体力がなくなり今の仕事内容が負担になってきた、職場の人間関係に疲れた、子育ても一段落したので自由にできる時間を増やしたいなど、転職を考える理由はさまざまだが、50代ナースに適した転職先を探す必要がある。
これまでの自分のキャリアを活かして、後輩ナースの指導や仕事の取りまとめなどを行いたいと思っているのであれば、管理職として転職できる職場を探したり、ゆとりをもって仕事をしたいと思っている人は夜勤や急患のない職場など希望条件に合う職場を探さなくてはならない。
定年後も仕事を続けたい場合は定年延長や再雇用制度などがある転職先を選んでおくと、定年後のキャリアも安定させることができる。
50代ナースの転職は現状の問題を解決させるだけでなく、より体力が落ちてくる60代でも続けられる仕事内容や、定年後の生活を視野にいれて職場を選ばなくてはならない。
体力的に負担が少ない職場には検診を主に行っているクリニックや献血センター、夜勤がなく土日も休診になるクリニック、デイサービスやデイケアなどがある。
その他、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、訪問介護ステーションなどの介護業界なら、バイタルサインのチェックなどの基本的な看護業務が主な仕事となるため、将来的にも仕事を続けやすくなっている。
看護師専門の転職サイトなどを活用して50代歓迎、60代歓迎、70代歓迎など、高齢ナースの雇用を積極的に行っている病院や施設を探すことも必要だ。
また、転職に役立つ情報サイトなどを活用すると、50代ナースに有益な情報を得られるかもしれない。