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10月に想うこと(秋明菊編)

2020-10-15 10:44:07 | 日記

 庭の秋明菊が満開を迎えた。

今年は猛暑の時期が長かったせいか、1ヵ月ほど遅い。

 貴船菊

20年近く前に京都の貴船神社で咲き乱れているその花を初めて見たとき、一目惚れした。

色はピンクや白がおもで、種類が意外に多い。

シュウメイギク ルフィア

家に咲いているのは”ルフィア”という種類。ピンクの濃淡の5枚の花弁で(額が花弁化したもの)花弁の長さがまちまちで、濃いピンクの花弁は短く、薄ピンクのそれは長い。歪な形をしているがそれがまた個性的に思える。

5人家族だったので(うち2人は結婚した)5枚の花弁を5人の個性に見立てて、いとおしく思えた。太陽にその身を向けている姿がなんともいじらしく、明るく笑ってるように見える。

早い年だと8月中旬に開花宣言をする。大体、お彼岸の頃が満開という年が多い。

主人の父の命日と重なるので、なんだか感慨深く満開になると、私の心まで染められるようだ。

彼岸花も艶やかだが毒があるせいか、負のイメージもつきまとう。かたや秋明菊はどこまでも明るく、陰のイメージは感じない。

毎年初めて咲いた花を写真に収め、ファミリーと高校時代の友達のライングループに送る。

毎年決まって、「私の好きな秋明菊が咲きました」のコメント入り。

それから3~4週間して今度は「満開になりました」との報告。

毎年同じことを2、3年続けているので、定期便のようだ。

「またか…」、「毎年変わり映えもせずに…」と内心思っているかもしれないが、私にとっては日常の中のささやかなニュースだったり、励みだったりする。毎年、心優しく、何人かが返信して話につき合ってもらえるのが、また嬉しい。

今年はブログにまで書いて、僅かでも日本中のどこの誰かも知れない方に読んでもらえたら、嬉しさも一入だ


今年を振り返って

2020-10-13 12:25:14 | 日記

今年も残り2か月余り。

このお正月にこの一年でやってみたい(挑戦したい)ことを考えて手帳に書き留めた。

・名古屋、堀川の屋形船乗船-----サムライクルーズ

・長良川でラフティング(昨年ネパールでパラグライダーを経験したので、空の次は川のアドベンチャー)

ところが早くも2月の時点で二つともコロナ禍でアウト。望みは限りなく0に近くなった。

でも、何もしなかったわけではない。いろいろ新しい初めての体験を結構がんばった。(私にしては…)

5月の連休の時はタブレットを新調した。7インチのおばあさんタブレット(動作がものすごく遅い)をスマホ+10インチタブレットの二つ使いに替えた。両方の初期設定とライン等のアプリの設定、加えて姉の勧めでシムカードもラインモバイルに換え、速く快適にネットを楽しめ、通信料も主人と2人で千円安くできた。

クロームキャストにも繋げ、当然の流れでプライムビデオを喜んで見ている。

全くのアナログ派の私は、IT関連の作業をするときは拒否反応から毎回、いまだに心臓がドキドキする。でもだれにも頼れない。仕方なくグーグルやユーチューブを先生にして調べまくり、サポートセンターに電話をしまくり、何とか使えるようになる。世の中には親切に事細かく解説してくれる人がなんと多いことかと、そのたびに感謝して、繋がった時の喜びで小躍りするくらいだ。

そのほかには漫画嫌いだったのが、大人向け(古代歴史もの)コミックに出会う機会があり、ヤフオクで買ったりして、趣味の域が広がった。

通勤時にはユーチューブの音声のみで、武田鉄矢の今朝の三枚おろしや、好きな桂文珍さんの落語を聞いて、渋滞のイライラをほとんどなくしている。おかげでモバイル通信量が契約のギガ数では足りなくなってきた。

新しくしたといえば、冷蔵庫。20年使っていたとは思いもよらず、最新の冷蔵庫の4倍の電気代を払っていたと知った時、ちょっとショックだった。

エディオンで下見だけのつもりが、ジャパネットたかたで今日広告に出ていた価格よりさらに安くすると聞き、即決。野菜室も今まで通りの真ん中にあり、乾燥が防げる設計になっているそうだ。中に入っているものも見つけやすく、大満足 店頭価格より5万近く安く買えた

数年前に一度挫折したブログ投稿も再挑戦して、これで6作目を数える。

そろそろ気温も下がってきたので、何十年かぶりに編み込み模様のセーターも編もうと、試し編みを始めている。

うーん、自分でいうのもなんだが、なかなか精力的な1年を過ごせた。

さて、毎年12月末に発表される今年の漢字一文字。

私の漢字一文字も考えてみた。

・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・「!!

なんと単純!!

でも、シンプル イズ ベスト!!!

