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タイ女性との結婚

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タイ女性との結婚22 女史たち

2012-07-01 15:21:06 | 日記

m氏の彼女の自慢の中国人妻がm氏と離婚するため彼ら夫婦が永遠に別々に暮らすために俺にその手伝い頼まれたこと・・・


彼女と俺の職場の同僚の中国人女性たちと共に、彼女が働いたお金で買った・・彼女のもの、テレビ、冷蔵庫、洗濯機・・


それらをm氏の住んでいる元から引きあげて、彼女、m氏の妻のもとに送り届ける事・・・それが今夜俺が中国女性たちに依頼された仕事だった

もはや夫婦という形に成立しない以上・・中国人女性の考えた方というものは・・

別れた日本人亭主に物品として何も残さず、自分が汗水たらして買ったものは、すべて自分が持っていく・・そういう感覚でいるらしい 

日本人同士の離婚にしても、そういう感覚というものは多少ともあるものであるが、いわいる生活必需品である電化製品

テレビ、冷蔵庫、洗濯機、いくらm氏が収入が無く、それらの物が買えない旦那であっても・・

仮にも夫婦で暮らしていた思い出深い生活必需品の電化製品をすべて持ち去っていくという感覚というものに・・

何かやりきれないものを俺は感じる・・夫婦というものはそんなものであろうか?

しかし、俺もm氏に負けず劣らず、結局後に自分の中国人妻と別れてしまったのであるが、m氏のところと同様に、彼女にしても別れ際に今まで俺に買ってくれた誕生日のプレゼント、衣服、時計、CDプレーヤ、夫婦共同で支払っていた車のローンのお金、彼女が支払っていた分・・

すべてを返却することを彼女に要求され、彼女はそれをすべて手に入れて、俺の元から去っていった 

中国女性と言う物はそんな部分というものは何か現実自分が支払ったお金というものは一円たりとも疎かにしないという感覚があるらしい

逆に我々日本人の旦那が彼女ら中国人妻に提供したもの・・

我々日本人が彼女ら中国人妻に与えてきたもの・・精神的なもの金銭的なもの・・ビトンのパック・・高価な化粧品、携帯電話・・高い衣服・・車・・

そんなものは当然のように彼女らの体内、心の中に入れ込まれ、決して彼女らの身体の中から間違ってもハイ出てくることはない

 日本人は中国人よりもお金を持っている 其の日本人がお金もなくなり、仕事も失い、身体も病に蝕まれ、彼女らにとって、まるで、歯磨きのチューブの中から、歯磨き粉が全部出し切った状態の抜け殻のチユーブであると彼女らが日本人の旦那を認識したとき、

中国人女性いわく

無い人 おっちゃんは無い と中国女性に言われた事というのが、その無いという一言に日本人と結婚するというメリットがもう失われてしまっている ということを言い表されているということなのだろう・・

そんな中国人女性とある意味結婚してしまった という現実、過去と言うものは、今から考えると自分達の汚点でもあるけれど、しかし

 日本人女性と結婚できない 

経済的に、恋愛する能力として・・国際結婚を選ばざるをえなかった・・・我々は、ある種の不具者であることであるかぎりは、その過去も現実も受け入れざるよう仕方がない感じがする 

それを糖尿病であり人工透析を受け、男性としての機能も失われた・・

そして職も名誉もお金も失った中高年であるm氏の場合は、今回の離婚というものは以前の彼の言動、職歴、彼の日本人としてのプライド 

彼曰く

私は中国人にオンブに抱っこされている状態ではなく、彼らをうまく利用して、支配する という 

彼の長年中国で華々しい仕事をしてきた彼の経歴、経験、プライドからくる思考からしたら、

今回の離婚は、中国人妻が何もかも持ちだして出ていく状況は誇り高い彼からしたら、恥の上塗りであるし、とても、受け入れがたいものであったと想像するにやまない 

そんな恥の思考の中での、以前俺が彼を見た、あの自慢に満ちたプライドの高い彼との今夜の再会と言う物にある種、

俺の気持ちとして、悲しさとか懐かしさと言うより、以前彼と今回恥の上塗りとして、彼の失意の現在の状態、変化というものをじっくり観察してみたいと思った 

それは、まるである研究者が何かの実験をして、その研究者すらその実験結果の状態を知りえないある種、観察者と同じような感じ・・・

俺と同じ日本人で中国女性との国際結婚して、挫折してしまった、m氏・・その結末の状態と言うもの・・同じ糖尿病で中国妻を持つものとして・・・

彼の今の状態と言うものを怖いもの見たさのような・・・そんな期待から、今夜の彼ら夫婦の別離の引越しの手伝いを引き受けたという気持ちが強かった・・

彼は・・m氏は・・俺と再会してどのような話をしてくるだろうか?

以前の誇り高い自信に満ちた彼がどのように彼は変化してしまっているのか?

彼はあいも変わらずプライドの高い人間として存在しているのだろうか?

