誰かひとりの人の事を想うのがこんなに辛いとは思っていませんでした。
それもそのはず、そんな人今までに現れたことなんてなかったから。
結局その人は私を見てくれることなく、いとも簡単に突き放した。
でも私はそれは辛いとも思わず、悲しむこともなく、素直に受け入れることができていた。
抑え込んで、今のままでいようって
いつかは想い合えるんじゃないかって、淡い期待を抱きながら。
そんな時に現れたのが一匹の猫です。
人懐っこくて、音楽に包まれていて、ぬくもりを探し彷徨っている、なのに人の目を見ること拒否するあの猫に。
初めて会ったときからこっちを見ていたような気がした。
そんな気がして、私も自然とそっちに目を向けていた。
でもやっぱり目は合わない。
数日後、連絡手段が手に入った。
毎日毎日やり取りをして、やり取りをしているうちに、私が世界で一番好きな空間へ一緒に行くことを約束した。
「そこに行く前に、一度会おう」
言ってきたのは、猫の方だった。
過ごした時間は、本当に不思議なものだった。
最初は一方的に想いを受け取っていたけど、しだいに自分からも渡せるようになった。
目を、合わせることができた。
時間を共有することを誓った。
あの空間でも、一緒の時間を過ごして。
それ、なのに
それなのに
今になってまだあの猫は前の首輪をまたつけようとしていて
そんなの見てるの泣きたくなるくらい辛くて
でも泣けなくて
ただ会いたいっていう願いも、叶いそうにない。そんな状況。
君の求めているぬくもりは
私じゃだめなんでしょうか。
早く、君の口から、その答えを聞きたくて、
ずっと待っているだなんて今は言えないや
おじゃましました。
それもそのはず、そんな人今までに現れたことなんてなかったから。
結局その人は私を見てくれることなく、いとも簡単に突き放した。
でも私はそれは辛いとも思わず、悲しむこともなく、素直に受け入れることができていた。
抑え込んで、今のままでいようって
いつかは想い合えるんじゃないかって、淡い期待を抱きながら。
そんな時に現れたのが一匹の猫です。
人懐っこくて、音楽に包まれていて、ぬくもりを探し彷徨っている、なのに人の目を見ること拒否するあの猫に。
初めて会ったときからこっちを見ていたような気がした。
そんな気がして、私も自然とそっちに目を向けていた。
でもやっぱり目は合わない。
数日後、連絡手段が手に入った。
毎日毎日やり取りをして、やり取りをしているうちに、私が世界で一番好きな空間へ一緒に行くことを約束した。
「そこに行く前に、一度会おう」
言ってきたのは、猫の方だった。
過ごした時間は、本当に不思議なものだった。
最初は一方的に想いを受け取っていたけど、しだいに自分からも渡せるようになった。
目を、合わせることができた。
時間を共有することを誓った。
あの空間でも、一緒の時間を過ごして。
それ、なのに
それなのに
今になってまだあの猫は前の首輪をまたつけようとしていて
そんなの見てるの泣きたくなるくらい辛くて
でも泣けなくて
ただ会いたいっていう願いも、叶いそうにない。そんな状況。
君の求めているぬくもりは
私じゃだめなんでしょうか。
早く、君の口から、その答えを聞きたくて、
ずっと待っているだなんて今は言えないや
おじゃましました。