AIが人間を超えるシンギュラリティは、直ぐそこまで来ている。
AIの進化により人間が働かなくてよい時代が到来する。
働かなくても収入はある。
それがベーシックインカム。
AIに職を奪われた人間が、最低限の生活を営むに足る金額を、国が無条件、無期限で給付する制度。
AIにとっては、なまじ人間に働かれる方が迷惑。
だからベーシックインカムが必要なのだ。
働かなくもベーシックインカムのおかげで格差はなくなり、メデタシメデタシとなってくれればいいのだが。
残念ながら、格差は無くならないだろう。
AIを使いこなすトップクラスの大富豪たちと、ベーシックインカムで生きる人間の格差は、今以上に酷くなるかもしれないからだ。
この世界は、AIの力で全能の神のようになった大富豪と、働く場をAIにより奪われ、失意の中ベーシックインカムで生きるLiving Deadのようになった大多数の人間に二極化するのではないか。
AIという異次元の知性の前では、虫ケラのような人間。
地頭だ偏差値だ受験だなどと言って、たかだか20代くらいまでの知能や知識を振りかざしたところで、AIに太刀打ちできないことは自明だ。
人間を必要としない時代が、もうそこまで来ていることを認識した方がよいだろう。
人間がペットのようにAIに飼われる惨めな時代、それがシンギュラリティ後に訪れる未来かもしれない。