俺の今夜の期待は、そんな思いから、必然高まっていくばかりだった

そして、その夜 、待ち合わせの場所に、中国人女性たち同僚たちと自分の車、バンにのって彼らの住む場所に到着する 

道の広くない、俺のバンがギリギリ通れるか通れないくらいのせい住宅街の中、まだ夏場の七時というのに、そんな狭い薄暗い貧相な住宅街の中でたたずんでいるせいか、ずいぶんと夜の深まりの速さに季節がら違和感を感じる 

それに随分と蒸し暑い夜だ そんな夜、俺は中国人女性、会社の同僚の中国人女性と共に、そんな住宅街の彼ら夫婦のアパートの前に立つ、

ふと見ると、引越しを手伝いに来た同僚たちは女性ばかりで、以前俺に引越しを手伝ってくださいと言ってきた同僚の中国人女性三人と、彼女らの友達、中国人女性二人、そしてその友達の旦那である若い背の日本語のわからない中国人の男性、

彼の妻の友達は妊娠しているらしくお腹がずいぶんと大きかった・・そんな妊婦が引越しの手伝いなど…重いものを持てるわけでもなく・・引越しの手伝いなどできはずもない・・・

ただ、この場の中国人たちの集まりに来たいだけのお祭り気分の若い中国人女性・・

俺はその妊婦の中国女性のそんな感覚が理解できず苦笑せざるをえなかった・・そう・・すべてがそれ・・・これが中国人であった・・

そんな中国人の中で異邦人と化した日本人たる俺はそんな中国人たちの中で孤独であるしかなかった  

こんな日本にいながら、日本人と会いたいと思う気持ち・・ 彼女ら中国人たちの中で俺が、黙って、こんな蒸し暑い薄暗い夜の中でたたずんでいると・・そんな思いがつのるばかりで・・

m氏の引越しの手伝いという本来の目的よりも、早くこんな孤独感から解放され、日本人に会いたい 

m氏に会いたいという気持ちが募る一方だった 俺はそんな思いが強くなるままに、俺は日本語の少しわかる中国人同僚女性に問うた



mさんは?


彼女中国人同僚女性はその俺の言葉を聞くと戸惑いの表情でこう答えた 

 いると思いますが・・・ 

そんな彼女の言葉が終るか終らないうちに・・突然、狭い住宅の路地からm氏の妻が走りながら現れた


我々を見つけ、こちらに向かい、何かものすごい形相で早口の中国語で同僚の中国人女性に話しかけた


その情景は・・その彼女の姿は・・

m氏の美しい妻はもうすでに、俺の思いからくる・・

糖尿病で人工透析で苦しむ旦那をいたわり愛する献身的な妻のイメージではなくなっていた・・

彼女はすごい怒りの早口の中国語を話していた 彼女の同僚たちは彼女を取り囲むように聞いている

そのm氏の妻、彼女の顔は、昔中国での文化大革命時代の責任を問われて裁判で、

怒りの抗議をとなえていた江青女史と同じ怒りの表情の顔だった・・ 

 そうだった と

彼女も中国女性だった事を俺は彼女の同じ怒りの顔見たとき・・あらためて思い巡らすのだった・・


続く






タイ女性との結婚21造反有理

2012-06-10 14:13:28 | 日記


糖尿病で瀕死の状態であるm氏に、今の彼にとっては唯一の心の支えとも言うべき、彼の自慢の中国妻が彼を見捨てて離婚したいという・・

彼の妻は俺とおんなじ職場の同僚であり、仕事上で彼女のとも親しく話をし、彼女の気質とか性格みたいなものに触れる機会があるのだが、

決して彼女は病で苦しむ、落ちぶれ果てた旦那を見捨てるという事をするような薄情な性分の人間とは思えない 

むしろ、そんな旦那m氏を愛しているという言動とか気持ちみたいなものが・・

ずいぶんと、俺が彼女と彼の話題になるたびに、そんな、夫婦愛みたいな、同じ中国人妻を持つ俺から見ても、うらやましいような彼女が彼を思い、いたわる挿話みたいなものを聞かされてきたものだった。

彼が人工透析を受けなければならない境遇になったとしても、週三回の人工透析、病院にもいつも彼と共に付き添っていき、彼の寝ているベットの隣で、彼の手を摩って、彼の健康を気遣った・・

そんな彼女の彼を思う美談みたいなものは、幾度も職場で彼女の職場で働く共通の中国人女性の同僚から聞かされきたし、普段の彼女の職場での優しい気質からして、それは俺の中で思う彼女、m氏夫婦の愛の姿として、イメージとして焼き付けられたものであった

しかし、その彼女がm氏と離婚したいという・・なぜなのか?

俺に手伝ってほしい という彼女の同じ職場で働く同僚の中国女性たちに聞いてみる

どうして離婚したいというのだろう?あれだけ仲のいい夫婦だったじゃない?彼が病気になってっても、献身的に尽くしてきたじゃないの?

いったい彼女ら夫婦はどうしたっていうの?

