ノイズを除去すると

人を判断する材料。
第一印象、外見、発言、過去の記憶、周囲の人達の評価などなど。
これを「ノイズ」と表現してみます。

「ノイズ」を除去すると、惑わされないで「それ」を感じます。
目の前の人の、本当の姿。

いかにも頑固そうで、気難しそうに見える人。
愛想を振りまいているが、信用できそうにない人。
落ち着きがなく、いつもいい加減なことしかしない人。
みんなに評価されていない人。

「ノイズ」を除去して接してみると、相手の本当の姿が感じられます。
すると、相手も私に対する「ノイズ」を除去して接してくれます。
いつもと違う人間関係が構築されるんです、その瞬間にね。

しかし、本当と思う姿は一定ではありません。
瞬間瞬間に多少の変化を致します。
その「誤差」の部分も、認識しておくとよろしいかと思います。

大まかな姿は同じですから、変化した部分に対応して接しております。
微調整ってヤツですかね。

「ノイズ」に干渉されないんで、人間関係の適当な距離をとれるんです。
無意味な衝突を、しなくてすむんですね。
ただし、相手が大きく変化する瞬間は例外。

相手が一過性の感情に支配されると、本当の姿が感じられなくなります。
こちらに対しての「ノイズ」も発生してしまいます。

懸命なのは、すっと離れること。
距離をとって、相手が落ち着くのを待ちましょう。
急ぎの用件がないのなら、お話しするのを明日にしたら良いのです。

「ノイズ」の存在と、除去した時の状態を観察してみませんか。
きっと、愉しい体験ができますよ。

できれば、気持ちよく日々を過ごしたいんです。

私は。