ラーメン グルメの紹介

半世紀以上の歴史をもつご当地麺。スープ有り無しが両方楽しめる
中央アルプスと南アルプスの山々に挟まれた、長野県の伊那市は、天竜川が流れる自然の恵み豊かな町。そこの名物”ローメン”は、マトン(羊肉)などの肉類と野菜を炒め、太めの中華麺を蒸したものを加えた独特の麺料理だ。
昭和20年代後半に、中華料理店の主人が考案したといわれており、当時は”炒肉麺(チャーローメン)”と呼ばれたが、それが変化して「ローメン」になったという。
それから半世紀を経て、伊那の食文化に浸透し、現在ではローメン扱う店も多い。ローメンには、ラーメン風のものとソース焼きそば風の2種類があるようだ。
近年では、ローメンでまちおこしする市民団体「伊那ローメンズクラブ」が結成され、6月4日を「ローメンの日」と制定。イベントや講習会でPR活動を行っている。
ローメン発祥の店は“スープあり”タイプ!「中国風菜館 萬里」

元祖でもある「萬里」のローメンは“スープあり”タイプ。中華鍋に麺と具を入れて、スープで炒め煮にして作ります。味付けはなんと三温糖と濃口醤油のみと、驚くほどシンプル。

「ローメンとは、卓上の調味料で自分好みに味付けをしてもらう食べ物。厨房での調味は下味程度を心がけているので、そのまま食べるとちょっと物足りない印象を受けるかもしれません」

「萬里」では、お店の味を自宅で楽しめるお土産麺も販売されています。スープや具材もセットになっているので、簡単に作ることができます。
〒396-0024 長野県伊那市坂下3308
0265-72-3347
営業時間 11:30~14:00 17:00~21:00
定休日 月曜日
アクセス JR飯田線伊那市駅 徒歩5分
ローメン うしお

焼きそばにも似た“スープなし”の元祖はこちら!「うしお」
この店なくしてローメンを語れないのが、昭和32(1957)年に創業した「うしお」。創業から60年が経った今なお多くのお客さんであふれかえっている人気店です。
ウスターソースでしっかり味付けして作る焼きそば風の“汁なし”ローメン
少量のキャベツを入れたフライパンに茹で戻した麺を移し入れ、ニンニク、ゴマ油、鶏ガラスープ、ウスターソースと共に炒めていく
麺にしっかり味がしみ込んだらお皿に盛り付け。炒める際に鶏ガラスープを使用するが、「スープは皿によそわない」のが「うしお」のこだわり
火を入れすぎるとかたくなってしまうので、羊肉は麺とは一緒に炒めず、仕上げの段階でトッピングしています。
火を入れすぎるとかたくなってしまうので、羊肉は麺とは一緒に炒めず、仕上げの段階でトッピングしています。
〒396-0025 長野県伊那市荒井3460-1
0265-72-4595
営業時間 11:30~13:00(L.O.13:00) 17:00~21:00(L.O.21:00)
定休日 不定休日あり
長野県/伊那・駒ヶ根
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