Flektogon（フレクトゴン）20mm/F4というレンズの特徴のひとつに、マクロレンズ的な寄りっぷりがある。
諸説あって本当のところを調べる資料を見つけられずにいるが、使ってみた感触からすると最短撮影距離は15～16cmくらいだろう。
最近のコンパクトデジタルカメラなんかだと数cmまで寄れるものも多いが、ここまで寄れるならとくに不満は感じられない。
むしろ背景の処理をどうするかなど、構図について楽しめると思う。
このカットではNEX-5特有のセッティングとして、クリエイティブスタイルという設定項目を「夕景/Sunset」に合わせて赤味を強調している。
こういった設定変更による撮影は、クラシックレンズ本来の写りをスポイルしてしまうとして敬遠する人も多いようだが、撮る対象や気分でフィルムを変えると思えばこんな撮り方もありだと思う。
