熱き傘寿野郎の世相糾弾日記

百貨店大艦主砲主義没落

新聞報道によるとデパートは30年前の売上げベースまで退化とあるが、今までデパートには購入する目的が無くとも、文化、生活向上心を磨き、潜在的購買意思を育む為にデパートは大きな役割、商業界の象徴として地域経済のリード役を果たして来たものです。   

   

昨今松坂屋・三越まで徒歩10~15分に居住していて、生活の潤い、活力、文化、時代の感性、購買意欲喚起に一切の恩恵、潤いを全く感じない。   30年前の売上に戻ったのは当然、今や世代間の価値観の違いはあるがデッカク、豪華絢爛な建造物は現代的に廃墟同然、時代の進歩、社会構造、価値観、すべて変化していく中に、30年以上変わらないスタンスでの経営はコンクリートの瓦礫に等しく魅力、購買意欲は湧き上がる香りもない。 

    

大日本帝国海軍は世界に例のない46cm主砲を装備すれば世界向かう敵なしと   大和・武蔵・信濃・と建造し戦わずして米軍航空部隊の餌食になった、歴史にダブるが如何でしょう。 今流に言えばマーケッテングリサーチから将来の展望読めず、自画自賛、独善的なせる技の悲劇と全く同じ道をたどり都市構造を道連れ委縮、衰退を助長の社会的責任は重大と思う。

     

今やデパートは「前門の虎,後門の狼」「一難去って又一難」車社会化都心の渋滞、郊外モール(スーパー・アウトレット)へ。通販(ネット・BSテレビ・新聞)と多面的、価値観、訴求視点の変化と旧態依然の百貨店は無為無策で依然同じ手法を続ける思考が止まり盲目的、無知無能経営者ばかりで情けない。

     

以下幾つかの切り口、問題提起をと思う。   

①企業は人となり・豪華さ威厳ではない。今デパートには商品を前に語れる人材は全く居ない。経験を述べましょう。   

仏事香典返しに「カツブシ」が松坂屋から送られて来た。外商扱いで電話を入れる。   電話口で中年と思しき女性と会話「担当者不在・電話の理由を述べると」「この女性アーと発し申し訳ありません。若い社員恐らく贈答品カタログをそのまま見せて言われた通り注文受けたのでしょう」冠婚葬祭のシキタリを知らなかったんでしょうね申し訳ありません」「貴方電話受け付けはバイトさん?人生経験の問題とは言え社員教育はどう成っているのか」・・・・ 

まだまだ幾つもあります。妻30年前母からの贈り物「印傳のガマ口」が悪くなり同等の品を探しに松坂屋に、財布売り場女性現代的札入ればかりを進める。日常の買い物にお札を出すほどの買い物が有るか!小銭がたっぷり入るガマ口は見当たらない、持参の印傳が判らない、少なくとも高価な買い物をしてくれるお客様を見抜けない。会話にならない。扱う商品に関する知識が無い。

その間隣にあったステッキ(現在は杖と言った方がいいか)の女性と会話するが、昔の紳士のアクセサリー時代ではなく身体不自由からの必需品であってもデパートでの一点の所有欲を満たす品位、扱いやすさの軽さ(カーボン製)は全くない。そこらの大工センター、百キンにあるようなもの。自ら売るべき価値観を放棄し売上不足で嘆くとは天につばを吐く経営情けないの一言。   

これらの若い女性すべて派遣社員一階である為に若い売り子でなければならないとは可笑しい。その世界を語る資格知識の有る老齢者の雇用こそ会話が弾むはず。   古希野郎も過去マーケッテイング勉強に欧米幾つかのデパートを訪ねたが、展示デザインよりアプローチ・対人会話、知識の豊富さに感心したもので、それらは中年以上のミセス、生活がにじみ出る品格を感じたものです。日本のデパートが師と仰ぐNYグルーミンデール・サックス・ニューマンマーカスばかりでなく、大衆店メーシー・シアーズであっても高齢婦人を使っているのは生活の延長線での対話から商談が進むからでしょう。生活の豊かさこそ付加価値を高め売りたいはず、人事雇用の原点に間違いが有るはず。心の豊かさは研修では無理。出来上がった人を採用。   

男の世界も定年OBの再雇用を進める企業が多いとか成熟した技能こそ宝とか      

②何故!一階は化粧品でなければいけませんか。全デパート金太郎飴本当に可笑しい!東京のターミナルデパートには特徴を出しているところもあるが、名古屋は全部化粧品ばかり。今テレビ昼間のCMは一言でいえば人間の弱みに付け込む商品ばかりの宣伝「保険」「健康食品」(医薬品と錯覚させる)「化粧品」この3種類ばかり、この中の化粧品は市場バーゲン販売中心、若い女性はネット・アウトレットで買う、いま中国では同じ東洋人の日本の化粧品がいいと言って欧米品をしのぐ勢い。デパートの海外化粧品は時代感覚でナンセンス。   

一階はデパートの顔、ID主張の場ではありませんか。モット儲けられるはず、株主は怒りますよ!   

③売れるのは物産展ばかり・最近見ていると何でこんな店・商品・業者が入るのかと思うような安易な企画が多い。しかしよく売れるようで、やるならば定型的日常的に定着させればいいのではありませんか。バイヤーの交渉・眼力不足でしょうか。   

47都道府県一週一県年52週を決行するデパートが有ってもいいではないですか。   それか之はと言う業者をテナント化すればいいだけ!一年間47週連続企画で開催するデパート有りませんか!   

松坂屋駅前店閉鎖の話が有るとか全店連続企画ものばかり開催したらどうです。   日本中のニュースになりますよ!我も我もと出店依頼が舞込むか、山師的社員結集して活路を見出すことから、財布の紐をほどかせる運動ですよ!  

 企業活動は「待てば海路の日和あり」では墓場行きです。


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