すると中国人女性の同僚の一人がこう言った

 プヨプヨというだけで・・ナイというだけで・・彼女が言うの..おっちゃん(m氏の事)は・・

 ナイ、無い、ブヨだと

その言葉聞いて、俺は彼女らに聞く

 
 ない?  何がないの?  何がプヨなの?


離婚理由が ナイという言葉だけではよくわからないなぁ と 


そのナイという言葉を俺は口ずさんで、ハッと彼女の言う言葉の意味を連想してしまった

  
 セックスのことなのか?


糖尿病の合併症の一つに勃起不全という症状がある・・・・・

病気の影響で彼女ら夫婦の間にはセックスすることもままならないことになっているのかも知れず・・

以前、m氏が俺に言った 彼女の妻を男として完全に支配している 

つまりセックスおいて中国人妻を奴隷化しているという、その状態というものが、少なからず糖尿病によるものからくる、

その男としての支配 という彼のイメージするものが支障をきたしていることだけは彼の病気から想像できた 

しかし、俺はその セックスがない という俺の貧相なイメージからくる言葉を発して彼女たち同僚に尋ねる事を躊躇し、そんな自分の恥ずかしい離婚の動機の連想に罪悪感を感じながら、その言葉をかろうじて喉元に収めて、彼女ら同僚の中国人女性たちにあらためて聞いてみる

俺に手伝って欲しいということはなんだろう?もう、彼らは離婚を決めてしまったのかい?どうしても離婚しなければならないのだろうか?

mさんは確かに糖尿病で元気がないし・・今は仕事もお金もない状態なのかもしれないけれど・・

それは、やはりお互いが夫婦になって、一生添い遂げると契りを結んだ関係なのだから・・何が ナイのか理由がわからないし、その事で・・

離婚ということになってしまうことが俺には彼ら夫婦のよい頃を知っているだけに、寂しいものがあるものね なんとかならないのかな?

その俺の言葉聴いて彼女ら中国人女性の同僚たちの身体があきらかにユラユラとゆれていく・・・

一人は苦笑して俺の日本語を聞いているもの・・

一人は怒りに満ちた表情で俺の話に納得できないという感じでうつむき加減で足をタタンと跳ね上げたりしている

 彼女らは何故か俺の 一生添い遂げる契りという甘い言葉に鬱屈な気持ちがうごめいているようだった・・

その甘い言葉に反論すべき日本語を彼女らのタドタドシイ日本語では上手く伝えられなくて、どうしてもそれがジレンマになって身体が動くらしかった・・・

彼女ら中国女性の日本語に訳せない腹立たしい思い・・・、

その説明できないに中国的に日本語に訳せない表現として、ただ単にこういい続けるだけだった 

オッチャンはナイ プヨだ  と

 中国人女性同僚の一人がそのナイを連すると、彼女ら同僚らがすべて同じように、同じ言葉で オッチャンはナイ、ナイと日本語で俺に言うのだった・・

その光景を見ていると、なにか不気味な彼女ら中国人の底知れぬネットワークというのか、コミニティーというのか、日本人には理解できない共通の認識というものが横たわっているようで、なにか救いようのない彼女ら中国人との壁みたいなものを痛感さざるをえなかった 

俺は日本という国にいながら、まるで別の国いているような・・そんな孤独感というもの、何か取り留めのない絶望感みたいなものが、この場やり取りとして残った 俺はそんな場の雰囲気におされて、彼女らの前では異邦人にならざるをえなくなり、沈黙せざるをえなかった

そんな俺の態度を見かねて、彼女らの中国人 女性の同僚の一人が慌しくメモ紙を取り出し、ペンで何か走り書きして、俺にすばやく渡した 

俺は何か怖いものを見たかの表情で彼女を見、彼女の走り書きしたメモ紙の文字を見た 彼女は漢字でこう書いていた

 造反有理 不要问我任何事

俺はその言葉の意味を理解できず、メモ紙を渡した彼女に問いただすような表情で目線だけで問うが、彼女は苦笑し晴れやか表情で、俺にこういった

今夜、私達はmさんの引っ越す荷物を持っていきます 

テレビとか冷蔵庫とか重たいものばかりなので、車と男の人たちの力が必要なんです

0さんの車貸してください それと0さんも冷蔵庫とか運ぶの手伝ってください  お願いとはそのことなのです

と ちょっと聞き取りにくい発音の日本語で俺に言った 俺はそれまでのやり取りの重苦しい気持ちとして開放されたように、その彼女の言葉に答えた

冷蔵庫?テレビ それはかまないけれど、それじゃもう離婚は決まってしまっているのだね 

その持って行く電化製品とかも彼ら夫婦の間で彼女がもらう事とか話し合いはできているねんだね?

彼女は答えた 

 そうです 話はできています おっちゃんは了解しています 

でも、この冷蔵庫もテレビも奥さんが買ったものです おっちゃんはお金がないので、これらのものはオッチャンは買ってません だから、この電気のものはすべて、奥さんが買ったのよ だから、それを奥さんが離婚して、もらう事は当たり前ですよ 

と彼女ら同僚の中国人女性は言った  

俺はとりあえず、その言葉にうなずき、彼女ら聞いた

mさんはどうしているの?今夜その電化製品をもらいに行くときに彼はいるのかな?

