暑地の出来事」の主題歌で、パーシーフェース・オーケストラの代表的な曲となっています。
トロイドナヒューやサンドラ・ディーらが主演する映画とのことですが、映画のことは、あまり覚えておりません。多分、その当時は観なかったのでしょう。
しかし、この曲は、だれもが知っている、映画より主題歌のほうが有名になった曲の一つだと思います。
その後、歌詞が付けられ、レターメンが歌っています。
1959年 Theme From "A Summer Place"(夏の日の恋) Max Steiner曲 The Percy Faith Orchestra
1965年 Mack Discant詞 Lettermen歌
フレッド・アステアが歌うチーク・トゥ・チーク(Cheek to Cheek)(H19.07.21)
本日、車を運転中に、ラジオから、とても古い曲、Cheek to cheekが流れました。
やはり、フレッド・アステアが歌ったオリジナルでした。
私は、実を云うと、フレッド・アステアやジーン・ケリーなどのミュージカルスター(特に男性スター)はあまり好きではありません。
(どう上手く踊っていても、私には魅力的に見えないのです)
ただ、やはり、当時一世を風靡したミュージカル曲であり、歌い方は上手いとは言えませんが、雰囲気はある曲ではありました。
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが主演した映画「Top Hat」のために作られた曲。
クレストフォーシンガーズのレパートリーでもあります。
1935年 Cheek to Cheek Irving Berlin作詩・作曲 Fred Astaire歌
最近、稀な、本格派女性ジャズ・ボーカルRoberta Gambarini (ロバータ・ガンバリーニ)(H19.01.11)
先日ラジオから、女性ボーカルのムーディーなジャズが聞こえてきました。なんともいえない、落ち着いた歌い方に、こんな上手いジャズ・ボーカルがいたかと驚かされました。
あとで調べたら、つい2年ほど前に、世界デビューしたばかりの(実際にはキャリア約20年)、ロバータ・ガンバリーニという有望女性ジャズ・シンガーとのことでした。
歌っていた曲は、スタンダードナンバーのLush Life(ラッシュ・ライフ)。失恋して「酒びたりの生活」という意味だそうです。
このラッシュ・ライフを作詩・作曲したBilly Strayhornは、ディユーク・エリントンの片腕といわれたピアニストとのことです。
ジャズ・ピアノの伴奏は、有名なハンク・ジョーンズでした。
なんともいえない、ゆったりとした歌の余裕が生まれているのは、バックのジャズ・ピアノの伴奏との兼ね合いだということも、あとで納得できました。最近、稀な、本格派女性ジャズ・ボーカルです。
1949年発表 Lush Life Words&Music Billy Strayhorn
2006年12月発表 Lush Life Roberta Gambarini (ロバータ・ガンバリーニ)歌、Hank Jones(ハンク・ジョーンズ)ピアノ
CD「Lush Life」に収録
最近のジャズヒット曲I'm All Right(悲しみにさよなら)(H18.10.22)
先日、ラジオを聴いていたら、軽快な、ジャズともカントリー&ウエスタンとも聞こえる、女性ボーカルが聞こえてきました。とてもベーシックな音楽で、時々入る、ギターの伴奏も、簡素ですが、小気味のよい、しゃれたアドリブです。
マデリン・ペルーというジョージア州出身の30代前半の女性ジャズシンガーだそうです。
最近のヒット・チャートに登場している、とても懐かしい感じがする、軽快なジャズ風な曲。もちろん、私は気に入りました。
(どうして、自分があのようなギターの間奏ができないのか不思議でもありますが、やはりジャズギターの技術や知識は奥が深いのでしょう)
2006年9月 I'm All Right(悲しみにさよなら) 歌Madeleine Peyroux( マデリン・ペルー)
夏にはボサノバがよく似合う(H18.07.11)
本日、ラジオからボサノバの歌が聞こえてきました。
あまり上手いヴォーカルとは思いませんが、雰囲気はいいです。暑い夏にはよく似合います。
あとで調べたら、マイケル・フランクス(Michael Franks)という米国男性ボーカル、60才。
アントニオ・カルロス・ジョビンに捧げたAntonio's Song(アントニオの唄)とのことでした。そのころとても流行った曲とのこと。
そういえば確かに、この曲自体は、聞き覚えのある曲でしたが、だれが歌ったかは、知りませんでした。
先週まで東京のブルーノート東京でライブをしていたそうです。
また、以前、東京・赤坂の日枝神社で挙式するなど、親日家だそうです。
1977年 Antonio's Song(The Rainbow) 作詩・作曲及び歌 Michael Franks LP「Sleeping Gypsy」に収録
日本のハワイアン赤いレイ(H18.06.09)
