森の中の恍惚

野山が笛を吹いている

総鎮守 金鑚神社の 神迎え

2012年01月08日 | 空色の休日 2012 

秋の例大祭「本庄まつり」や「神迎祭(お神迎え)」等で親しまれている中山道本庄宿の総鎮守「金鑚神社(かなさなじんじゃ)」に参拝。
金鑚神社というと神川町の「武蔵國二之宮 金鑚神社」ですが、武蔵七党の一「児玉党」の氏神とされ、児玉党の末裔である本庄氏も深く崇敬し、その本貫の地(本庄市千代田)に遙拝宮として勧請したものだそうです。


御神木である「クスノキ」。北関東では最も大きなクスノキとして県の天然記念物にも指定されています。


朱塗りの社殿。「丸に尻合せ三つ蔦」の神紋です。


社殿脇には、一社相伝の江戸神楽が奉納される神楽殿。


武州本庄七福神の一つにもなっていて、鳥居を入った大門の左手に恵比須尊が建っています。

金鑚神社   所在地 本庄市千代田3-1
 金鑚神社の祭神は天照皇大神、素盞鳴尊、日本武尊の三神である。
 社伝によると、創立は欽明天皇の二年(541)と伝えられている。武蔵七党の一つである児玉党の氏神として、また、本庄城主歴代の崇信が厚かった。
 境内は、ケヤキやイチョウなどの老樹に囲まれ、本殿と拝殿を幣殿でつないだ、いわゆる権現造りの社殿のほか、大門、神楽殿、神輿殿などが建っている。本殿は享保九年(1724)、拝殿は安永七年(1778)、幣殿は嘉永三年(1850)の再建で、細部に見事な極彩色の彫刻が施されており、幣殿には、江戸時代に本庄宿の画家により描かれた天井絵がある。
 当社の御神木となっているクスノキの巨木は、県指定の天然記念物で、幹回り五.一メートル、高さ約二十メートル、樹齢約三百年以上と推定される。これは本庄城主小笠原信嶺の孫にあたる忠貴が社殿建立の記念として献木したものと伝えられる。
 このほか、当社には市指定文化財となっているカヤ、モミ、大門、神楽、小笠原忠貴筆建立祈願文がある。
   昭和六十年三月 埼玉県・本庄市



御朱印をいただきました。ここではオリジナルの御朱印帳も用意されています。

:ここです→ ブログ人マップ
 

-------- 参 考 --------

武州本庄七福神(徒歩コース:約4Km)
城立寺(大黒尊天)
泉林寺(寿老人)
金鑚神社(恵比須尊)
佛母寺(銭洗い弁財天)
安養院(毘沙門天)
慈恩寺(銭洗い弁財天)
開善寺(布袋尊)
円心寺(福禄寿)
大正院(弁財天)


ほんじょうかるた
あ)朝もや にうかぶハウスの 近郊農家
い)今はむかし 中山道の 宿場町
う)打ち揃う 山車に囃子の 本庄祭り
え)円心寺 赤い山門 そびえ立つ
お)親と子の 絆伝える 板石塔婆
か)開善寺 本庄城主の 墓ここに
き)生糸の街 昔を偲ぶ 繭人形
く)桑茂る 五十子合戦 古戦場
け)欅の木 歴史を語る 城山稲荷
こ)皇女和宮 涙を誘う 田村門
さ)産泰様 底抜けひしゃくで 願う安産
し)荘小太郎 静かに眠る 有勝寺
す)すがる身に 慈悲の手伸べる 十一面観音
せ)絶景は 夕陽を背負う 浅間山
そ)総鎮守 金鑚神社の 神迎え
た)高尾山 植木市やら 達磨市
ち)散る落ち葉 踏みしめ登る 阿夫利天
つ)月見草 坂東大橋の 夕に咲く
て)天井に 綺麗な花鳥画 宮戸八幡
と)利根川の 水辺に遊ぶ コハクチョウ
な)夏の宵 夜店にぎわう 七夕祭り
に)人気呼ぶ 市民プールの スライダー
ぬ)抜きながら 初日を拝む 元旦マラソン
ね)練り歩く 神輿で街は 人の波
の)野の花を にらむ宝珠寺 仁王様
は)春の雪 音もせで降る 本庄小唄
ひ)火渡りで 賑わう霊場 普寛様
ふ)ふるさとの 面影残す 新八景
へ)平和と 調和を表す 本庄市章
ほ)炎燃え 正邪を正す 不動剣
ま)守ろうよ みんなの願い 市民憲章
み)緑濃き 大久保山の せみ時雨
む)昔から 田畑を潤す 備前掘り
め)明治の香り 歴史民族 資料館
も)もくせいの 香り漂う 本庄市
や)八坂様 雨乞い獅子を 納め舞う
ゆ)浴衣着て 茅の輪をくぐる お姿流し
よ)よいしょと 綱引き 市民体育祭
ら)羅漢様 鎮座まします 安養院
り)利用して 良い子になろう 市立図書館
る)ルックス満点 本庄からの 赤城山
れ)歴史を語る 二本松竪穴 古代住居跡
ろ)ロマン秘め 縄文土器や 古墳群
わ)若泉公園 湧き出る清水 憩いの場
ゑ)縁日に うちわ太鼓が 鳴り響く 祖師と薬師の 城立寺
を)終わりなき 目出度き 観音塚の松
ん)運の良い 滝瀬ぼたんの 立岩寺


本庄新八景
市民の憩いの広場(若泉公園)
本庄まつりと金鑚神社
緑をなす大久保山の自然と名刹宥勝寺
歴史を今に伝える本庄城址の城山稲荷神社
利根の景勝「大利根の夕照」
若泉の霊域(安養院/普寛霊場)
本庄市街地と赤城の山容
旧本庄警察署(歴史民俗資料館)と田村本陣の門


: 【本貫】ほんがん 〔「ほんかん」とも〕 ①律令制で,戸籍に記載された土地。 ②本籍地。出身地。「各(おのおの)其━姓氏を名乗りし上/露団々露伴」(Resource:大辞林 app)
: 【遥拝】ようはい (名)スル 遠く離れた所から神仏などをはるかにおがむこと。「畝傍山右手に見ゆ車上ながらも━し奉りて/千山万水乙羽」(Resource:大辞林 app)
 

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