冬がなくなりゃ良いのに

さてさて、どうしたものか・・・。
ここから峠という所で、しばしの迷い道くねくねタイム。
脚力が、「出涸らし」みたいになったままだったのです。
しかも、夏日。

グズグズしてたら他県ナンバーの大型バイクが追い抜いて行きました。
その後ろ姿に「置いてけぼり」を食らった感がうまれ、やってやろうじゃないかと漕ぎだしたのです。



上り坂の途中で休憩するのは良いとして、問題は出発する時です。
”せーの”でペダルを踏むと前輪がピョコンとなりウイリーしそうに。
上体を倒してカバーしたけど心臓はバクバク。
これ、小径車アルアルなんです。



「営業中」の幟があって、お客さんの車がその後ろに。
空振りにならなかったから、メデタシメデタシ。
早くソフトクリームをペロペロしたくなり、ダッシュで店内へ。



女将さんが私の「らくがき」に興味を持っておられたんで、持参した３枚を手渡しました。
プロの画家の作品が飾ってあるのに、恐れを知らないにもホドがあるのですが恥のかき捨てということで・・・。

帰ろうとしたらワン子がドアの外まで付き添ってくれました。
お見送りまでしてくれるとは、なんて礼儀正しいヤツ。
（デカイけど、とっても大人しいのです。）



たっぷり汗を含んだウエアが、下り坂で乾いてまいります。
ついでに体温も強制冷却。
ボォーッてなってた頭が、シャキッとなったのは申すまでも御座いません。

それにしても暑かったです。
ムワッとした真夏の風がないだけでもマシですが、11月というのが嘘みたいでした。
どうせなら「冬がなくなりゃ良いのに」なんて、ペダルを回しながら想ったのでありました。