梅雨に入るころになると、すぐに念頭に浮かぶのはアジサイであろう。アジサイの色合いは最近は紫、白、ピンク等々とりどりである。しかもその色合いも日々変わる、この風情はえも言えないものがあります。
古くからこのアジサイに因む歌に
あじさいや 昨日の真(まこと)今日のウソ とか
迷うあじさい 七色変わる 色がさだまりゃ 花が散る などと
あまり芳しくない歌が念頭に浮かぶ、 それでも、 なお雨にぬれるアジサイの色合いは、とても捨てがたい。 それともう一つ 立葵の花がある。梅雨入りの頃から咲き始める無限花序(下から上に向かって咲きすすむ)の風合い。そしてまた、花が咲き終わる頃には梅雨もまた上がるとゆう,梅雨時の花でもある。