日本のハワイアンの草分け大橋節夫さんが亡くなったとのことです。
私がいつのまにかハワイアンのファンになっていたのは、間接的には大橋節夫さんの影響があったからといっても過言ではありません。
私が、大橋節夫とハニーアイランダースのステージを見たのは、高校生の頃のたった一回ですが、日本のハワイアンの曲が載っている本には、必ず大橋節夫さんの名前が記載されておりました。
そういったハワイアンの本を通して、大橋節夫さんには、多大な影響を受けていたことになります。
特に、赤いレイは、ウクレレを練習する時、最初に習う曲でもあり、懐かしくもある曲です。
大橋節夫さんの曲は、あれはハワイアンではなく、日本の歌謡曲だと、批評するむきもありますが、ある時期、あれはまぎれもなく日本が生んだ本物のハワイアンでありました。
1941年 赤いレイ 作詩・作曲 大橋節夫 1946年笈田敏夫とスターダスターズ結成,、1948年大橋節夫とハニーアイランダースと改名
ジャズ最盛期の白人女性ヴォーカル(H18.04.16)
昨日、ラジオから本格的な女性ジャズ・ヴォーカルが聞こえてきました。ゆったりとした歌い方のハスキーヴォイスに思わず聴き入ってしまいました。
あとで調べたら、やはり、ジャズの本場のヴォーカリストであることが分りました。
クリス・コナー(Chris Connor)という白人女性ヴォーカリスト。曲名はAll This and Heaven Too。甘いラブソングとのこと。
1955年4月ニューヨークでの録音。間奏にフルートのハービーマンが参加しています。
私が小学生の低学年のころです。当然のことながら、当時は全く知りませんでしたが、本場アメリカでは、ジャズが最盛期でかつ完成期にあった頃と思われます。
1955年 All This and Heaven Too Ed Delange作詩、Jimmy Van Heusen作曲 Chris Connor歌
LP「This is Chris」に収録。このLPにはIt's all right with meも収録されている。
アストラッド・ジルベルトが歌うIt might as well be spring(春の如く)(H18.04.05)
先日、どこからともなく、聴きなれた、あの、春の如く(It might as well be spring)が聞こえてきました。そして、その歌声は、どうも、あのイパネマの娘を歌うアストラット・ジルベルトに似ています。さらに、スタンゲッツらしきサックスも聞こえています。
どういうことかと、少し調べたら、やはり、2人のコンビによる録音のCDがありました。
この、It might as well be spring(春の如く)は、非常に多くのジャズ・ミュージシャンが歌い、または演奏しておりますが、アストラッド・ジルベルトも歌っているとは知りませんでした。
聴いた印象は、イパネマの娘を歌うアストラッド・ジルベルトと全く同じです。スタンゲッツの間奏もまた同じです。
いうまでもなく、私は、大変気に入りました。アストラッド・ジルベルトのファンであれば、きっと、とっくの昔から知っていたのでしょうが。
私は、クレストフォーシンガーズの坂口昌子さんのレパートリーとして、聴きなれており、好きな曲ですが、アストラッド・ジルベルトのささやくような春の如くもまたよいです。
1945年発表 It might as well be spring(春の如く) 作詩Oscar Hammerstein、作曲Richard Rodgers
1964年ライブ録音 It might as well be spring 歌Astrud Gilberto with Stan Gets
日本人ラテンの有望株?RICO(H18.01.25)
先日、ラジオでなんとも軽快な軽音楽が聞こえてきました。
日本人アーティストでありますが、小気味よい、軽いリズムで、私のかなり好きな傾向の曲です。
ラジオの司会者と、このバンドのメンバーが話しをしていた内容によりますと、主にラテンが好きな者のグループのようでした。
グループ名はRICO。
私は、ラテン系の音楽にはそれほど詳しくありませんので、最近どういった曲が流行っているのかは知りませんが、このRICOというグループの音楽は、なかなか良いと思いました。きっと将来性もあると思います。
聴いた曲名はbitter sweet rumba。
数年前に少し流行ったParis Matchというグループの音楽に、感じが似ております。
RICOは、男性5人女性1人のラテンを中心としたジャズ、フュージョンなど幅広いジャンルをカバーするグループ。
2005年 bitter sweet rumba RICO 2005.08.24発売CD「ClassicoE.P.」に収録
フランクシナトラのThe Christmas Song(H17.12.24)
本日、クリスマスイブに、車を運転中、クリスマスソングを沢山聴きましたが、一番印象深かったのは、フランクシナトラの歌うThe Christmas Songでしょうか。
