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アメリカの中間選挙。
大接戦の挙句、選挙が終わったというのに、大勢が決まらず泥試合が続いている。
昔のアメリカは、民主党、共和党の2大政党が、お互いの主義主張に敬意を払い、スマートに政権交代をしていた。
「自由と民主主義」のリーダーに相応しい国だった。
ところが、最近のアメリカは、民主党と共和党が、激しいイデオロギー闘争を繰り広げている。
しかも、そんな激しい対立を煽っているのが、老政治家だから呆れる。
イギリスの学者が、思い付きで言い出した「人生100年時代」なんてフレーズのおかげ、健康寿命をとっくに過ぎた老政治家が、ゾンビのように跋扈している。
棺桶に片足を突っ込んだ、余命ヒトケタの老政治家が、国家の未来を背負う。
何か悪い冗談のようだ。
今月80歳になるバイデン大統領は、今回の中間選挙で勢い付いて、次の大統領選に出馬すると表明している。
万一、アメリカ大統領が、老衰で亡くなったりしたら、世界の笑いものだろう。
一方のトランプ前大統領も76歳。
トランプ氏が、次の大統領になったら、バイデン氏と同様、80歳を超える大統領だ。
日本でも、今日、失言で法務大臣を辞任した63歳の老政治家先生が、一兵卒に戻って頑張ると言っていたのには驚かされた。
老政治家先生の感覚では、63歳なら、失敗をしても、まだまだ出直せるという認識らしい。
そんな、庶民とは全くズレた認識には、もう、ウンザリだ。
まあ、考えてみれば。
飽くなき闘争心で人を蹴散らし、競争を勝ち抜いて、権力を握った老政治家に、庶民と同じ「自由や民主主義」なんて価値観を求めるのが、筋違いなのだろう。
そのような老政治家に相応しいのは、本当は、独裁主義なのかもしれない。
暴走する老政治家を生み出さないためにも、政治家も55歳役職定年、65歳定年にでもしないと、この世界に未来はないだろう。