冬から夏
海岸の岩や、海中の藻の先に
さまざまな海草が生える
荒波に打ち上げられるものも多い
★冬
岩のり
ハバ
ギバザ(ホンダワラ)
カジメ
あおさ
★春
ワカメ
もずく
くろも
海そうめん
★夏
ながも(つるも)
てんぐさ
えご
〈料理〉
■ハバ
※岩場でとったハバは、熱湯をサッと通し水切りをし、なんば味噌にあえる
※竹のハサミ串にハバをはさんで、巻いて、竹の先に大根の輪切りをさして、味噌や焼き
※味噌汁、粕汁は手っ取り早くできるのでよくつくる
■カジメ
生カジメを刻んで、茹で、真水で洗い、乾かして貯蔵
使うつど湯で戻し、魚の煮汁で煮つけたり、油揚げと煮込んだり、ゴマ味噌であえたり、いろいろに料理して食べる
■ギバザ
生のギバザは、水洗いし砂を落とし、茎から葉をおとし、熱湯でサッと茹でる
すり鉢で味噌、砂糖、なんばを合わせてすり、ギバザをあえる
(このまま食べる時は一寸くらいにギバザを切っておく)
あえたものを竹のハサミ串ではさみ、遠火で乾かす。ポリポリになって香ばしい
お茶うけ、酒の肴に

■てんぐさ
夏に海辺でよくとれる
水で何回もさらしゴミを取り除いて天日乾燥させて保存
こころてん(ところてん)にする時は、乾燥てんぐさを水でもどし、てんぐさがうっすらとかぶる程度に水を入れて火にかけ、しゃもじで混ぜながらよく煮とかす
火からおろすとき、一杯の酢を入れると溶けやすくなる。熱いうちに布袋でこし、もち折(浅い木箱)に入れて固める
固まったら【突き出し器】で細く突き出し、しょうが醤油か酢醤油で食べる