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2024/03/05

2024-03-07 18:33:59 | 日記

「石の文化」を歩く。

石川県小松市滝ケ原町の里山をめぐりました。
石川県の石川の意は「石の多い川」で、県名の由来はかつて石川郡美川町(白山市)に県庁が置かれたことにあるそうです。
小松市は"石川"を体現するような所で、「『珠玉と歩む物語』小松」、で日本遺産に登録されています。詳しくは文化庁の日本遺産ポータルサイトを見てください。

今回はそのうちの滝ケ原地区に流れる宇谷川に架かるアーチ式の石橋と川沿い二ヶ所の石切場を訪れ、この石文化に触れてきました。

西山橋からスタートし、西山石切場跡、我山橋とゆるゆる歩き、里山の「滝ケ原カフェ」で一息。
丸竹橋、大門橋へ。車に乗って奥地の本山石切場と東口橋を見てきました。

西山石切場跡。現在は採掘せず、立ち入り禁止になっています。里山の人々はこの石切場跡を朝な夕なに眺めて暮らしています。
なかなかの迫力のある遠景なんですが、伝わりにくい。
我山橋
西山石切場がまだ採石されていた頃の痕跡、道端の切石や崩れかかった仕事小屋が道端にあるのを眺めながら、たどり着いたカフェで昼食

ガレットには地野菜がのっています。パルメジャーノレッジャーノが効いてました。


大門橋



丸竹橋がほかの橋に比べきれいなのは作り直したからで、西山橋なんか枯れ草まみれというか、すっかり自然に溶け込んだ橋になっています。
ここは現役石切場です。ひと気もあり、機械音もします。
凝灰岩の滝ケ原石は水につよく美しい青白さが特色だそうです。

本山石切丁場をさらに奥へ。
東口橋あたりは今は人家がありません。
川がいいんですよ。川床が違います。床は石なので、川石?と言うほうが相応しい。小さいですが甌穴があちこちにあります。川石の上を水が滑るように流れるのです。
この地区にはもう一ヶ所石切場跡の大滝石切場跡があるのですが、時間の関係で足を伸ばせませんでした。残念。

滝ケ原地区の前に那谷寺に行ってますが、ここも「『珠玉と歩む物語』小松」の構成要素のひとつで、露出した岩山には碧玉層があるそうです。
恥ずかしながらぜんぜん分かりませんでしたけど。

今回訪れた所は地震の被害がほとんど見られませんでした。能登半島から離れて福井県に近い地域で、固い地盤だからでしようか。
最後に暮らしに溶け込んでいる石の文化を実感する写真(北前船の里橋立の街並み)で日記を終えます。























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