チェコ・フィル ファンの日記

クラシック音楽の演奏会やCDを聴いた感想をアップしています。 クラシックファンが1人でも増えることを願いながら。

チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団日本公演(2019)

2019-03-05 13:00:15 | Concert Reviews

チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団日本公演(2019)



チャイコフスキー 歌劇「エフゲニー・オネーギン」より“ポロネーズ”

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番(ピアノ:アリョーシャ・ユリニッチ)

ソリスト アンコール曲

ドビュッシー 「夢」



チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」



指揮:レオシュ・スワロフスキー



チェコでプラハに次いで大きな都市ブルノの名オーケストラが2年ぶりに来日しました。

指揮は90年代に首席指揮者を務めた現代チェコを代表する指揮者のレオシュ・スワロフスキーさん。

スワロフスキーさんは大阪交響楽団やセントラル愛知交響楽団でポストを持っていたこともあり、日本でもお馴染みの指揮者です。



ブルノ・フィルの演奏は2013年11月、同じくスワロフスキーさんの演奏でお国ものの「新世界より」を聴いたことがあります。

チェコ訛りというか、しみじみと郷愁を誘うような演奏を想像していたら、とても洗練された響きで驚いたのをよく覚えています。



この日も第1音から「巧い!」と感じる演奏でした。

スワロフスキーさんの演奏は正々堂々の直球勝負で、聴きながらあっと驚くようなところは全くなし。本当に安心しながら、チャイコフスキーの名曲を隅々まで楽しむことができました。



スワロフスキーさんの指揮姿も力みのない優雅な振り方。

チェコの名指揮者だったヴァーツラフ・ノイマンさんとズデニック・コシュラーさんお2人共を師とするだあって、この名指揮者達のお姿を思い出し、懐かしい気分にもなりました。



演奏そのものとは関係ないのですが、今回の公演チラシは、普段テレビでもあまりお目にかかることのないブルノの聖ぺテロパウロ教会の写真が大きく写っていて、チェコの名オーケストラをお迎えする気持ちが高まり、とても気持ちが良かったです。



名曲の名演奏が聴け上に、オーケストラの響きもホールの響きもすごくよかった。

それは本当に良かったのですが、ホールの響きが良かったのは、客の入りの悪さが貢献していると思います。1700人入るホールの半分も入っていなかったのではないでしょうか。

大阪という土地柄、超有名なオーケストラではないこと、ほか色々と要因はあるのでしょうが、本当に残念で、オーケストラの皆さんに申し訳ない気分です。



数々の本当の名オーケストラを招聘している今回のマネジメント会社の光蘭社さんには、次回も何とか、ブルノ・フィルの来日を実現させて頂きたいと思います。



(2019.2.23 大阪 ザ・シンフォニーホール)





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