アビのたいくつ

たいくつは“幸福時間”のバロメータ

日本映画にみる日本人の原風景

2006-01-23 | Weblog
久方ぶりに日本映画「3丁目の夕陽」「蝉しぐれ」を見た。
日本の原風景とと日本人の心の機微に触れた気がした。

日本人の心の機微ってなんだろう
日本の風景の機微ってなんだろう

最近の日本映画には、
日本と日本人の機微を捉えているものが多く見受けられる。

反対に考えると、
そう言った独自性、独個性が薄れてきた、失くしつつあるってことかも
どこの国か?どこの国の人か?

かの司馬遼太郎さんが、とある対談で
今の日本と日本人に足りないものはって質問に
「それは“恕”です」って答えられた。
「“恕”とは、おもいやり=忠恕・仁恕。ゆるすこと=寛恕・宥恕」
だそうです。

両方の映画がなぜか心を叩いたのは、
その“恕”があったからでしょうか。
そう言えば「壬生義士伝」も見終った時、同じような感慨があった。