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エスカレーターで「歩かない」、初の条例化…片側空ける慣習定着「急に変えるのは難しい」【気になるNEWS特番】

エスカレーターで「歩かない」、初の条例化…片側空ける慣習定着「急に変えるのは難しい」
2021/09/30 13:22

条例施行をPRする大野知事(左)。
エスカレーターの右側を歩く利用者もいた(27日、JR浦和駅で)
(読売新聞)

 エスカレーターを立ち止まって利用するよう努力義務を課す全国初の条例が、10月1日に埼玉県で施行される。前の人を追い越そうとして転倒したり、別の利用者とぶつかったりする事故を防ぐ狙いだ。ただ、条例には罰則がないうえ、エスカレーターでは後から急いで歩いて来る人のために片側を空けて乗る慣習が定着しており、実効性が課題となりそうだ。

 埼玉県が施行する「県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」では、エスカレーターの安全な利用に向けた県の責務や、利用者、管理者それぞれの義務を明記。利用者には立ち止まった状態で乗ることを求め、エスカレーターを管理する事業者などには利用者への周知徹底を要請する。県は管理者に対し、必要に応じて指導や勧告を行う。

 施行を前に、9月27日朝には大野元裕知事も参加して、さいたま市のJR浦和駅で啓発活動が行われた。

 同県上尾市の会社員女性(31)は「エスカレーターを歩いている人とぶつかった経験がある。条例はありがたい」と歓迎した。ただ、知事の目の前でも多くの利用者が右側を空けて乗っており、急ぎ歩きする人が見られた。知事は「残念ながら今日も歩いている方がいた」と語った。

 エスカレーターを利用していたさいたま市の男性会社員(46)は「片側を空けることが定着しており、急いでいる時はつい、空いている方を歩いてしまう。急に変えるのは難しいのでは」と話していた。

 業界団体の「日本エレベーター協会」(東京)によると、エスカレーターで歩いたり、手すりをつかまずに乗ったりする「乗り方不良」が原因の事故は、2018〜19年に805件発生。13〜14年の882件からやや減少したが、高止まりの状態が続いている。

 東京消防庁の資料では、エスカレーターを走って上ろうとしたところ、足が引っかかって転倒し、顔をけがした40歳代男性や、降り口付近で後ろから来た利用者に接触され、あおむけに転倒して後頭部をけがした70歳代男性のケースなどが報告されている。

 同協会は10月、全国の鉄道事業者や商業施設などと協力し、ポスター掲示などを通じて、エスカレーターの安全を呼びかけるキャンペーンを実施する。

消防庁


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