トリマーさんのＫＡＭＡＴＡを研ぎました

最近のヒットは、きゃりーぱみゅぱみゅさんですが、

きゃりーさんって、世界で音楽デビューしていて、

ノルウェーあたりで、No1になったようです。

きっとノルウェー人は、

日本人＝ぱみゅぱみゅ

みたいな方程式がでているんだろうなぁ。


さてさて

今回は、「ＫＡＭＡＴＡ」というメーカーのハサミです。

初めて研ぎました。

山手線の駅の蒲田と関係があるんでしょうか？


7.5インチのハサミです。

ハンドルはオフセット。

理容でよく使われる、オーソドックスな刈り込み鋏です。

昔のハサミです。

よく

「おばあちゃんから、鋏をもらいました。

昔のものだけど、『いいハサミ』だと言われました。」

とのことで研ぎの依頼を頂くことがあります。


昔のいいもの

ってどのくらいいいのでしょうか？


今の一般的なものと、昔のいいものを比べてどうなのでしょうか？


僕は、今のものの方が圧倒的にいいと思います。

それだけ、時代がすすんでいるということなんでしょうか。

一般的に今のもののほうが、精度が高いし、よく切れます。



が、

ごく稀に昔のいいものがあります。

今回のものは、まさにそれ！


ひとつひとつの細かいところまで、

丁寧に作られていて、

当時の環境や技術を考えれば、かなりいい仕事を感じます。

ある意味、時代を超えた感動すらありました。

とてもいいはさみです。

思わず、手を合わせたくなる鋏でした！

KIKUI60を研ぎました

たぶん、胃の風邪をひいてます。

こんなときは、何事も弱気になってしまうものです。

普段は、放射線のことなんて気にしていないし、何10年後も関係ないと信じ込んでします。

が、調子が悪くなると、そう信じることはどうなんだろうか？とつい考えてしまいます。

やはり、健康な体は大切ですね。




さてさて、

今回は高橋さんのハサミです。

シンプルなメガネの６インチです。

高橋さんいわく「最近、ザラザラしたきた・・・」と。

毎日はさみの刃を触っているそうです。

すごいですね。

自分の道具に関心を持つというのは、プロとして素晴らしいですね。

尊敬します。


逆に

「わたし、どんなハサミでもいいの。100円ショップのハサミでもいい！」という方がいらっしゃいました。


仮に僕が、こんな風に言ったらどうでしょう？

「研ぐなんて、腕なんだから、何だっていいんだよ！
100円ショップの紙やすりで充分！」


コワイですね！
絶対研ぎに出したくないですね。

このハサミの最大の特長は、材料。

このハサミには、ｃｏｂａｌｔと表記されていますが、一般的にステライトと呼ばれているものです。


一番のメリットは、錆びない！

錆びているものを見たことがありません。


逆にちょっと難しいのは、

　刃付け

鋭すぎる刃をつけてしまって、ひきちぎる感じが強くなって、切れなくなっているハサミを良く見ます。


切った感じは刃のつけ方で、かなり変わるタイプのハサミです。


あっ。

あと、曲がりやすいです。

床に落としたりして、打ちどころが悪いと、、イッてしまします・・・

ハサミはみんな落としたりすると良くないものですが、このハサミは特に注意するといいですね。

jowell E-40を研ぎました

さきほどメールを開いたら、

中国からハサミの売り込みメールが来てました。


値段は書いてなかったけど、50丁くらいで1丁5000円くらいかもしれません。

でも、強気に買い叩くことができたら、1000円以下なんじゃないでしょうか？


業界の裏事情を書くと、問題です。

だから、テキトーです。


ちなみに日本で、5,000円～30,000円で販売されているのを見たことがあります。

切れるか、どうかの判断は使い人が決めることだと思います。


僕が美容師だったら、きっと、おさわり　もしません。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑お約束のツッコミポイント！



さてさて

jowell E-40を研ぎました。

日本の老舗メーカーさんです。

メガネのセニングです。

40目です。

一般的にメガネは静刃なのですが、、、

（櫛刃が上になるように作られているのがほとんどです）

逆刃になっていますね。

珍しいです。


指穴にリングを入れてますね。

左にはリングを2重にされていらっしゃいます。

こんな風にするのもＯＫですね。


コンパクトでバランスのいいハサミでした。

”超硬”なハサミを研ぎました

♪　つーけまつげ～　つけまつげ～


もしも、きゃりーぱみゅぱみゅさんと会ったら、

「こんにちは、きゃりーぱみゅぱみゅさん」と挨拶するべきか、

または、

「こんにちは、ぱみゅぱみゅちゃん！」か、

またまた、

礼儀正しく、

「きゃりーさん、こんにちは！」がいいのでしょうか？

どれでも、しっくり着ません。


とはいっても、

キャリーさん以外は、カミカミなので、きゃりーさんですね。

そんな堅苦しい話は置いといて・・・



裏側からの写真ですが、

ねじのところ。

「超硬」って書いてあります。

かたい話です(笑)

このハサミは超～～～～～かたいーーーー！

という意味かもしれません。


が、


ぜんぜん硬くありません。


2012年現在、硬いというよりは、むしろ柔らかい方です。

昔は硬かったのかもしれませんね。


時は流れています。


ちょっと繊細なハサミなので、厚切りは不得意かもしれません。

ちょこちょことカットするような使い方がよさそうです。