若い時期の録音なのか、非常に丁寧な歌い方で、まるでアンディー・ウイリアムスが歌っているのかと思ったほどでした。
(そう言えば、フランクシナトラの若い時期の歌は、後期の人気絶頂の頃に比べると、全く別人が歌っているように聞こえることが多いです)
そして、このThe Christmas Songは、あのメルトーメが作った曲で、もちろんメルトーメ自身でも歌っておりますが、一番有名なのは、ナットキングコール(Nat King Cole)が歌ったものでしょうか
1957年 The Christmas Song Mel Torme作詩、Robert Wells作曲、Frank Sinatra歌 A Jolly Christmas from Frank Sinatraに収録
ブラジル音楽は、現在、ジャズをも凌ぐ(H17.11.03)
先日、ラジオから軽快なサンバのリズムが聞こえてきました。さらに聞き耳をたてると、原語で歌うボサノヴァの名曲ウェイブ(Wave)でした。
通常、ボサノヴァは、ささやくような声で歌うことが多いのですが、小気味よい、力強い、女性ヴォーカルです。
さすがにサンバの国のヴォーカルはレベルが高いなと感心し、後で調べたらエリス・レジーナ(Elis Regina)とのことでした。
うまいはずです、ブラジルを代表する女性ヴォーカルとのこと。残念なことに、若くして亡くなっておりました。
特に、Elis Reginaがハーモニカの巨匠ツゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)とレコーディングしたLP「Aquarela Do Brasil」は有名とのことです。
そして、このWaveはクレストフォーシンガーズのステージの変わり目(最初と最後に)必ず演奏される曲でもあります。
1969年録音 Wave 作詩・作曲 Antonio Carlos Jobim 歌 Elis Regina with Toots Thielemans
韓流ドラマ恐るべし(H17.09.19)
先週で終了した韓国ドラマ「悲しき恋歌」を毎週ビデオに撮って観ておりましたが、その挿入歌にL-O-V-Eがあります。
ナットキングコールなど数多くのシンガーが歌っているあの有名な曲ですが、私は、この曲はあまり好きではありませんでした。
(クレストフォーシンガーズのレパートリーでもあります)
特に理由はないのですが、私にとって、逆に気に入る要素のない曲であったわけです。
ところが、知らず知らずに、この韓流ドラマに引き込まれ、気づいたら、このL-O-V-Eという曲に対して、今までにないイメージとでもいうべきものが出来あがっており、今ではどちらかというと好きな曲になってしまいました。
音楽というものが、単に、メロディーと詞と唄い方だけで人間の心に残るのではないということを、再認識させられました。
私は、「悲しき恋歌」の主役のクオン・サンウやキム・ヒソンなどの特別なファンではありませんし、そして、このドラマが日本に無いような素晴らしい作品とまでは思いませんが、なんとなく、ストーリーを追って見続けてしまい、気づいたら、韓流ファンの一員となってしまっている自分に驚いております。
このL-O-V-Eは、現在、リチャード・ギアが出ているテレビCMのバックにも流れております(何のコマーシャルかは思い出せません)
また、昨年ヒットした日本映画「Swing Girls」のエンディングロールにも流れたそうです。
1964年 L-O-V-E Milt Gabler作詩、Bert Kaempfert作曲 歌Nat King Cole
南佳孝のモンローウォーク(H17.07.31)
先日、ラジオで、南佳孝が歌うモンローウォークを久しぶりに聴きました。昔から、彼の歌やメロディーは気に入っておりましたが、今聴いても、いいですね。
日本人では、数少ない、洋楽センスを持ったプロのミュージシャンだと思います。
そして、今、気がついたのですが、このモンローウォークは、曲のテーマがイパネマの娘と同じだということ。
真夏の海辺に現れた、いい女について、男性陣があれこれ、想いを巡らすことがテーマとなっております。
1979年発表 モンローウォーク 作詩 来生えつこ、 作曲 南佳孝 、 歌 南佳孝
セクシーユーとリメイク 歌 郷ひろみ
ローリング・ストーンズのAngie(悲しみのアンジー) (H17.06.19)
昨日、ラジオからローリング・ストーンズの悲しみのアンジー(Angie)が聞こえてきました。
当時、私は、ビートルズは好きでしたが、ローリング・ストーンズは、何か退廃的な感じが強くて、あまり好きにはなれませんでした。
そんな私の、数少ないストーンズの好きな曲が悲しみのアンジーです。落ち着いた静かなロックバラード。
ミックジャガーは、当時、女性遍歴が激しく、そんな中、デヴィットボウイの奥さんのマリー・アンジェラ・バーネットに横恋慕して作った曲だそうです。
ミックが「アンジー」と何回も呼びかける所が、私には、どうしても「エンジェル」に聞こえてしまいます。
