東南アジアの中心に位置するマレーシアはマレー半島とボルネオ島の一部の
サバサラワク州からなりたっています。
国土は日本の9割弱の広さで約60%が熱帯雨林。
2800万人の国民が、マレー系、中国系、インド系、
そして多数の先住民族で構成されている多民族国家なのです。
それぞれの民族が持つ宗教、生活習慣が独特の文化を生み、
マレーシアの魅力を作り出しています。
それぞれが、マレー語、中国語、タミル語、そして多民族国家の
共通語としてマレーシア人のほとんどは英語を話します。
なんと、だれでも2~3カ国語を話すことができるのです。
「語学はコミュニケーションのツール」であるということを
身をもって教えてくれるまさにグローバルな国なのです。
そんなマレーシアの教育制度について調べてみました。
初等教育は
7歳入学で6年間、マレーシア語、中国語、タミル語をベースに
する学校に入学、それぞれカリキュラムも違っている。
卒業時点でUPSR(学習到達度を計る統一試験)がある。
数学、英語、マレー語(必須)
これに中国系、インド系は中国語、タミール語の試験がある。
中等教育は
セカンダリースクールで5年制
3年次にPMR(中等教育評価)の試験、マレー語や英語など
5年次に全国統一試験のSPMテスト(中等教育修了資格)があり、成績で
進学か就職に分けられる。
一定の成績でないと進学できない。成績に基づいて入学審査がされ、
その後の進学ルートや履修年数に差が出てくる。
高等教育は
・カレッジでディプロマ取得コース2年
・米国大学編入をめざすAPPコース
・大学準備のためのコース1年
SPMテスト成績優秀者はForm6コースからSPTMを受け国立大学へ
国立大学は全国で20校。プミプトラ政策によりマレー人が優先入学。
マレー語で授業。
従って中華系、インド系は海外留学、または私立カレッジへ行く。
私立カレッジは50校あり英語で授業する。
海外大学を受験資格するための各種コース
Pre-Uプログラムがある、
日本人が入学することのできる
私立大学については次回に詳しく説明します。