『ことば』を大切に。

人が義と認められるのは、律法の行ないによるのではなく、信仰によるというのが、私たちの考えです。
(ローマ3:28)

ピリピ書が教える四大クリスチャン精神

2015年05月24日 | 週報 2015

2015-21

ピリピ人への手紙 44-7

A.喜びの精神

「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。」(4:4)。

 1.喜べない環境、事情ばかりに目を奪われないのが喜びの秘訣。

 2.クリスチャンの憲法と呼ばれる 4:6-9 の精神を喜びの源泉。

 3.与える喜びを経験する教会になること。

 

B.感謝の精神

「私のことを心配してくれるあなたがたの心が、今ついによみがえって来たことを、私は主にあって非常に喜んでいます。あなたがたは心にかけてはいたのですが、機会がなかったのです。」(4:10-17)。

 1.使徒パウロの宣教のために献金をするピリピ教会への感謝の気持ち(4:10-17)。

 2.与える側の好意/善意を当然に思わない。もったいないと考える態度が必要。

 3.最大の感謝の意は「私の神が、キリスト.イエスにあるご自身の栄光の富をもって、あなたがたの必要のすべてを満たしてくださいます」(4:19)のことばに尽きる。

 

C.謙遜の精神

「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。」(2:3)。

 1.教会の不一致と分裂は各自のプライドが最大の原因。

 2.それを最も喜ぶのはサタンであることを明確に知ること。

 3.キリストの謙虚の精神が謙虚の最大の動機。

 

D.

「私の主であるキリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆえに、いっさいのことを損と思っています。私はキリストのためにすべてのものを捨てて、それらをちりあくたと思っています。」(3:8)。

 1.ピリピの教会が与える教会になったのは新しい価値観による。

 2.使徒パウロは、かってに地位と名声などを「ちりあくた」と思わせた理由。

 3.今日のキリスト教伝道が主のためにフルタイムで働くために今までの職業、地位、収入などを

 「犠牲」「棒に振る」と考えないのは新しい価値観があってこそ可能である。

 


 


エペソ人への手紙と使徒パウロ

2015年05月17日 | 週報 2015

2015-20

エペソ人への手紙 44-6

A.教会についての正しい聖書的理解

 1.教会は主イエスがガラテヤで始めた。

 2.ペンテコステの前からすでに教会としての機能があった。

 3.主イエスが大牧者であり使徒たちは小牧者であった(ヨハネ21:15-17)。

 4. 主イエスの昇天後のペンテコステの祭りの時、エルサレムで起きた教会の驚異的/爆発的拡張は、教会の誕生とは別な事柄であり、同一なこととは聖書は教えていない。

 

B.エペソ書の重要な教えの三つ

 1.教会のかしらは主イエスであること。

 2.教会はキリストのからだとしての機能を果たすために存在すること。

 3.教会は最も高い道徳的基準を持つべきであること。

 

C.エペソ書が21世紀の教会への発信するメッセージとは?

 1.個々の地方教会が聖書の教える教会である。

 2.信じる者がすべて属するのは神の家族であり、目に見えない普遍的教会ではない。

 3.教会の上に君臨する教団、連合、連盟、宗派、本部、本山等はこれを認めない。

 4.教会に隸属するいかなる団体もそれを認めない。

 5.教会の存在目的は主イエスが教えるもので、聖書以外にそれを求めない。

 


 


ガラテヤの教会と使徒パウロ

2015年05月10日 | 週報 2015

2015-19

ガラテヤ人への手紙 216

A.教会(複数)の設立

 1.使徒パウロと宣教チームによりガラテヤ地方の教会は設立された。

 2.在留ユダヤ人が多く含まれていた。

 3.ノン・ユダヤ人が多く含まれていた。

 

B.ユダヤ教化とユダヤ人中心主義の問題

 1.ノン・ユダヤ人が救われるためにユダヤ教の戒律を守る必要がという問題。

 2.アブラハムの末裔であるユダヤ人だけがキリストの救いを受けるかの問題。

 3.キリスト信仰は人種・民族・国籍・伝統・文化・言国のバリヤーを超えられるかの問題。

 

C.今日の教会に見られる同じような問題

 1.旧約聖書の律法の一部、特に十戒を守るべきだとする動き。

 2.「キリスト教的律法」を自分勝手作りあげ、規則と細則にこだわる風潮。

 3.クリスチャン生活から自由の精神を奪うメンタリティ。

 

D.ガラテヤ人への手紙から学ぶ最も重要な事柄

 「キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。

 ですから、あなたがたは、しっかり立って、またと奴隷のくびきを負わせられないようにしなさい。」

 恵みのゆえに、信仰によって救われる教理を最重要なものとすること。

 


 


コリント教会と使徒パウロ

2015年05月03日 | 週報 2015

2015-18

コリント人への手紙 第一 110-18

A.コリント教会の設立(使徒18:17)

 1.在外ユダヤ人とギリシヤ人伝道をユダヤ教会堂の利用から開始する。

 2.ローマから移住したクリスチャン・カップルとの出会いと協力関係の樹立。

 3.「イエスからキリスト」であるとの宣言で伝道を開始する。

 

B.「テント・メーカー」式開拓伝道を試す(使徒18:1-3)

 1.自給自足の開拓伝道の一方法。

 2.一時的な方法であり、常にこの方法がとられるとは教えていない。

 3.この方式のメリットとデ・メリット

 

C.コリント教会が直面した問題1:外部からの圧力

 1.ユダヤ人とユダヤ教会堂の反対。

 2.ユダヤ人の暴力に訴える迫害。

 3.ノン・ユダヤ人を利用した反対運動の展開。

 

D.コリント教会が直面した問題2:内部からの崩壊

 1.自己証明(アイデンテー)の危機。

 2.分裂の危機=指導者の人気投票による。

 3.不道徳=コリント社会の性的不道徳の浸透。

 

E.使徒パウロによる解決策

 1.訪問による。

 2.書簡による。

 3.側近者の派遣による。

 

使徒パウロから学ぶ教訓

 1.「どうか、みなが一致して、仲間割れをすることなく、同じ心、同じ判断を

  完全に保って下さい」(Ⅰコリント1:10)。

 2.「何をするにも、ただ神の栄光を現すためにしなさい」(Ⅰコリント10:31)との

  使徒パウロの教える原則に従う教会こそ「キリストの教会」であることを忘れない。