彼女らは言った 


たぶん 会えるでしょう・・よくわからないけれど・・


俺は言った


彼は元気にしているのかな?久しぶりに彼に会えるので、ちょっとうれしい気もするけれど・・


でも、離婚して、彼ら夫婦が別れるお手伝いするために・・そんな場で久しぶりの再会というのも悲しい気がするけれどね・・


・・・・・


彼女はこの俺の言葉に直接反応しないまま、うんざりした表情で、こんな言葉で俺に問うた


でも、0さんは手伝いに来るでしょう mさんと友達だから・・

そう彼女が言うと・・俺は答えに詰まってしまった 

本当の意味で日本語で言葉のやり取りができないこの状況の中で、

なんとか自分のこの夫婦の別離の状況というものを彼女らに伝えたかったものが、

その百分の一も彼女ら中国人女性たちは伝わっていない物悲しさというのが、

そんな彼女ら日本語の伝わらない中国人女性の前では一人芝居でしかすぎない言動で終始してきた自分というものが、

彼女ら中国人たちの前では、とても子供っぽく思えることに気づいて、ものすごく自分自身憤りを感じざるを得なかった 

そして、mさんは友達 という彼女らの、とても関係として割り切った俺に対する表現として、言葉に俺はこういわざるをえなかった


そう たぶん 友達だと思う だから、俺も今夜、手伝いに行くよ・・

と その晩、仕事を終えて、俺は自分のバントラに乗って、m氏の夫婦の離婚の手伝いをする羽目となった

 それでも、m氏とは久しぶりの再会であった それだけに俺にとっては彼と再会するのはどんな形にしろ楽しみだった



しかし、そんな気持ちは、またしても、俺の甘いセンチメタルなものにすぎなかった

まさか、あんな不幸な再会になってしまうものとは・・・その時の俺は考えてもみなかった・・


続く

タイ女性との結婚20 同士

2012-05-05 16:48:42 | 日記
 アナタ タクサンタベテクダサイ ダイジョウブ ダイジョウブ

 と彼女は片言の日本語で以前のように俺にいう

 彼女の愛情表現として、いくら糖尿病になっても、愛情表現として、彼女ら中国女性は愛する人にいっぱい食事を振舞うのが美徳される

俺は結婚以来、そんな彼女の愛情表現に甘え、のせられ、この六年の間彼女の脂っこい中華料理を食べ続けた 

そして、俺もm氏と同様に糖尿病になった 

そして、糖尿病と宣告されたその日の料理が合いも変わらず脂っこい中華料理である。俺は思った

これからも俺はこの中国人妻の作るこの脂っこい中華料理を食べ続けるのか? 

そう思うと目の玉の奥がヅキヅキと痛んできた 

ひょっとしたら糖尿病の合併症、目が見えなくなるという眼圧を圧迫する病気かかっているのかもしれない 

眼科にいって調べてもらわなければ・・糖尿病の合併症で死ぬのはごめんだ 

彼女とこれからも暮らしていく・・

俺は必然、糖尿病の合併症で死んでしまう
 

そう思うと、彼女との埋まらない溝、言葉とか考え方の違い と言うものを痛感せざるを得なかった 

あるいみ、中国人女性と結婚した宿命、運命と言う風にこの自分の置かれている状況を考えると


自分はこれからこの女性と一緒に暮らすことに対して真剣に考え、選択せざるをえない感じがした・・ そして、こんな妄想を俺は思った


このまま、彼女と一緒に暮らし、この彼女の無理解な愛情表現、糖尿病患者にとって無慈悲な彼女の愛妻料理を食べて生きていき、

糖尿病が進み、やせ衰え、インシュリン摂取が必要となり、

ついに、俺のささやかな男性器も使用不可となり、目もやられ、腎臓もやられ、人工透析の必要な人間となる 

どんどんとそんな病に虫食まれていく旦那を見ていても、彼女はどうすることもできず、

彼女は俺に対する愛情表現として、あいもかわらず、脂っこい中華料理を俺の為にと、作り食べさせる

 そして、それから五年もたたないうちに俺は糖尿病のすべての合併症を体感して、死を迎える 

そんな俺の死を迎えて、彼女はすでに習得済みの日本に永住できるビザを利用し、

俺との生活で資格をえた、遺族年金を手に入れて、一年もたたないうちに過去の俺の存在など忘れてしまって、スカイプかなんかで知り合った彼女よりも十歳も若い中国人男性を日本にひきつれてくる

