午前7時を、やっとまわった。 会社の駐車場から歩いて来て、農道に立っている。 軽トラが、身構えているようで面白かった。 その前で、万年筆を動かす。 ちょっと離れた畦道で、運転をしてきた年配の男性が草刈機を操っている。 静かな空間に、ツーサイクルのエンジン音が響く。 描き終えて、テクテク会社へ。 その背を、朝日が押してくれた。 その暖かさに、微笑みが出てしまったのである。