「こんちわ~おひさしぶり~☆って実はまだ待ち合わせしてる仲間来てねえのよ~。困った奴らだww今日はもう学校終わっちまうぞ~っ。・・・それはそうとなんかさっきから寒くねえか、マリちゃん??」
「そうですねえ~なんだか肌寒いですぅ~。校門で待ち合わせの約束でしたが、一旦教室戻った方がよさそうですね~。・・・??な、なんだか肌寒いと思ったら今度は地震のような振動がしませんか、ギン太さん??」
「ああ、なんかさっきから地面が微かに揺れてる気がするぞっ!」
ズシっ!ズシっ!!ズシっ!!!
「はっ!ギン太さん!!後ろ~!!」
「えっ??なに??後ろ??」
ド~ンっ!!!
「いってえ~・・・・な、なんだこいつ~!?」
「ね、ね、ギン太さん遊びましょ~よっ♪何して遊ぶ??かまくら作り??雪合戦??」
「だあ~っ!!!!お、お前誰だよっ!!」
「ゆ、雪だるまがしゃべったっ!!こ、これは世界7不思議の一つと言っても過言ではありませんよ~っ!!!」
「てか、いま雪だるまの季節じゃねえぞ~。どっからやってきたんだよ~。」
「だ、だってわたし、去年の生き残りなんだもの♥去年からずぅ~っと溶けないで今日まで生き続けてきたの♥
ギン太さんと遊びたくって♥」
「俺今年『あがつま学園』入学したんだけど~なんで俺のこと知ってんの??」
「ひ、ひどいっ!!ギン太さんったらもう忘れたの??去年のクリスマス、おうちのお庭で私を作ってくれたじゃない!!名前まで『ゆきこ♥』ってつけてくれて、写真まで二人で撮ったのに、あのクリスマスの二人の思い出を忘れたって言うの!?ひどいっ!!ひどすぎるぅ~!!」
「ああ~・・・、なんかそんなこともあったっけ??」
「ギン太さん、真面目に思い出してあげなきゃ、ゆきこさんお可哀そうですぅ~」
「ちょっとっ!!なによっ、この女!!私のいないほんの数カ月の間に彼女作ったっていうの!?きぃ~っ!!!くやしいっ!!!くやしいわっ!!!このこのこの!!!!!」
「な、なんだよ~ご、誤解だって~!!そんなんじゃねえし~」
「うるさいっ!!おだまりっ!!!男の言い訳なんて見苦しいのよっ!!!この私の愛の雪玉を受けてみなさいっ!!!このこのこのこの~っ!!!!」
「け、喧嘩はやめるのでありますよっ!!ぼ、暴力では何も解決しないですよ~っ」
「うるさいわねっ!!!あんたが原因なんじゃない!!!二人まとめてこのこのこのこの~っ!!!!!!」
「お、おちつけって!!は、話せばわかるから~!」
「うっさい、うっさい、うっさいのよお~っ!!!来年こそ、もうちょっとやせて見返してやるぅ~っ!!!!」
「ぎゃああ~っ!やめてくださあ~い」
「こ、今回も仲間に会わせられなくてごめんな。お、俺はとりあえず、ゆきこの誤解を解くからさっ!次回は大丈夫だと思う!じゃ、じゃあ今日はこの辺で~」
「勝手に終わってんじゃないわよっ!!!きぃ~っ!!!!」