ワアイニと言葉を発しつつ、卑猥なキスを共にしながら、俺と彼女が暮らしていた家にその若い中国人男性と一緒に暮らし始める 

彼女は俺と結婚した以前よりも、その若い中国人男性の肉体によって、

彼女の少しばかり老けた肉体も生き生きと若返り、顔がずいぶん綺麗になり、女性として、生命体として新しく生まれ変わっていく・・・


そして、家の物置とかに置かれていた俺の遺骨の入った骨箱の中身は

俺の以前は俺の家だった庭にある花壇の土と混ぜられ、捨てられ、俺の骨壷は、いつのまにか彼ら中国人夫婦の吸うタバコの灰皿になってしまっている・・ 

その情景を霊魂となって見ている俺・・

俺の国際結婚 俺の人生 日本人として無様な死にざま・・・

そんな妄想のあと、俺は彼女との離婚を決意さざるをえなかった 

このまま、彼女と暮らして糖尿病が悪化して死にたくはない

俺は、そう思った しかし、彼女と離婚する原因はそんなことだけではなかったのだが・・・


それにしても、m氏はたぶん俺と同じような状況にたたされ、俺のような中国人妻と離婚しなければ、糖尿病と成り果てた彼からしたら、

そんな俺のように離婚という選択をしなければならない状態だったと推察する

しかし、彼は今なお、それをせず、彼の妻である中国人妻の愛情を受け続けているのだろう

 
そして、彼は糖尿病が悪化して、腎臓を悪くして、人工透析を受ける人間になった



彼の死は確実であった・・ 糖尿病で人工透析をして十年も生きられることはないのである


彼にとって、余命というものは、すでにその時点で決定されていることである 

それでも、彼は彼の妻、中国人妻と別れなかった 別れられなかった気持ちとは何なんだろう? 


すべてが曖昧で確実な物を知りえない我々にとって、その中でまちがいなく誰の人間にも確実におこりうる事、知ることになる、ということ

 それは、自分はいずれ、間違いなく死ぬと言う現実である

そんな確実な死・・・

死ぬ限りは、自分の過去の栄光、彼にとっては中国での華々しい業績 

そんな戦利品の一つである彼の美しい中国人妻を彼の病にとって元凶にもかかわらず、最後の最後まで手元に置いておきたい 

たとえ、その代償が自分の死であったとしても・・

そんな思いが俺は彼の気持ちの中にはあったのではと、センチメンタルな思いとして思ったりもした

そして彼の気持ちを考え俺はまた、こう考えるのだった 

彼、m氏 みじめに、この日本に立ち帰って中国での、過去の栄光も業績も履歴も無視され、トラックの運転手やガードマンマンなどして、

若輩もののに怒鳴りつけられて、生活するために日銭を稼ぐ暮らし・・

m氏 にとって、この晩年(彼はまだ死んでいないのでこの表現はおかしいのであるが、その表現の意味は次回であきらかにされる)

そんな、みじめな思いから、孤独な自分を維持し気持ちとして生きるという姿勢させられたのは、この中国人妻が自分の側にいてくれたが為であった 

だから、彼は糖尿病になっても、なお今の自分の生きる意味を確認するために、彼女の過酷な愛情?少なくとも糖尿病患者にとっては・・・

過酷な中国人妻の愛情表現を喜んで受け入れ続けたのだろう・・

それはまるで、麻薬のように習慣性のある愛情 繰り返し、繰り返し求められる彼女への愛情への欠乏の欲求

その孤独たる彼の中国人妻に対する愛情の欲望の当然の帰結が糖尿病の悪化による余命のない死にゆく自分自身を見出す事に繋がっていく・・

それでも、自分が死ぬことになったとしても・・それを自分で自覚したいたとしても、彼にはどうすることもできなかった・・

いまの孤独な日本人たる中高年の敗残者の彼には、その中国人妻の愛情なしでは本当の意味で生きていけなかったかもしれない

俺はそんな思いを彼に抱き、彼と本当の意味で同士になれたような気がした


彼は間違いなく時限装置のかかった死の時計を持っている 

そんな彼とは違い・・俺はこれから、タイ女性と結婚する・・ 生きる意味を求めて・・

どちらも、寂しがりやで、孤独な中高年であった

お互い仕事を挫折し、今の自分を確認する為に人からの愛情を欲した・・ 

そして、それを求めて、俺は中国妻と離婚し、タイ女性との結婚を求めた・・

彼は中国妻にその愛情を求め続けた・・そして、彼は少しばかり早くこの何も確実な意味の無い世界から離れようとしている

遅かれ早かれ、俺も死ぬ  ただ、俺の場合は彼よりも世の中に未練があり、執着心がありすぎるのだろう・・

彼に笑われるかもしれない 自分がより多くの愛情を求めすぎて・・タイ女性と結婚することを・・そう思うと俺は彼に恥ずかしい・・

俺はタイ女性と結婚して、本当の愛情を得ることができるだろうか?




