循環無端~cycle endless~

土を耕し野菜を栽培する。栽培した野菜を発酵作用等で加工し、食す生活を夢見ています。

雪代轟々の岩木川

2018年03月10日 07時10分43秒 | 徒然なるままに(日記)
3月10日(土)曇り 最高気温予報3℃

 昨日の大雨が全国各地にまた被害を与えている。津軽はそんなに被害の出る状況ではなかったが、
それでも家の周囲の雪の壁がかなり融けている。

 午後前理事のIさんが入院しているK病院の緩和病棟を評議員のAさんとお見舞いに伺った。

Iさん(69歳)はAさんと同じ高校の同級生で、これまで海外旅行も一緒に4回も出かけたという仲良しである。
何よりもAさんは20台で車の事故で失明して、誰かの介添えがないと生活も不便である。聞けば奥さんも、
緑内障で大変な状態と聞く。

 Iさんは入院して約4か月がたつといい、病状も治療の成果なく緩和病棟に1週間前に移されたらしい。
心臓手術やら、癌の手術なども過去に経験しており、今回はかなり癌が全身に広がっているらしい。

 昨日は比較的状態が良いのか、ベッドサイドに座っていたし、会話もある程度できたので、
少しホッとしている。

 しかし身体は徐々に衰弱してきて、食事ものどを通らなくなっており、また本人の話によればDrとも、
点滴などの延命治療はしないことを確認済みだという。

 大柄な体のIさんではあるが、すっかり肉も削げ落ちてあばら骨が浮いて見えた。
日和見感染の蜂窩織炎や緑内障の金が体内に入って、潰瘍ができているとのことで、
足の踵やつま先にも訪台がまかれていた。

 この日は消防訓練がPM3時からということで、早々に退散予定が長引いてしまった。

 Aさんと病院内のコンビニのコーヒーを飲みながら近況を交換した。
 Aさんは目が見えないほかは薬も服用しない健康体らしい。
 かつて(15年ほど前)Aさんの人生ドラマを再現した福祉劇「全盲のマラソンランナー物語」を1時間物で
上演したことがきっかけで、今は法人の評議員をお願いする中となっている。

 Aさん:Iさんは人格者で、良い人だから、早くいくんだろうなあ。

私:私もAさんもその心配はないですね。
  それにしてもあの世には知っている人もたくさんいて、寂しくはないですね。
Aさん:石原裕次郎や友人たちもそれなりに入るから楽しいかもな・・・