 


秋に想うこと

2020-10-12 13:19:28 | 日記

今年もはや、10月中旬。

残すところ、あと2ヶ月半。

事務の仕事をしていると、毎年10月になるこれから年末にかけての仕事の算段を立て始める。

給与事務の集大成の年末調整が待っている!!この仕事がなければ秋になるこの時季、枯葉を見ながら物思いにふけ、読書を楽しみ、ハロウィンの頃はかぼちゃのお菓子なんぞ作り、11月になれば結婚記念日をみんなで祝い、12月の声を聞くやクリスマス、お正月の用意に身を染める…なんて、幸せを絵に描いたような毎日を送るなんて妄想するが、毎年、年賀状の絵柄を決め、印刷するのに精いっぱいだ。

でも、今年でそんな仕事中心の年末も最後になる。

来年3月末で定年を迎え、すでに大半の仕事の引継ぎも順調で、信頼できる後継者に恵まれたことは幸せだ。

 

先週、還暦の誕生日で、家族からお祝いのメッセージをもらい、主人からは私の好きなピンクとレッドがベースのかわいい花束を貰った。

結婚した2人の息子たちからは毎年4人それぞれに、ハッピーバースデイのラインが来る。娘からは誕生日前後の数日間、夕食を作ってもらい、これがまた何とも嬉しい!!

いがみ合い、嫁姑のいさかえが絶えなく、最悪、殺人事件まで犯す家族まであるこの世の中、ファミリーが仲良く、誕生日を祝ってもらえることは、何の幸せにも代えがたい宝物のように思える。

今年は次男夫婦に長男もできた。名前は凱士(かいと)。

姉の初孫ができたときは、たまに家にお喋りに行くと、孫自慢ばかり聞かされていた。

孫ができるとあんなふうになるのかなあ…くらいにしか思わなかった。

ところがどっこい、姉と同じ立場になると、姉の気持ちがよーく理解できた。

とにかく孫はかわいい。無条件にかわいい。何をしていてもかわいい。どこの赤ちゃんより凱士は優れていると思い、おばあちゃんバカが甚だしい。

3人の子供を産んで育てたときとは、かわいさの質が別格だ。

この話の続きは別の機会に書くとして、この少子化の時代、どこの家庭であれ子供が生まれるのは日本国民としてはありがたいことだと思う。

次男とこから、週に最低一度は動画や写真が送ってくる。凱士フィーバーが冷めやらぬ中、次なる朗報は長男夫婦が家を建てるという。何もこのコロナ禍にわざわざどんなリスクが襲い掛かるやも知れないというのに…

「なにも、こんな時期に~」と息子に忠告してはみたが、彼の決意はすでに固まっていた。

7月中旬に地鎮祭に参加し、棟上式も終わり、予定では来年1月に引っ越しできるという。その間に、長男の家にもコウノトリが知らせを告げ、来年4月に出産予定とのこと。朗報は、続くときには続くものか…

あまり続くとなんだか反動が恐ろしい。慣れることはたやすく、ありがたみが当たり前のように思えてしまう。がたいがい次に、ちょっと悲しかったり、腹立たしかったり、悔しかったりのことが起きる。

人生の浮き沈みが極端にならないように小さい山と谷でバランスをとっているようだ。

 


追悼、エディ・ヴァン・ヘイレン

2020-10-08 22:06:06 | 日記

10月6日。

ヴァン・ヘイレンのギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレンが昇天した。

享年65歳。

1984年5週にわたり全米トップを記録した”ジャンプ”は、ロックファンならずとも有名。

私が24歳のころこの曲を初めて聞いたときは、体の芯を突き抜けるような感覚を覚えた。

ところがギターだけでなく、キーボードも演奏していたと初めて知った。

一体、どんな人物だったのだろう?

1955年、オランダ、アムステルダムで生まれる。父はクラリネット、ピアノ他複数の楽器奏者。子供時代はピアノを習う。

1962年カリフォルニア州に移住。船で運んだピアノを船上で演奏したという。(ヤフーニュースより抜粋)

彼にとっては音楽が人生のすべてだったのだろう。音楽で生計を立て、音楽によって成長し、尊敬された人生。

ギタリストになってからは右手でギターの弦をたたく、ライトハンド奏法をやってのける。

ギタリスト、音楽プロデューサーの野村義男氏によると、このライトハンド奏法は間違ったギターの使い方とのことだが、当時ギタリストを目指すものは彼の弾き方に夢中になったという。

さらに同氏は「彼の偉業はジミ・ヘンドリックスに匹敵する」とまで言う。(朝日新聞デジタルより抜粋)

それまで誰も聞いたことがない特殊奏法はまだある。

一つの音を超高速で弾く「ハミングバード・ピッキング」さらにギターなのにバイオリンやオルガンのような音を出す「バイオリン奏法」

ギターの演奏に飽き足らず、寄せ集めの材料でオリジナルギターを作ったり、アンプの電圧を独自に下げて抜けのいいヘビーサウンドを作ったりと音のためなら電気技術も操る魔術を持っていたかのようだ。

