桜②

思い出と情熱を失う時

本当の終わりが来るよ

パパもママもその大切な人たちも

ちゃんと僕の中に居る

老いる事の無いその花が

大丈夫と声をかけた

必ずまた会えるよね

奇跡を信じた春

ひとつ涙がほろり

何度転んでも立ち上がる花

清く、誇り高く、優しく、強く

僕を大きな手で守ってくれた人のように

愛で灯したその火は消えない

ら〜らららら〜

ら〜らららら〜

この小さな星の同じ場所で

何も悪く言わず争いもせず

ただ生まれ変わり

何度でも咲き誇る

桜のように生きたい

さあ手を繋ごう

その温もりを大切な誰かに

伝える為に

みんな命と言う

一瞬を生きる光

出会ってくれた君にありがとう

桜①

誰もが人生の四季を旅する

１人では生きて行けずに

あの人は今誰とどの季節を

歩いているのだろう

薄紅色のトンネルをくぐって

時は穏やかに流れて

101回目の桜を眺めている

君の手を握りながら

当たり前のように

咲く花にありがとうと声をかけた

何となくもう会えないね

初めて感じた春

ふと花びらがひらり

何度だって咲く桜の花は

清く、誇り高く、優しく、強く

たとえ大きな手が僕らを握り潰そうと

愛で繋いだ理想なら死なない