自由奔放な人々の狂詩曲

重苦しい世の中でも、心は自由奔放であり続けたいと思い、ブログを書いていこうと思っています。

残像に口紅を が、話題に

2021-09-26 23:58:33 | 文学
こんにちは
ブルーバードです。

小説家の筒井康隆さんの作品が
たいそう話題になっているそうですね。

その作品は
残像に口紅を

世界から言葉が次第に消えていきます。
最初は「あ」が消えます。
「あ」の音が使えなくなるのです。

登場人物は気が付かないのですが
だれも「あ」を使いません。

ですから、この小説では最初から

朝も愛も秋も味も雨もありません。

「ありません」もありません。

消える音が徐々に増えていきます。
考えてみると怖い小説です。