山田×樫本×センチュリー、”夢の響宴”
指揮:山田和樹
ヴァイオリン:樫本大進
サン=サーンス
ヴァイオリン協奏曲 第3番ロ短調Op.61
ソリストアンコール
J.S バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番第3楽章ガヴォット
チャイコフスキー
交響曲 第4番へ短調Op.36
アンコール曲
アザラシヴィリ:ノクターン
日本の若手指揮者でいま最も世界中を駆け回っている山田和樹さんと、ベルリン・フィルの若きコンサートマスターの樫本大進さんと、日本でトップレベルの実力を誇る日本センチュリー交響楽団の一夜限りの共演。
会場はもちろん満員で、しっかり音楽に集中しようという客の熱気が溢れていました。
樫本さんの演奏を聴いてまず思ったのは、音が重厚で極めて落ち着いていて、超絶的とも言えるほど心地良いことでした。
技巧ももちろん超絶的なのでしょうが、これだけの安定感、安心感があると、超絶技巧をことさら強調することもなく、完全に樫本さんの音楽観、時間、世界の中で、この美しい曲を表現しているようで、全幅の信頼を持って聴いている側は、一瞬で樫本さんの世界引き込まれ、あっという間とも言える感動的な体験をすることができました。
チャイコフスキーの交響曲第4番、山田さんの指揮姿は若々しくて、大袈裟な振りは一切なくて、聴いている方にも分りやすいのが見事でした。
終始少しゆっくりめのテンポの中、曲のどの部分、どんなに細かい部分をとっても、「巧い」。クラシック音楽ファンなら誰もが知る名曲の、名曲である理由を完璧に紹介し、説明してもらったような気分でした。第4楽章で繰り返し現れていちばん盛り上がる第3主題の冒頭で3回、リテヌートというのでしょうか。分りやすい指揮(指示)と共に急にテンポを落とし、ステップを踏むように演奏していたのは、一瞬ハッとするもののすぐに自然に受け入れられ、ただでさえ強い記憶に残るきょうの演奏会が、より印象的なものになりました。
終演後の拍手は、ザ・シンフォニーホールでは聴いたことがないほど凄い音量でした。
またアンコール曲はもちろん初めて聴く曲でしたが、優美かつ素朴なメロディの連続で、いい曲でした。
本当に凄い演奏会だったのですが、これを実現できたのは日本センチュリー交響楽団の演奏だっらからということも忘れてはいけないと思います。
(2018.2.13 大阪 ザ・シンフォニーホール)
指揮:山田和樹
ヴァイオリン:樫本大進
サン=サーンス
ヴァイオリン協奏曲 第3番ロ短調Op.61
ソリストアンコール
J.S バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番第3楽章ガヴォット
チャイコフスキー
交響曲 第4番へ短調Op.36
アンコール曲
アザラシヴィリ:ノクターン
日本の若手指揮者でいま最も世界中を駆け回っている山田和樹さんと、ベルリン・フィルの若きコンサートマスターの樫本大進さんと、日本でトップレベルの実力を誇る日本センチュリー交響楽団の一夜限りの共演。
会場はもちろん満員で、しっかり音楽に集中しようという客の熱気が溢れていました。
樫本さんの演奏を聴いてまず思ったのは、音が重厚で極めて落ち着いていて、超絶的とも言えるほど心地良いことでした。
技巧ももちろん超絶的なのでしょうが、これだけの安定感、安心感があると、超絶技巧をことさら強調することもなく、完全に樫本さんの音楽観、時間、世界の中で、この美しい曲を表現しているようで、全幅の信頼を持って聴いている側は、一瞬で樫本さんの世界引き込まれ、あっという間とも言える感動的な体験をすることができました。
チャイコフスキーの交響曲第4番、山田さんの指揮姿は若々しくて、大袈裟な振りは一切なくて、聴いている方にも分りやすいのが見事でした。
終始少しゆっくりめのテンポの中、曲のどの部分、どんなに細かい部分をとっても、「巧い」。クラシック音楽ファンなら誰もが知る名曲の、名曲である理由を完璧に紹介し、説明してもらったような気分でした。第4楽章で繰り返し現れていちばん盛り上がる第3主題の冒頭で3回、リテヌートというのでしょうか。分りやすい指揮(指示)と共に急にテンポを落とし、ステップを踏むように演奏していたのは、一瞬ハッとするもののすぐに自然に受け入れられ、ただでさえ強い記憶に残るきょうの演奏会が、より印象的なものになりました。
終演後の拍手は、ザ・シンフォニーホールでは聴いたことがないほど凄い音量でした。
またアンコール曲はもちろん初めて聴く曲でしたが、優美かつ素朴なメロディの連続で、いい曲でした。
本当に凄い演奏会だったのですが、これを実現できたのは日本センチュリー交響楽団の演奏だっらからということも忘れてはいけないと思います。
(2018.2.13 大阪 ザ・シンフォニーホール)
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