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933style的な日々4

teacupからの引っ越しです。

チタン製サイドスタンドの装着その2

2023-05-29 14:27:26 | フレーム周辺

私のZRX1100の場合、ワンオフ製作部品が多く、純正のサイドスタンドや純正取付ボルトの寸法を参考に製作しています。

寸法公差がなるべく最小で機能する様に仕上がっていますので、ワンオフパーツ同士の組み合わせだと、特定の条件下ではうまく機能しなかったり

動作性に問題が出たり・・・思う様にいかない事も度々出て来ます。

 

前回のチタン製サイドスタンドの装着から大分時間が経過してしまいましたが、天候の巡り合わせが悪くて休みの日に雨が降る事が多く

中々検証する事が出来ずにおりましたが、今回はその続きになります。

 

まずは、チタン製サイドスタンドにワンオフ製作の取付ボルトが奥まで入らない件。

どちらも純正部品の寸法を参考に製作しているので机上の計算では問題無いはず(いままでのステンレス製サイドスタンドも問題無し)

ところが取付ボルトが奥まで入らず途中でボルトが入らなくなってしまいました。

どうやら穴の中心がほんの少しズレている様で、取り付けボルトと穴の側壁が物理的に接触しています。

 

これはチタン製サイドスタンドの穴径を12mm→12.5mmに拡げる事で対応出来ました。

ドリルは鉄工用で充電式ドライバーにも使えるタイプがホームセンターに有りましたのでこれを使いました。

穴を開けた後のバリは引っ掛かりが無い様に入念に仕上げました。

 

続いてフレーム側のサイドスタンド取り付け部分の件。

サイドスタンドを取付するこの部分のフレームは鋳造で作られている様に見えます。

矢印で示した辺りは、本来ならば寸法的には何処にも干渉する事が無いのです。

故に車両の個体差により数mmの変動は有るものと推測出来ます。

 

チタン製サイドスタンドがフリーの状態では動作に問題が無かったのですが、スプリングを掛けた状態の動作では

動きが若干悪く、フレーム側の物理的な干渉が有りましたので、ヤスリで少しフレーム側を成形しました。

 

続いて、チタン製サイドスタンドの地面への接地面が少し浮いている件。

バイクを止めている地面にコンクリート板を置いてまして、このコンクリート板が傾いているのか?

今までよりもサイドスタンドの接地面の面積が拡大した事により、少し浮いた状態になっているのか?

数日間、考えまして一つの仮説を立てて検証してみました。

 

仮説と言うほど大げさではありませんが、チタン製サイドスタンドを掛けた際にフレーム側のストッパーに当たりますが

この位置を調整する事で、サイドスタンドの接地面が平らになるのではないか?

この方法ならチタン製サイドスタンドも最小限の加工で対応出来るのではないかとおもいまして、厚さ約1mmのワッシャーを挟んでみました。

 

その時のサイドスタンドの接地面は・・・浮いている所がほとんど無い状態でした。

 

と言う事で、チタン製サイドスタンドを急遽手直しして頂きました。

フレーム側のストッパーに当たる部分のチタン製サイドスタンドを溶接で盛り上げて、その後、約1mm程度の高さまで整える加工が施されています。

まあ、組み付けてしまえば見える部分では無いですが。

 

自宅以外の場所でもチタン製サイドスタンドの接地面に状態を確認しました。

アスファルトでは無く、有料道路の海沿いのパーキング駐車場でコンクリートです。

地面との接地面も浮いている様子は無く問題無いみたいなので改良は成功です。

 

チタン製サイドスタンドは幾つか改良したのでver.1.2辺りでしょうかね。

 

部品の組付けに関しては、私自身も備忘録としてブログに残す場合もあれば、残さない場合もあるので一概に何とも言えませんが

すんなりと装着出来るケースは少なく、ワンオフ部品が多ければ多いほど簡単には装着出来ないと思って間違いないと思います。

なるべく整備性が損なわれない様に工夫したり、考えたりはしていますがこれが難しいところです。

 

 

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