伍staまな板

松山和布&和由&和津良鵄の作品制作工房。同人活動停止してます。生活の愚痴多め。作品の無断転載・使用厳禁。

ノウイング(ネタバレ)

2009年07月12日 16時01分29秒 | 日記
昨日見てきました。
ネタバレに気を使うと奥歯に物が挟まったような感想しか書けないので、ここから先は「人の感想を読んでから観に行こう」という方はご遠慮下さい。
また、今回の映画に限らないけど、DVDが出てから借りようという方に言っておきたい。
映画は映画館で観ることに価値がある。
都合でどうしても映画館に足を運べないとか他人と一緒に見たくないとか何か理由がないのでなければ、なるべく映画館で見た方がいい。(金が勿体なくてとかいう人もいるが、映画作るには大金かかってんだからそれなりに払えと言いたい)
あの大音響と大画面でこそ得られる迫力や感動ってもんがある。
どうせ1回だけしか見ないなら尚更最高の環境で見るな、私は。(大画面である必要でない映画もあるけど)
それにDVD借りても儲かるのはレンタル店だけだ。映画館で見た方が制作元の収入になるんだから、それでまた素晴らしい映画を作ってもらいたいと思う。
キリがないのでいい加減映画の内容について語ります笑

これまでにも沢山ある地球滅亡系の映画です。予告で既にネタバレみたいなもんですが、この手の映画は年々VFXの技術向上とともに絵空事とは思えないリアルさになっていきますな。宇宙人が出てくるところはちょっと嘘っぽかったけど、大惨事のシーンは、まさに本物の事故を目の前で目撃したかのような映像で呆然とします。
物語を最初から追って行く方がいいかな?

50年前、ある小学校の創立記念イベントでタイムカプセルが埋められる。生徒は50年先の未来、というお題で楽しそうにロケットの絵などを描いたが、一人の少女だけがとり憑かれたように紙一面をびっしりと無秩序な数字で埋め尽くした。
彼女だけに聞こえる不思議なささやき声は一体何なのか?オカルトチックなムードが不気味。
時は現代、同じ小学校に通う少年ケレイブは創立50周年イベントで偶然?その数字がびっしり書かれた手紙を受け取り、家に持って帰る。そして彼にも聞こえる謎のささやき声…
ケレイブの父、宇宙物理学専門の大学教授ジョンはたまたまコップをその紙の上に置いてしまい、濡れて途中で区切られた数字が「日付」と「犠牲者数」を表している事に気付く。一晩かけてそれが、50年前から現在まで起こった世界中の主な大惨事の予言である事を解き明かし、愕然とする。
しかし残りの数字の意味がわからず、同僚に相談してもこじつけだと一蹴される。
が、車に乗ってる時にJPSを見て、残りの数字が「緯度と経度」であった事に気付く。まさに今自分が渋滞待ちをしてるこの場所に、今日犠牲者が81人出ると。
思わす車から出た所、上空から飛行機が落ちて来た。
目の前で起きる墜落。爆発と爆音、炎上と悲鳴、投げ出されてうめき声を上げる人、叫びながら火だるまになっている人、もう動いてない人、さながら地獄絵図だった。
ショックを受けて、次の予言を食い止めようと思ったジョンは、FBIに発生場所の道路を封鎖しろと電話をかけたり、自らも原因になるものを阻止しようと現場に行くが、虚しく予定通りにまた事故は起き、予言通りの被害者が出た。
何をどうあがこうと事故は決まっていて、どうしても避けられないのだ。
そして最後の予言は、犠牲者数が書いてない。その謎を探る為に、50年前の予言を書き残した少女の娘であるダイアナに接触する。
彼女は最初ジョンに警戒して避けていたが、自分の命日まで聞かされてそれを否定したくて母を狂人扱いしていた事を深く後悔していた。
避けられない最後の予言は太陽からやってくる炎の津浪、フレア。犠牲者は全ての人類。地球はまるごと焼き尽くされ、地下へ逃げても大量の放射能にやられるので生命は生き残る事が出来ない。
季節外れな暑さや電波異常などの兆候が現れ、非常事態宣言が出て、街は完全に秩序が崩壊し、略奪が横行して大混乱に。
ささやき声の主は、ジョンが右往左往してる間に何度も息子ケレイブの元に現れて連れ去ろうとしたが、宇宙に脱出するしか生き延びるすべはなかったのだ。
しかも選ばれたものしか(ささやき声が聞こえた者しか)連れていけないという。
ダイアナの娘アビーと、ジョンの息子ケレイブが宇宙船に乗り込むのを見送って、ジョンはその場に崩れ落ちる。
愛する息子との永遠の別れと自分は崩壊する世界に取り残されて死を待つだけの気持ちが想像を絶する。
やがてジョンは、仲たがいしていた父親の元を訪れる。
家族たちは抱き合ってその時を迎える。
宇宙の彼方から届いた熱波が何万発もの核爆弾みたいに巨大な炎の津浪となって、海もビル群も全てを飲み込み吹き飛ばしていく。
あんな一瞬で灰になるなら死の苦しみはないだろうな。
一方ノアの箱舟で脱出したケレイブとアビーは、見知らぬどこかの地球に似た美しい星へ到着した…

全部ネタばれ書いちゃったけど、話の筋は先が読めるにしては結構のめり込んで観た。
映画を見に行く直前にテレビ見てて、「近い将来人口爆発に食料供給が追い付かなくなる」「宇宙人が人類を滅亡させるかもしれない」「これまで地球上で栄えた生物は何度も突然の絶滅を繰り返している事実がある」と言っていて、映画の内容とリンクした部分があったのが余計に相乗効果を生んだらしい。
どっちにしても命あれば必ずいつかは死ぬからね。私も間違いなく死ぬし。それが明日か5年後か30年後なのかは知らないだけ。普段はそれがまだまだ先の話だと思ってるから気にしてないだけの話。
皆それぞれバラバラな時期に死ぬのと、いっぺんに死ぬのと何が違うのか?
しかし、自分の死と同時にそれまで住んでいた世界も無くなってしまうのはやはり淋しいだろな…それに確実に死ぬとわかってしまうのもたまらないもんだろうな。
うちらが生きてる間に滅びが来る可能性がゼロじゃないからな。大地震もいつ起こってもおかしくないし。
まあ地球が滅びても助けにくる宇宙人なんかいない気がする。
現実の話、人類がどうだろうと太陽はいずれ何億年か後に膨脹して、地球を飲み込んでしまうそうなので、その前に地球は気温が上がりすぎて生命の住めない星になるそうです。
終わりは必ず来るんだけど、終わりの事を考えると憂鬱になるな。
同人もいずれ止める時が来るのかと思うと気分が萎える…
だから人間は自分の寿命を知らないで生きているのだな。
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