1972年発表 Angie(悲しみのアンジー) Rolling Stonesのアルバム「Goat's Head Soup」の中に収録
Are you lonesome tonight?に似た曲君しのぶ宵(H17.03.28)
先日、ラジオで聴いた歌はエルビス・プレスリーのAre you lonesome tonight?にとてもよく似ている曲でした。曲の雰囲気や、メロディー全体の構成がとても似ています。しかし、まねしているので嫌だという感じは不思議としません。とても、ゆったりとした歌い方での女性ヴォーカルでした。
少し調べたら、やはり、大いに関係のある曲であることが判明しました。
曲名は君しのぶ宵(Oh, how I miss you tonight)という曲。歌手はJeanne Blackとのことでした。
Are you lonesome tonight?には、エルビスの人気も手伝って、当時この曲に対する返事の曲、いわゆるアンサーソングが沢山できたのは知っておりましたが、これらは、まったく同じメロディーに詩を変えるものでした。(多分にパロディー的なものです)
Jeanne Blackの歌うOh,how I miss you tonightはもちろんエルビスのAre you lonesome tonight?を意識した返答歌です。しかし、このOh,how I miss you tonightという曲は、雰囲気は似ていても、別の曲です。
この2曲の歴史を調べると、実はもっと昔からの間柄の曲でありました。
さらに驚いたことに、本当の歴史はOh,how I miss you tonightのほうが先にできた曲とのことです。
フランクシナトラはこの2曲ともレコーディングしていたそうです。(ただし、曲の合間の語りは無いそうです)
1925年 Oh,how I miss you tonight Benny Davis作詞、Joe Burke、 Mark Fisher作曲
1926年 Are you lonesome tonight? Roy Turk 作詞、Lou Handman作曲
1960年11月発表 Are you lonesome tonight? 歌 Elvis Presley
1960年12月発表 Oh, how I miss you tonight(君しのぶ宵) 歌 Jeanne Black
Maxine Sullivanが歌うBlue Skies(H17.01.21)
最近、ヒューレット・パッカード社のテレビCMで、時々流れるジャズにブルー・スカイズがあります。
かなり古い録音の女性ヴォーカルのバラードなのですが、実に素晴らしいです。
まさに、これぞジャズヴォーカルといったところです。
現在、このように、とても軽くうたっていて、かつ、味のある、歌い方のできるジャズ歌手は、
まず見当たりません。しかし、私は、この歌手がだれだか分りませんでした。
そこで、少し調べたところ、Maxine Sullivanという黒人の女性ヴォーカルであることが分りました。
1937年デビューとのことで、私は全く知りませんでした。Maxine Sullivan(1911-1987)
ただし、古くからあるジャズの名曲はほとんど歌っていたと思われるので、
私も、歌声は、聴いていたに違いありません。
A Hundred Years From Todayも歌っているそうです。
1938年 Blue Skies Irving Bealin作詞・作曲(1923年発表) Maxine Sullivan歌
「Maxine Sullivan 1937-1938」というアルバムに収録。
音楽とは関係ありませんが、本日、このHP社のCMが流れたTBSのテレビ番組「R30」という番組は
なかなか内容の濃い、今時めずらしいよい番組だと思います。
ロッドスチュアートが歌うFor Sentimental Reasons(H16.12.01)
本日ラジオで、ロッドスチュアートが歌うFor Sentimental ReasonsとEmbraceable Youを聴きました。
たしか、ロック歌手だと思っていたので、こうしたジャズを問題なく唄っていることに、少し驚きました。
もっとも、英国人が英語の曲を歌うのですから、
日本人がジャズを歌うことの難しさ程では、無いのかもしれません。
調べたら、ロッドスチュアートが、ジャズのCDを、出しておりました。
2004年10月16日発売 Great American Songbook Vol.3 Rod Stewart(ロッドスチュワート)
他に、ブルームーンやスターダストなども収録
なお、For Sentimental Reasonsはクレストフォーシンガーズのかあいかづみさんがうたっています。
また、Embraceable Youは、同じく、クレストフォーシンガーズの内田典宏さんのレパートリーです。
1944年 Embraceable You Ira Gershwin作詞、George Gershwin作曲 Nat King Cole