 そんなm氏が糖尿病で瀕死の状態であるという話を聞いた・・一か月ほどしたある日・・


 彼の中国人妻の同じ職場で働く友人の中国人女性が仕事の合間に、俺にこんな話をしてきた・・



 おっちゃん(mさんの事)の奥さん・・・彼と離婚したいみたい・・Oさんいろいろ、手伝ってくれませんか・・・ 

 
 今から考えると、その言葉が、悲しい事件の始まりだった


 続く

タイ女性との結婚19

2012-05-05 15:14:34 | 日記
彼、m氏がうちの会社を辞めて二年近くになったある秋の日・・それまで絶えていた彼についてのいろんな情報が俺の周りに伝わってきた

彼はうちの会社を辞めてしまっても、彼の妻、中国人妻は以前としてうちの会社に勤めている関係で、うちで働く中国人女性パートと俺と話しているうちに、彼とその妻、その不幸な近況が俺のもとにも届けられたりしていた

彼女らの話によると、あの日本人のおっちゃん(彼女らa(中国女性たちはm氏の事をそう呼んだ)は

晴れて中国での自分のノウハウをいかせる会社を見つけたものの、会社の方針と彼の仕事に対するプライド、ポリシーの問題とがうまく折り合わず、

結局は会社を首にされてしまい、日本に舞い戻って来たものの、日本においてもいくつもの仕事をしてきたのだけれど、彼の物の考え方が災いしたのか、どこへ行っても仕事が長続きせず、

ときには、彼には似合わないトラックの運転手とかビルの夜間警備員みたいな仕事までするのだけれど、結局は彼の以前の高い履歴(中国における彼の華々しい戦歴という方が正しいかもしれない)の思考回路のまま、物事をたちまわる目線というものがあるせいか、職場の人間関係とか、上下関係みたいなものも、うまくいかず、結局自分から職をやめてしまうか、クビにされてしまう ということが多かったようだ。

そんな、出来ごとの連続に自暴自棄になってしまったのか、彼は職を探すのをやめてしまい、家に閉じこもりになってしまい、

毎日働きもせず、彼の中国人女性の作る大量の脂っこい本格的な中華料理に毎日舌ずつみしながら・・

(その頃になると彼の持っていた以前の日本人的なあっさりした質素な食感は失われてしまっていたらしく、中国人女性の作る身体に決して良くないと思われる高濃度の油を要した中華料理をたべていたらしい)

お酒を浴びるほど飲み、暴飲暴食を重ねて、かなり太ってしまっている生活状況であった。 


そのうち、彼のそんな自暴自棄な生活の話題が話のタネとして俺の周りから消え失せると、

そのうち、彼はとうとう、そんな食事のせいか糖尿病になってしまい、その病気のせいか、

今はずいぶんとやせ細ってしまっており、おまけに病気からくる合併症から、かれは腎不全を患ってしまい、

週三回の人工透析をしなければならないという話を聞いた・・

糖尿病による人工透析・・・

そこまで、彼が病に陥ってしまっていることに俺はショックを受けた

 糖尿病による人工透析をする患者は、寿命的に長く生きられないという事を俺は聞いたことがある


まだ、五十代前半であるはずの彼が、そんな状態に陥っているということが、年代の近い俺の気持ちの中で他人ごととは思えないものを感じた 

同じ中国人妻を持つものとして・・

俺も実はこのm氏と会わなくなって二年間のあいだに、彼と同じように糖尿病になってしまっていた 

中国妻の何も考えて作ることのない脂っこい食事を食べてしまうと、何年もそんな生活をしていると、

カロリを過剰に取ってしまうことになり、いつのまにか糖尿病予備軍の最前線にたたされてしまっている自分を見出すことがある 

同じ中国人妻を持つ、彼も多分俺と同じことになってしまったのだろう

俺の場合は初期の段階で血糖値が高いという事が病院にいつて判明し、それから自分で食事制限とか運動とかして血糖値をさげる努力をおこなって現在は事なきを得ている。

 しかし、その代償というものがあった それは、中国人妻との離婚であった

 その理由という物はこうであった

俺が医者から糖尿病と宣告され、俺が糖尿病になったと中国人妻に言っても、それから彼女による糖尿病に良くない脂っこい中華料理が食卓に出なくなったのか? と言われば、

そんなことはなかった お構いなしに、彼女は以前と同じように脂っこい中華料理を食卓に出してきた


それは、どういうことなのだろう?俺は彼女の気持ちを思うと複雑な気持ちにならざるをえなかった 



彼女ら中国では糖尿病の危険性とか認識というものはかなり俺の考えとして、あまり不幸な病気として思われていなのでは?と思ったりもした

 

愛する旦那がカロリを高く摂取してはいけない身体の人間であるということは、彼女と一緒に病院へ行って、彼女も先生から説明をうけたはずである 

いくら彼女が中国人で日本語理解しにくいといっても、日本にいて六年にもなる彼女が言葉として、病院の場のニュアンスとして理解できないはずはなく、だから、糖尿病と宣告されて、その意味を理解し、旦那の危険な状況を理解しつつ、それで作られる彼女の旦那への初めて出す料理・・

