「アメ車ってガソリン食うでしょ？」とか、「アメ車って燃費悪いらしいよね？」って話題は未だになくならない。
……まあ6,000ccもあるエンジンを載せたマッスルカーなんていうのがアメ車のイメージでしょ。
最近はもっと排気量の小さなエンジンも搭載されているし、インジェクションなどによって燃費だってなかなかの数値だったりする。
では、でっかいエンジンを載せたマッスルカーちっくなアメ車はどうかと言うと、そんなもんドライバーの踏み方や、整備したり組んだ人の腕によるところが大きいので、少なくともすべてのアメ車が燃費悪いとはならない。
じっさいボクのエルカミーノは5,700ccあるけど街乗りで6km/L弱、高速なら10km/L弱をマークすることもある。
このくらい走ると国産3,000ccクラスのスポーツタイプより良いのでは？ ……などと思ってしまう。
それにボクのエルカミーノは1964年式なので、立派にヴィンテージモデルの仲間だったりする。
このヴィンテージモデルって奴は、人にもよるけど日常的にガンガン使い倒しているってケースが稀じゃないかと思うんだよね。
うっかりしてると、年間の稼働回数（出動回数？）が片手で足りてしまうなんて話だって耳にする。
そこで問いたいのはエコであることの解釈ってなんだろう？ ……ってこと。
「地球環境へのインパクトを減らそう」ってところが大枠で正しい解釈なんじゃないかと思うので、それでこの先の話題へと進めるけど、「エコカー減税が適用されるから対象車に買い替えましょう」的なキャンペーンってありですか？
そのエコカーを生産するために地球の資源を使っているのでは？
ボクのエルカミーノに関して言えば50年間で消耗品の類を消費してはいるけれど、生産時に使ったほかは地球の資源を大して使っていない。
ガソリン消費もそんなに悪いデータではないと思うし、年間の稼働回数も少ない年なら片手で足りるし、多い年だって両手をやっと超えるくらい。
なので年間のガソリン使用量だって、毎日稼働させている人のほうが圧倒的に多いでしょう。
それでも「古いクルマだから」……たったそれだけの理由で減税的な措置はまったくなく、今後ますます多大な税金が課せられていくという。
ちょっと、それっておかしいでしょう？
どれだけ地球へのインパクトがある使い方をしているのか、そういうところで判断されるべきでしょう？
もっとハッキリ言おうよ。
「内需拡大、景気回復……そういった目的に貢献してもらいやすいように特典付けたっていうのに、それでも消費に貢献しないなら増税してやるから覚悟しろ！」的な増税措置だって。
なんかこういうのってさ、かなり乱暴に言っちゃうけど「住み慣れたマイホームなんでしょうけど古くなったので税金が発生するようになりました」って印象を受ける。
いや、「あなたの家の家電製品は古いものばかりで電気使用量が多いため、決められた期限内に買い替えないと税金が課せられます」ということだな。
ひどい話だと思いませんか？