1946年 For Sentimental Reasons Deek Watson作詞、William Best作曲、Frank Sinatra
別名(I love You For Sentimental Reasons)
何気なく聴くフレンチ・ポップス(H16.11.23)
本日ラジオから、めづらしく、フレンチ・ポップスが聞こえて来ました。
かなり、いい感じの出来映え。
ラジオを聞き進めてゆくと、どうやら有名モデルの川原亜矢子さんが歌っているとのことでした。
曲はさよならをおしえて(Comment te dire adieu)。
少し調べたら、川原亜矢子の初アルバム。フレンチ・ポップスの名曲やクラシックの小品を、
フレンチ・ボサ・テイストのアコースティックなサウンドでカヴァーしているとのこと。
時には、フレンチ・ポップスも何気なく聴くと、いいものです。
たしか、岩崎宏美さんの妹、岩崎よしみさんもフレンチ・ポップスを歌っていて、
なかなかいける、と思った記憶があります。
2004年5月21日 発売 川原亜矢子ファースト・アルバム「So Nice」
さよならをおしえて、男と女、ソーナイスなどを収録
1966年 Comment te dire adieu(さよならをおしえて)Francoise Hardy(フランソワーズ・アルディ)
想い出のサンフランシスコ(I Left My Heart In San Francisco)(H16.11.22)
昨日、CNNテレビを観たところ、ニュースショーにトニーベネット(Tony Bennett)が
ゲスト出演していました。
昔、フランクシナトラのショーに出たとき、フランクシナトラから、最もうまい歌手と紹介されたことが
大変嬉しかったと、思い出話をしていました。
1950年レコードデビューして以来、現在まで現役の大物歌手。
代表作は、Just in time、Because of youなど多数ありますが、
私の記憶では、やはり、想い出のサンフランシスコが一番でしょうか。
この曲は1954年に発表され、当初あまりヒットしませんでしたが、
1962年にサンフランシスコのフェアモントホテルにトニーベネットが出演し、好評を博し、
その年にレコーディングして、大ヒット。グラミー賞、最優秀歌手賞を受賞。
1954年 I Left My Heart In San Francisco Douglas Cross作詞、George Cory作曲、
歌Tony Bennett
Skeeter Davisのこの世の果てまで(The end of the World)(H16.09.21)
本日、朝刊にスキーター・デービス(Skeeter Davis)さんが19日に亡くなったとの記事がありました。
我々、団塊の世代の者には、とても懐かしいアメリカン・ポップスの女性シンガー。
代表作はこの世の果てまで(The end of the world)
当時、コニー・フランシスやブレンダ・リーはほとんどの者が知っていましたが、
スキーター・デービスは少し詳しい人でないと憶えていないかもしれません。
私の記憶では、カントリー・アンド・ウエスタンの曲を多く歌っていた印象があります。
私も、The end of the worldは、どちらかといえば、ジュリー・ロンドンの歌のほうが馴染みがあります。
もちろん、このThe end of the worldのオリジナル曲は、スキーター・デービスです。
その後、おおくの歌手がカバーした曲です。最近では、竹内まりあさんもカバーしています。
1963年 The end of the world(この世の果てまで) Sylvia Dee作詞 Arthur Kent作曲
歌 Skeeter Davis
1963年 同 歌 Julie London
これぞほっこりといった曲、Spicks and Specks(H16.07.07)
最近、毎日のようにテレビCMで流れている、サントリーウーロン茶のCMソング、気に入ってます。
ウクレレで、軽快に歌う女性ヴォーカル。ハワイアンのようでもあり、そうでもないような曲。
少し調べたら、なんと、中国人アーティストとのこと。
曲名はSpicks and Specks 歌はamin
aminは、上海の音楽家族の次女として生まれ、父親は、中国で著名な作曲家とのこと。
1-2年前から、日本と中国で半々に活躍中とのことでした。
ラジオでは、これぞ「ほっこり」といった曲です、と紹介しておりました。
Spicks and Specks 2004年7月22日発売予定aminCDアルバム「おなじ空の下」の1曲目に収録。
ジョアン・ジルベルトは電話帳を読んでも、美しく聞かせる!?(H16.07.04)
ボサノバの神様、ジョアン・ジルベルトが10月に日本公演をするとのことです。
日本人の私が、日本語の演歌の歌を嫌い、全く意味の分らない、ポルトガル語で歌うボサノバを
なんて素敵な音楽だろうと感じてしまう、この不思議。
そういえば、かのマイルス・デイヴィスが、
「ジョアン・ジルベルトは電話帳を読んでも、美しく聞かせることができる」
と言ったそうです。同感!
