試合用の組み手としては良いのですが、武道としては如何なものでしょうか。
空手の型を行う際、両手で口を隠すような動作があります。
これは、相手に呼吸を覚られない動作であると言われております。
なぜか。
試してみれば分かりますが、息を吸うのに合わせて攻撃されると防御動作に移りづらく、直撃を受けた場合のダメージに耐える事が出来ないからです。
「試合ではない空手」は、急所しか狙いません。
とび蹴りなどは、よほど力量に差がないと決まるものではありませんので、「試合ではない空手」では使いません。
それにフルコンタクト系の上段回し蹴りは、股間の急所ががら空きになるフォームである為、使用しない方が無難だと思います。
事実かどうか分かりませんが、昔の沖縄の空手家が二回立ち合ったと話した場合、二人を殺めたと言う事だったそうです。
それゆえ、自分の技は決して誰にも見せず、限られた弟子にしか教えなかったそうです。
これは中国武術も同様で、一般用の稽古と高弟用の稽古メニューは違っていおり、いわゆる秘伝などは屋内で密かに教えたそうです。
平和な社会ではありますが、一方で理不尽な犯罪が後を絶ちません。
護身としての武術は必要であり、棒術やヌンチャクの様な武器術の習得も欠かせないと考えております。
武器を持った相手や複数の相手に対抗する為には、武器の使用は必要不可欠です。
素手で立ち向かえるのは、小説か映画の中だけだと思います。
最近の犯罪では、刃物が使用される事も稀ではありません。
もし、武器術を教えておられない武道家がおられましたら、ご一考されては如何でしょうか。
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