そして異常ともいわれる無類のリズム感はプロでも完全コピーが不可能と言われる神業だ。

彼のギター魂は黒人、白人の壁も超える。あのマイケル・ジャクソンの「今夜はビートイット」のギターソロはエディ・ヴァン・ヘイレンだ。しかもノーギャラで引き受けたという。人種の壁に音楽で挑もうとしたかのようだ。

以上、産経新聞からの抜粋だが、最後に次のように結んでいる。

”ロック界のスティーブ・ジョブズ”

彼の手作りギターは「フランケンギター」(人道人間フランケンシュタインに因む)と呼ばれ、アメリカの音楽文化を変えたギターとして、スミソニアン博物館に寄贈されている。

息子でベーシストのウォルフガング・ヴァン・ヘイレンにも尊敬された。

在りし日のギター演奏は笑いながら楽しそうに写真に納まっている。他のギタリストで笑いながら弾いている姿は、見たことがない。よほど演奏に余裕があり、エンジョイしていたのだろう。

生前最後の演奏を動画で見たが、やはりその顔は微笑みを浮かべ”ジャンプ”が世に鳴り響いていたころのいたずらっぽい少年の面影を残していた。

最期は息子のウォルフガング、妻、前妻、兄でドラマーのアレックスに看取られて息を引き取ったという。

 

20~25歳のころ聞いた音楽が、生涯その人に根付くと聞いたことがある。まさに”ジャンプ”は私の心に根付いた。元気がないとき、活を入れたいとき、”ジャンプ”を聴きたくなる。そしてリプレイする。

 

エディ・ヴァン・ヘイレンは伝説になろうとしている。


ひるがの周辺、めぐりあいの1日

2020-10-04 20:10:06 | 日記

前から秋になるとコキアを見に行きたいと思っていた。

10月4日。色づいたコキアに会いに朝9時、家を出発。

行先はひるがのピクニックガーデン(のはずだった)。

曇り空が少し気になったが主人が「雨は降らない」と、断言するので素直に信じて家を後にした。

高鷲で高速を降りるとHPのアクセスでは書かれていたが、その1つ手前のひるがの高原スマートICのほうが近いだろうとそこで降りたのが、今日の予定をすべて替えた。

降りたはずなのに高速道路が続いている。

おかしい。とりあえず次の荘川で降りた。

その時、12時前。小雨が降り出していた。

お蕎麦屋さんが多いところとみえて家周辺のコンビニの間隔くらいだ。

2件のお蕎麦屋さんを通り越した3件目が際立って賑わっていた。蕎麦好きの主人が見逃すはずがない。即決で入ることにした。

なかなか頑固そうな親爺さんが外食店にしては珍しく検温したり、トランプの悪口を言ったり存在感を醸し出している。

蕎麦にもこだわりがあるに違いないと感じしばし順番を待った。

主人はおろしそばセット、私は源流そばセットを注文。

うーん、確かに美味しい。そばがもちもちしている。

大満足の主人は珍しく食事代を支払ってくれた。機嫌がいいとたまに自腹を切る。

 

外はまだ小雨があたりを湿らせている。

こんな天気の時に濡れる覚悟で、わざわざコキアを見に行くこともないだろう。それに今年は猛暑で、木が小ぶりだという。何年か前に茶臼山で雨に濡れながら色づきの悪い芝桜を見に行き、がっかりしたことがある。

なんだかあの時の二の舞になりそうで、今回は諦めることにした。

ピクニックガーデンを横目に2番候補のひるがの分水嶺公園に行くことにした。隣に湿原公園も続いている。

湿原に入ると人の気配が全くない。歩いていくほどに次々とかわいい植物が目を楽しませてくれた。

ヤマラッキョムラサキツメクサムラサキシキブ

ミゾソバマツムシソウブナシメジ

ナガボノアカワレモコウ

ツリフネソウツリガネニンジン(花)

サワシロギクサラシナショウマ

エゾリンドウアケボノソウ

サラシナショウマ

 

主人と10年近く前、1泊のバスツアーで確か新潟方面の山間部に行ったとき、早朝近くの森を散策したことがある。自動車も人影もなく、ただ自然だけが横たわっている。小さな森に靄がかかり、何とも幻想的だった。

なんて豊かな気持ちになれるんだろう!!自然だけがおおらかに広がり、湿気を帯びた樹木の香りが鼻孔をくすぐる。

 

ぐるっとひとまわりして目印の山小屋風の建物横に戻ってきた。

なんの建物だろう?ふと看板を見るとベーコン小舎グリュンと書かれている。

ちょっと興味を持ってそうろっとドアを開けた。

説明書きによると、添加物0、アンデスのローズソルトだけで味付けしスモークしたベーコンとハム、鶏むね肉の燻製が売られていた。添加物0というのが気に入り、京都の母、2人の息子夫婦、家遣いの分を買ったら、ベーコンを1塊おまけしてもらった。

うーん、なんて今日は出たとこ勝負のラッキーな1日だったんだろう!!

予定通りピクニックガーデンに行っていたら、経験できなかったに違いない。

明日は私の赤い洋服を着る誕生日。

ちょっとうまく出来過ぎてはいまいかと心地よい疲れを感じた。