山陰3日目は激しい雷雨で目が覚めました。西日本各地に大雨警報が出されていて、あいにくの一日です。
気を取り直してホテルでしっかり朝食をいただき、ワイパー強で出発です。
ところが、萩城跡に着くころには雨は小降りになり、途中で青空が見えてきました。なんという運の強さ。
萩城は、関ヶ原の合戦で敗れて広島から移された毛利輝元が築いた城で、長らく長州藩の拠点でした。
明治に入って取り壊されたため、今は天守閣などは残っていませんが、城跡一帯は国の史跡に指定されていて、
私たちが訪れる少し前には、NHKの次の大河ドラマ「花燃ゆ」のロケも行われたそうです。
白壁と石垣。江戸時代の面影を残す萩の街並みはどこも素敵です。伝統的建造物群保存地区の中でも、ひときわ立
派な長屋門が特徴の萩博物館に足を運びました。
吉田松陰、高杉晋作、伊藤博文らを輩出し、幕末維新に大きな影響を及ぼしたのが萩。小さな町の大きな業績を、多
数の資料や展示物で説明する萩博物館は見ごたえ十分。これは高杉晋作の銅像です。
見所の多い萩だけにもっとゆっくりしたかったのですが、この日は岡山まで行く予定。先を急がなければなりません。
萩を後に、島根県の津和野に向かいます。山あいの道を約50キロ、1時間半ほどのドライブの後、最初に森鴎外記念
館に立ち寄りました。
明治の文豪森鴎外はここ津和野の出身で、記念館の隣には旧宅もあります。
山陰の小京都と呼ばれる津和野。中心部には趣ある建物が残り、錦鯉の泳ぐ堀割がゆっくりと流れています。
名物の「うずめ飯」をいただきました。一見、お茶づけのように見える丼の中に豆腐や椎茸などが埋められて
います。質素倹約の時代に、お役人の目をごまかすためのアイデア料理だったのだとか。
国道187号線をひたすら走り、六日市インターから中国道に乗ります。ここから先は広島道、山陽道と乗り継ぎ
約280キロ離れた岡山市へ。
約4時間走って、やっと岡山到着。遠かった~。
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