1964年式からシボレー・エルカミーノは2ndジェネレーションとなり、少しコンパクトなボディを採用。これはミッドサイズのシェベルシリーズがベースとなったからで、日本で言うところの5ナンバーサイズをタテ×ヨコともに数センチずつ大きくした程度。おかげでコインパーキングも利用できるし、駐車場で困るシーンは少ないんですよ。
2ndジェネレーション自体は1967年までで、前後左右をスパスパっと切り落としたような見切りの良さで運転しやすいところも特徴。後部ベッドを備えているのでトラックと見られるんだけど、ピックアップセダンとしてカテゴライズ。じっさい「キャビン付きハシゴフレームの後部を荷台にしました」ではなく、「プラットホーム後半を荷台にしているのでボディ前半部との境に切れ目がない」こともポイント。
元々アメリカンたちはトラックが好きなイメージがあるけれど、ドーンと押し出し感のあるキャビンによってボテッとした雰囲気のピックアップトラックよりも、注目度はスポーティで軽快なルックスを持つセダンピックアップのほうに分があったんじゃないでしょうか。ちょうど60年代の中期に始まるマッスルムーブメントに乗っかった感のあるシェベルがベースだけに、そのイメージも人気を後押ししたんじゃないかと。ちなみに写真は1964年式のシボレー・エルカミーノ。
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