knoblog

knob+blog=
経営・読書・映画・などなど、興味あることを書いてます。

レバレッジリーディング。

2008-08-28 00:02:55 | books
本田直之著。

レバレッジ、といのは投資とかのときに出てくる専門用語です。
てこ(レバー)の原理、と例えることが多いようです。

てこ、というのは、小さい力で大きなものを動かすためのもの。
そこでこのレバレッジ、というのは、少ない元手(お金)でたくさんのお金を運用する、ということを言います。

例えば、1億円の現金で投資しようと思ったけど、そのお金を担保に銀行からもう2億円借りてきて、合計3億円で投資することにする。

その場合のレバレッジは、

   (1億円(元手)+2億円(借金))/1億円(元手)×100=300%

という計算になります。

考え方としては、少ないお金をちびちび運用するよりも借金してでも、儲かる話にくびを突っ込んだほうがいい、というものです。


話がそれましたが、それで、このレバレッジリーディングってのは、
  
     本を読むこと=自分への投資

という考え方に基づいて、本を読むことは儲かるための最も効率のよい投資(リターンは給料や報酬)だと筆者は結論付けています。

あくまで、この場合の本ってのは、ビジネス書、ですがね。





プロフェッショナルマネジャー。

2008-08-25 23:39:19 | books

最近読んだ本の中で、最も面白いと感じた本。
ハロルド・ジェニーン著。ITTというアメリカのコングロマリットを成長させた辣腕経営者の回想録。

誰もが絶賛する本ですが、帯にユニクロの柳井さんが載ってることもポイント。

さて、僕も感じていることをこういう名経営者も言ってると、うれしくなります。以下、一例。

 ビジネスの世界では、誰もが二通りの金貨-「金銭」と「経験」-で
 報酬を支払われる。金は後回しにして、まず経験を取れ。

うちの会社が給料が安い(やってる仕事の価値からするとこんなもんなのかもしんないけどね)けれど、沢山の経験をさせてもらえる。豊かな経験があると、たとえ会社がつぶれても、雇ってくれるところは沢山ある。
だけど、今給料が高い会社に入って末端の仕事ばかりやってた場合、くびになったら、たとえ給料の安い会社でも雇ってくれないかもしれない。

これは極論だけど、言ってることは間違ってないと思う。

また、今、個人的にアカウンティング(会計)を勉強してるけど、学べば学ぶほど数字の大切さというものが分かる。今までは数字の羅列でしかなかった有価証券報告書がこんなにも意味をもったものだったのか、と知る、まさにパラダイムシフトの経験をしている。

本書の中にも数字について書かれていることがあり、それがまさに今、僕が学んでいることを実践し、成功させたヒトの体験談として出てくると説得力が違う。

ビジネスに興味があるなら、ぜひ一読あれ。

バンテージ・ポイント

2008-08-25 23:38:47 | movie
アメリカ大統領射殺事件を8人の視点から描いた作品。

こんだけグルになってりゃなんでも出来そうな気がするね。

エンディングはいかにもアメリカ映画、なハッピーなものでした。
アメリカ人はやっぱりヒーローが好きなのかね。

面白いですが、レンタルショップでは新作です。
得るものは何もないですが、スカッとしたいヒトにはぜひ。

プラダを着た悪魔。

2008-08-19 23:40:37 | movie
今となっては誰もが知ってる映画でしょうが、まだ観てなかったのでようやく観ました。

実世界で言えば、多分「ヴォーグ」に相当する出版社の編集長と、編集長の秘書として就職したおしゃれに興味のかけらもなかったエリートの女の子の話。いろんなデザイナーの服が出てくるし、観てるだけでも楽しくなるような映画、だと思う。

生活スタイルが根本的に異なってたら、そもそも恋愛なんて出来ないものなのかもしれないね。とにかく、かなり完成度の高い映画だと思います。

まだの方はぜひ。

ミュンヘン。

2008-08-18 00:05:10 | movie
スティーブン・スピルバーグ監督作品。

ミュンヘンオリンピック時に起きた、武装ゲリラによるイスラエル人殺害事件を題材にしたノンフィクションに近い作品。

単一民族国家で島国の日本に住んでると、人種、というものについて考える機会が少ないですが、ドイツ在住の知り合いは、職場のオーストリアまで車で30分、イタリアまで2時間、フランスまで1時間とか、いろんな国、言葉、人種に囲まれて育ったそうです。

パレスチナとイスラエルのジレンマがオリンピックという平和の祭典中の悲劇という最悪の形で表される、悲惨な状態です。

現在も、開催国の中国では、様々な人種問題が繰り広げられ、また近隣国のロシアでも同様の事態。

満ち足りてる日本にいては電波で報じられるくらいであまり感じないことですが、自分の国がない、帰る国がない、という民族には、アイデンティティともいえる国家の樹立という問題は、何よりも大切なことなんだと思います。

依然、坂の上の雲を読んでいますが、本当に日本はロシアに勝ってよかった。歴史にIFはないけれど、数々の偉人のお陰で今の満ち足りた生活があるんだなと思います。