ＴＢＳ「報道特集ＮＥＸＴ」届かなかった手紙

ある有料老人ホームで起きた男性転落死の特集でした。

89歳の男性が自宅での一人暮らしより老人ホームに入所しました。
でも、ホームになじめず、地域包括支援センターに相談したのがきっかけで
老人ホーム側に携帯電話を禁止され、三階の居室にたった一人にされ、冷めた食事を出されたそうです。
そしてその五日後に窓から抜け出そうとして転落死したそうです。

この男性は要支援２で認知症はなかったもの、と私は捉えました。
部屋から見つかった家族あての手紙の文章はしっかりしていて判断力もあったように思います。

この報道特集での紹介の仕方には多々、偏りがあると感じましたが
なにより腹立たしく思ったのは
なぜ、89歳の男性が人生の終盤に来て
こんな目に合わなくてはいけなかったの？？？ということです。

この有料老人ホームはしっかり名前を公表してほしいな。
高齢福祉局は、部屋のカギを男性が壊して「とい」を使って抜け出そうとした点と
運営基準に違反していない点から、特に問題なしと判断し、何も指導はしていません。
これぞ、役所対応ですね。

男性がカギを壊してまで逃げようとしたのは、なぜ？

そこを調べろよ、と言いたいです。

そして家族、なぜ施設側の言いなりになり男性から携帯電話を取り上げ
部屋移動してから一度でも
「その後、どお？」
と様子伺いしなかったの？
と、思ってしまう。

きっと重々家族たち、後悔はあるだろうけど
何より男性が気の毒すぎる。

子ども関係やエコや景気も大事だが
介護業界、もっとなんとか法を整備してくれんかね。