それが、以前と変わらない脂っこい中華料理・・


その意味を考える時、彼女には悪気はないものも、長年脂っこい中華料理を作ってきた体質思考としてこれ以上のものを作ることはできず、


どうしてよいのかもわからないといところが彼女の真意ということなのだろう と俺には思われた


そんな危険な料理を 糖尿病の旦那である俺にとっては・・・受け入れるは自殺行為だと思えてくる



 俺はこのままではこの中国人妻に殺されてしまうだろう・・

 

 続く


タイ女性との結婚18文盲

2012-03-20 17:53:40 | 日記

m氏の言った・・中国でここの仕事をする会社興したい・・社長に私の提案を話してもらえないですか?・・僕は中国にはたくさんのコネもあるし、友人もいますから・・僕を中国での営業仕事に使ってほしい・・


という言葉を俺は聞いて、彼の今の哀れな状態を考えるに、その仕事をさせてあげるほうが彼には、ベターだと思われた

 しかし、うちのような小さな会社が中国に進出したとしても、資金力もない、人材もいない

長年ここで俺は勤めているから、社内の事情して思うに、もし、この会社が中国に進出したとしたら、すべての社運をかけて、一か八かの冒険するつもりで行動しなければならず、そんな冒険する気力は七十歳近い、うちの社長にはないと思われるし、もし、仮に中国に会社を興したとして、中国では中国語のわかるm氏にすべて一任せざるを得ない状態になってしまうだろう・・

彼は、すでに中国において事業を失敗した経歴もあり、いくら人のよい社長でも、社運をかけて、たくさんの資金を投資してまで、彼を信用して中国で新事業を立ち上げることはないように思った

たぶん、社長一代で日本で細々と今の仕事をしていくだろう・・

彼に俺はこう答えた

 たぶん、社長は中国で新事業をするという事しないと思いますよ

 社長も年齢も年齢だし、後継ぎもこの会社にいないですから、社長一代で終わってしまう会社なので、社運をかけて資金を集めて・・

 冒険するような中国での会社立ち上げはしないですね 

たぶん社長に話すだけ無駄だと思いますよ と俺は言った

すると、m氏はこだまのような速さで俺の話に返事をしてきた


だったら、oさんが社長になったら良いでないですか?

この会社に後取りない以上、社内の中から誰かこの会社を引き継ぐ人がいなければなりませんし・・ と彼は言う

僕が・・と そう言われて絶句したが・・


そういう危うい話を会社の中で、しかも昼休みの休憩中に話ことが不安なことでもあった 誰かが聞き耳を立てて聴いているかわからない

俺は話をそらす意味でも、話題を別のものにする必要を感じて、こう答えた


僕は、そんな器の人間ではありません 社長のように会社をまとめる器量もないですからね 

それに、僕は中国人が嫌いです とそう答えた

それを聞いて、m氏は笑いだして、こう答えた

僕だって中国人は嫌いです でも、おかしなことにoさんも私も中国人女性と結婚している・・それは現実ですよね?

中国人、中国が嫌いだと口に言ったとしても、どこかで、我々は中国人たちに依存しなければ、生きていけない

今の日本の商品、加工も輸入も何から何まで、中国とは何らかの関わりがあるのです 

日本で安い品物を買えるのも中国で中国人たちが、安い賃金で加工してくれているからですよ 

みな中国人は嫌い 口々に日本人は言いながらも、本当の意味で中国人を排除できない、否定できない

我々日本人は、それだけ中国に依存していかなければ、精神的にも現実の生活上でも生きていけない状態にまで落ちぶれしまっているのですよ

  
 oさんもそうでしょう?


以前、oさんが私に打ち明けてくれた話ですが、oさんは今の中国人妻とsexするまでは、童貞だったんでしょう?

初めて、sexする相手が今の中国妻だと聞きましたが・・

sexしてくれる女性も日本にはいない・・ 中国女性だから、貴方のような身持ちの固い男を相手にしてくれるのですよ 彼は言った


確かにそうであった 今までの、人生で女性と付き合う事もなく、モテル男としての気質を備わっていない俺は、今の中国人妻と三十半ばで初めて筆おろしした状態であった 

そういう意味では、中国女性との結婚とはありがたい存在ではあったが・・

表現として三十半ばで筆おろしの男を柔らかい上手な表現として、身持ちの固い男 と彼は言ってくれたとしても・・


 ここで、中国人妻とsexするまでは、貴方は童貞だったんでしょう?


 という話題を出すことに対して、彼に不快な物を感じ反発する意味で、こう答えた



そんな私のプライベートな話と中国の依存の話と並べて話すのは私としては不快ですよ 

とにかく、社長も中国人が嫌いです というより、言葉のわからない中国人・・

そんな理由で仕事のできない中国人に対しては、うちの社長はボランティア的な感覚で彼女に対して、好意、友愛の気持ちで接し、うちで仕事をさせてあげているという心の持ちようで中国人に接していっています

 中国人女性たちもそんな社長に対して、とても感謝して、尊敬して真面目にここで働こうという姿勢でうちで働いてくれています

しかし、社長が本当の意味で嫌いなのは、我々のような中国にオンブ抱っこしなければ、生きていけていない日本男子のことです

 