ボサノバのなかでも、特に、ジョアン・ジルベルトの原語にこだわったギターの弾き語りは、
本当に、世界最高の音楽だと思います。
1964年にジョアン・ジルベルトとスタンゲッツが共作したLPレコードには、イパネマの娘も入っていますが
(ジョアン・ジルベルトの当時の妻、アストラット・ジルベルトがボーカルで参加した有名なLP)
この録音の時、スタンゲッツの演奏をジョアン・ジルベルトが気に入らず、
あんな大きな音は、ボサノバではないと、文句をいった、との内輪話は、
私もそう思えて、笑える話ではあります。
Joao Gilberto JAPAN TOUR 2004
THE BOSSA NOVA ~ボサノヴァの神様~
大阪公演 10月2日(土)3日(日) 大阪フェスティバルホール
東京公演 10月6日(水)7日(木)10日(日)11日(祝) 東京国際フォーラム
サラ・ボーンのラウンド・ミッドナイトを聞きました(H16.06.12)
先日、ラジオを聞いていたら、めずらしく、サラ・ボーン(Sarah Vaughan)が歌う
ラウンド・ミッドナイトがかかりました。
歌う表現力がさすがで、実にきめこまかく、歌っています。
ジャズの女性ヴォーカルの大御所といったところでしょうか
この時のDJの解説では、サラ・ボーンとエラ・フィッツジェラルドとカーメンマックレイを
ジャズの御三家と呼ぶそうです。
ビリー・ホリデーは、御三家にははいらないのでしょうか
きっと、彼女の歌を、好きな人も多いが、きらいな人も多いのでしょう。
Round Midnight(ラウンド・ミッドナイト) Cootie Williams, Thelonious Monk 作曲
Barnie Hanighen が後に歌詞をつける
この曲は、演奏でのレコードが多く、当初はRound About Midnightとなっていた。
後に歌詞が付けられた時、Aboutがうまく入らず、Round Midnightとなったとのことです。
有名なアルバムは、Miles Davis “'Round About Midnight” 、Thelonious Monk “Thelonious Himself”
Bill Evans “Bill Evans Trio At Shelly's Manne Hole” など多数
You've Got A Friend(君の友だち)(H16.04.29)
最近でも、時々、ラジオなどで流れる、古い曲に、James Taylor(ジェームステーラー)の
You've Got A Friend(君の友だち)があります。
何気なく、はじまる、歌いだしに、私は、次第に惹きこまれてゆき、結局、最後まで、聴いてしまいます。
私は、ジェームステーラーには、ほとんど馴染みがなく、
この曲を、彼の歌で聴いたのは、ほんの数年前からです。
そして、この曲は、私が社会人になりたての頃、キャロルキングの有名なLPに入っていた1曲です。
当時は、キャロルキングの歌として、この曲を聴いていたわけです。
(実際は、キャロルキングとジェームステーラーは、当時から親友だったそうです)
私としては、メロディーが少し懐かしく、余計に郷愁を感じるのかも知れません。
1971年 You've Got A Friend Carole King(キャロルキング)のLP「Tapestry」に収録
1971年 You've Got A Friend 歌 James Taylor 作詞・作曲 Carole King
ラビアンローズ(バラ色の人生)(H16.03.29)
本日、ラジオから、聴きなれないラビアンローズが聞こえて来ました。
フランス語での、男性ボーカルなのですが、誰がうたっているのか、見当がつきませんでした。
聞き耳をたてて、聴いたのですが、シャンソンを原語で歌っている割には、
あまり上手い歌手とは思えませんでした。
少し調べたら、なんと、映画俳優のジャックニコルソン(Jack Nicholson)が歌ってました。
映画「恋愛適齢期」が公開中で、主演の1人ジャックニコルソンのラビアンローズが、
エンディングロールで流れるそうです。
