たまにweb上の写真を見てみると、本当にいろいろな種類の被写体を見ることができて感心することしきりだ。
こどもやペットなど常に自分の側に存在する被写体、旅行など非日常の中に存在する被写体、日常の生活や行動の中で見かける事象やモノといった被写体……などなど、多岐に渡っていてなかなかにおもしろい。
自分だとどんなモノを多く撮っているのかなんてよく分からなかったりするが、それでも今回のようなモノは多いかも知れないなどと思ったりする。
この放置されたバイク(本人にはそうでないかも知れないが、ナンバープレートもなく、カバーされて雨対策がなされているワケでもないのでそう判断したけどね。もし違っていたならごめんなさい!)もそうだが、工業製品が朽ち果てていく様などは、そこに物語をイメージしやすいような気がするのだ。
つまり車体のキズなどからどんな人がどのように使ってきたんだろうなぁとか、金属部品のサビ具合やゴム製部品の劣化などからどれくらいそこに放置されているんだろうとか、である。
ちょっと言い直しておくと、朽ち果てたバイクばかりを撮っているということじゃなく、その被写体のもつ歴史を想像できたり、ストーリーをイメージできたりする被写体に対しては撮りたいという意欲が増しているのだと思う。