「ぐぉん、ぐぉん」。 休日なのに、働いている音がする。 土手の上に腰掛けて、万年筆を握った。 描いていると、寒さすら忘れていたのである。 ”ぶるっ”。 スケッチブックを閉じた際、震えてしまったのであった。