この映画の中では、色々な歌手達が歌う、ラビアンローズを聴くことができるとのこと。
シャンソン歌手のエディット・ピアフがオリジナル。
現在、テレビ・ラジオで、この映画「恋愛適齢期」のCMが、ながされていますが、
このCMでのバックに流れている曲は、
シャリーン(Charlene)が歌った愛はかげろうのように(I've never been to me)です。
愛はかげろうのようには、クレストフォーシンガーズの坂口昌子さんが、ライブで時々うたっています。
1956年 発表 La Vie En Rose (バラ色の人生) Edith Piaf(エディット・ピアフ)歌、作詞も
テネシーワルツを日本語で聴きました(H16.03.17)
昨日、ラジオを聞いていると、伊東ゆかりさんの歌うテネシーワルツが聞こえて来ました。
伊東ゆかりさんのベストアルバムが最近発売されるとのことです。
そして、この中に、テネシーワルツも入っているとのことでした。
私は、かなり昔から、伊東ゆかりさんの歌うジャズは気に入っておりましたので、
その時々にどんな歌いかたをするのかを、注意深く、聞いているつもりです。
そして、少し前から、気づいていたことに、伊東ゆかりさんは、
最近、ジャズをできるだけ日本語でうたうように心がけているのではないかと、思うようになっていました。
今度発売されるCDでも、このテネシーワルツは、サビの部分を除いて、日本語でうたっています。
伊東ゆかりさんが、何故、ジャズを日本語で歌おうとするのかは、
本当の理由は、私には、知る由もありませんが、私が勝手に考えたところによると、
やはり、日本人が、英語で歌うことの限界を感じたのではないかと思っております。
(私としては、彼女の英語で歌うジャズは、かなりレベルが高いと思いますが)
そして、テネシーワルツを日本語で聴くと、やはり、江利チエミさんを思い出してしまいます。
2004年3月24日発売 GOLDEN☆BEST 伊東ゆかり シングル・アンド・ポップス・コレクション
Miami Beach Rumbaを聴きました(H16.03.09)
先日、ラジオから、なんとも懐かしい、マイアミビーチ・ルンバが流れてきました。
最近では、全く聞いていなかった種類の音楽でした。
(社交ダンスを趣味にしている方は、毎回聴いているかもしれませんが)
社交ダンスには縁のない私ですが、ルンバやマンボの音楽は、
ビッグバンドで聴くと、また、とても心地良いムードある音楽として、私の心にのこるようです。
ルンバやマンボは元々キューバから発生した音楽とのことです。
1930年代 ルンバの王様ザビアクガート楽団の演奏で大ヒット。
Miami Beach Rumba(マイアミビーチ・ルンバ) Xavier Cugat Orchestra(ザビアクガート楽団)
Irving Fields作曲、John A Camacho作詞
フランクシナトラの再来か?(H16.01.07)
昨日、ラジオでマイケル・ブーブレという歌手が歌う、Kissing a foolを聞きました。
DJの紹介では、フランクシナトラの再来、とのふれこみでした。
確かに、本格的なジャズの香りがする、歌い方で、バックのストリングも超一流な音です。
声も悪くないし、けれんみ無く、堂々とした、歌い方は、共感できます。
世界的にみても、男性ジャズヴォーカルは数少ないので、応援したいです。
少し調べたところ、カナダ出身のジャズ、スイング歌手で、すでに、カナダではトップ歌手。
現在、世界的に売れているプロデューサーが強力に推している、本格的ジャズヴォーカリストとのこと。
日本でも1月にアルバムを発売する。
2004年1月21日発売 マイケル・ブーブレ(Michael Buble)1stアルバム 「マイケル・ブーブレ」
ほかにジャズのThat's allや、ジャズではないが少し古い、懐かしい名曲が収められている。
Kissing a foolはポップス・デュオグループWHAM(ワム)の片割れのジョージ・マイケルの
1987年のファースト・ソロアルバムに収められた曲。
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