銅管はさびて、緑青というものができます。
緑青は、銅の表面にできるさびの一種です。
お寺の銅屋根に天然の緑青ができているのを見たことがある人も多いでしょう。
どんなに強い雨が降っても、緑青は溶けないといわれています。
銅の表面を覆った緑青は、銅を守る役割を果たすといいます。
銅の特徴ともいえるもので、緑青で中毒になるというものではありませんが、トイレなど外観上気になる場合は、掃除をまめにする、水分を残さないなどで、ある程度防ぐことはできます。
銅管における緑青は、穴が開くことはまれで、気になるときはブラシなどでこすってあげると、きれいに落ちることも知られています。
銅管の腐食が心配な場合、最初の設置の段階で、業者に良く確認をしながら、銅管を選択する必要があります。
腐食が原因で漏水が発生する場合、住宅新築後15年以上が経過するなど、経年劣化による場合も多く報告されています。
また、水質や水の温度、流速など、他の要因が複合的に作用して発生するとも言われています。
耐孔食性のある管種を選定することが、腐食を防ぐための重要なポイントになります。
新築でマイホームを建てる場合は、こうした配管の素材などにも気を配ると、大事に暮らしていけるマイホームになることでしょう。