お前ら日本人か?日本人やったら日本人と結婚せい!ややこしい国の女、日本に連れてきてからに・・


以前、社長は俺が中国女性と結婚するときにそう言いました

 たぶん、mさんも俺と同じような目線で社長に見られていると思います

そういう意味合いからして、社長のmさんへの評価は日本人的にも人間としての評価としも落第点を与えられていると思いますよ

 だから、中国での新事業を貴方を通して行われると言うことは、とてもあなたでは社長の気持ちとしては任せられないと思いますがね と俺は、半端不快な気持ちをあらわに出し、m氏に吐き捨てるように、そう語った

そんな俺の挑発的な言葉にも、m氏は・・彼は冷厳にこう言い放った

 社長だって、善意の気持ちで中国女性を雇っていると言っても、結局、日本人のパートが次々と辞めていき、やむなく、中国人女性を使わざるを得なかった、本音からしたらそういう事でしょう? 

だれが好き好んで、言葉の伝わらない、そんなことで仕事に支障をきたすような恐れのある中国人たちを使う必要がありますか?

日本人が来ないから、労働力がなくなるから彼らを使わざるをえない・・

 そういう意味からしたら、皆、中国人にオンブに抱っこされている みな同じムジナです いい意味で同士ですよ 

社長が仮に我々に対して、お前ら日本人なのか?と問うとしたら、私も社長に聞きたい

 貴方も本当に日本人なのか?

いや、本当に日本のアイデンティを持ち合わせているなら、こんなにも貴方がたは中国人におんぶ抱っこの経営姿勢であることが、国辱だと思わないのか?

社長は我々を日本人の恥として見られているなら、逆に貴方方の中国人依存の経営姿勢を恥じるべきでしょう?

私は少なくとも、中国人の妻を持っていますが、彼女におんぶ抱っこされていると思いません 

社長にお前ら日本人か?と言われるほどの恥とも思いません 

私は彼女、中国人たちをうまく利用して活用して生きていこうとするだけです それだけの知恵もあります

 日本人としてのプライドもあります 

確かに、今はこんなアホな小さな中国人どもばかり集めて、ちんけな仕事している会社に私は臨時で雇われていますが、いずれ、僕はどこかで再び中国で自分のノウハウを生かした仕事に復職するつもりです 

それまでは、今の妻のパート代と僕のアルバイト収入で生活していきますが、妻も僕の事を支援してくれていますし・・

彼ら中国人を利用して生きていく・・そのことで成功し、自分の事業、業績を後世に残していく・・

それこそ、日本人としての彼らとの違い?日本人として生まれた証の証明になっていくと僕は思いますね oさんもそう思いませんか?と彼は、一気に僕に言った

俺はその言葉を聞き 少し考えて、こう答えた

結局はmさんも中国人たちにオンブに抱っこされていることには変わらないのではないですか?

そのことを、逆に言い換えて、彼らを利用する とうまく言葉をすり替えているようですが・・

僕には、貴方も僕も社長も、言葉をうまくすり替えているだけで、みな中国人なしでは生きていけない同じ日本人にしか思えないのですが・・

少なくとも、僕はその事実を認めますが・・mさんはそのことを認めませんか?

私は認めません と誇らしげに、リンとした表情で彼は俺に答えた そして、ちょっと苦笑しながら俺の顔見ながら、 こうも言った

あなたのように、アノ方まで、妻に弱っちい事はないですからね 私はアノの方では彼女を男として十分支配しています 

彼女はアノ方では私の奴隷ようなものです と笑い語った

その答えを聞き、残念な気持ちを彼に対して抱きながら俺はこう言った


貴方はたぶん失敗するでしょう 

女性に対して、それだけの支配する気持ち、僕からしたら不純な支配する気持ち 

中国人であっても、日本人であっても、そんな気持ちを土台にした男女の関係と言うのはいつか終わってしまうと僕は思います 

それが終わった時、最後に残っていく心とは、彼女ら中国人を利用する 日本人としての知恵、日本人としてのプライド・・

そんな日本人として、中国人を見下した性質だけしか貴方の中に残ってはいかないでしょう 

その時、貴方の中国人の奥さん、貴女が利用し行くと言った中国人たちが貴方をどう思い、どう感じるか?

僕には貴方がその気持ちの驕りから、しっぺ返しを受け、ころがる石のようにドンドンと落ちていくような気がしてきます・・ 

そう彼に言うと、なぜだか妙な悲しさと寂しさが入り混じった複雑な心境で、声かうわついて、ちよっと涙声になりながら俺は彼に続けて、こう言った 

 どうか、お元気で・・・これからもがんばって生きていってください と俺は彼に言った


それから、半月ほどして彼はうちの会社を辞めていった・・

 辞めた理由として、中国での彼のプランを認めてくれた会社に就職するためだという話を聞いた・・



それから、彼の話題は俺の周りから絶えた・・・  しかし・・・それから二年ほどして、彼に纏わる・・あの悲しい事件が起こった


続く