こんにちは(^0^)゛
大みそかも、そろそろ夕方ですね---。
(猫・アルファ)
今年も、いろんなことがありました(^-^)ｂ゛
日々の事を、気の向くままに書いていました(●´ω｀●)゛
毎日、誰かが見に来てくれて、その足跡に、元気をもらっていました(^-^)ｂ゛
今年、見に来てくれて、ありがとう(＾0＾)゛゛
2014年も、いろんなことを書きたいなと思っています。
お時間があれば、ぜひぜひ、お立ち寄りくださいね(＾-＾)ｂ゛゛
どうぞ、良い大晦日を(＾0＾)゛
まず、一年頑張った自分を、褒めてあげてくださいね～♪゛
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あれ？
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もしかして、まだ、見ていてくれてますか？(●´∀｀●)゛
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さて、最近、ドタバタしていて、きちんと日記が書けなかったりもしたので、久しぶりに、何かを書いてみましたよ。
↓走り書きで、ごめんね。
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『何気ない一日を』
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(それはまだ、ケータイ電話なんてまだ、ほとんどない頃のお話)
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目が覚めたのは、もう、窓の外が光で満ちているころだった。
充分寝た。寝すぎなくらいに寝て起きた。
布団から手を伸ばし、枕もとのラジオをつける。
大きな黒いラジカセから、いつもの声。
その声のＤＪなら、何時かわかる。--もう、１０時を回ったようだ。
寝起きの頭に、甲高い声が響く。
頭が動き始めて、最初に浮かんだのは、その日は何もする予定がないという事だった。
「ふぅ」と、意味もなく小さなため息がでた。
友人の誰一人とも、休みの合わない休日。
退屈な月曜日。
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朝ぶろを沸かして、湯船につかった。
少し温度が熱めで、入った瞬間、腕にぽつぽつと鳥肌が立った。
風呂桶に背中をつけて斜め上を見上げると、小さな窓からは澄んだ青い空が見えていた。
朝飯も食べていなかったが、歯を磨きながら---今日の予定を考える。
「ビデオでも借りに行こうか？」
そういえば、しばらく映画を見ていない。
「漫画本でも探しに行くか？」
確か、好きな漫画の続巻が出るころだ
「それとも、ゲーセンか？」
退屈しのぎには、それが一番かも。
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いろいろ思いをめぐらせてみたが、結局、行く先が決まらぬまま、フワリと車のシートに。
小さいボディの割に、座席の大きなその車は、ＮＸクーペ。日産アメリカが間違えてデザインしたと言われるその車は、座席の幅が外人仕様なのだ。
ただ、その「間違えて」というのは、日本人向けにしては座席が大きい事・・ではない。ライトの形が、妙ににやけた感じの車で、それで「間違えてデザインされた」と言われていたのだ。
それでも、その車が好きだった。
中古車屋で一目ぼれして買った、ブラックパールの可愛い奴だった。
後ろのほとんど見えない車を、狭い駐車場からバックで出す。回転数が上がり、独特の愛嬌あるエンジン音が聞こえた。
とりあえず喉が渇いていた。
少し腹も減っていた。
だから、いつものコンビニへと車を走らせた。
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コンビニでは、コーラとジンジャエールを買った。
炭酸が好きなのだ。
もう、昼が近かったが、卵サンドとツナのサンドイッチを、朝食？の代わりにすることに決めた。
店での滞在時間は、確か、２分となかった。
さっと決めて、さっと出た。
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車に戻ると、ＮＸは、愛嬌ある顔で笑っているように見えた。
Тバールーフのサンシェードを外すと、運転席にも、太陽の光が入ってくる。
窓を半分開ける。
五月の心地よい風が、車の中に入ってくる。
コーラのふたを開けると、プシュッと、お決まりの良い音がした。
行先はなかった。
だから、結局、無駄に車を走らせて、当時、お気に入りだった場所へと行った。
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半年ほど前まで勤めていた会社の近くの十字路を右折して、信濃川の土手に車を下ろた。
運転席と助手席のドアを目いっぱい開ける。
川風が車の中を、右から左へと走り抜けていく。
ＮＸクーペの屋根は、部分的に取り外しができるようになっていた。それを、運転席側だけ外す。
光が遮るものなく、頭の上へと降り注ぐ。
結構な解放感だった。
カーステレオに手を伸ばし、ラジオをつけようと思い、ふと、その手を止めた。
「せっかくだから」という気分になって、
ＣＤに変える事にした。
後部シートには、２０枚ほどのＣＤ。その中から、一枚選ぶ。
山本達彦の「ニューベストナウ」
当時の僕は、休日になると、そのアルバムが聞きたくなった。
定番？--お約束の一枚だった。
そして、サンドイッチを頬張る。
目の前は、大きな空間だ。
青い空と、信濃川。
広い土手の向こうまで、遮るものはなかった。
ツナの味をかみしめながら、ふと、周りの空気がよいことに気が付いた。
ぼんやりと、白昼夢の中にでもいるような気分だった。
腹が満たされ、サイドシートにサンドイッチのパッケージが散らかったころには、曲は五曲目、一番好きな曲になった。
「Ａ ＤＡＹ」
僕は、この曲が好きで、休みの度にそれをかけていた。
その曲は、--退屈な休日をどう過ごそうか？-- という内容の曲だ。
出だしから、明るいイントロは、満腹になって微睡む周りの空気と、じんわりと溶け合った。
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車のシートを倒し、空を見上げる。
青い空に、白い小さな雲がいくつか流れている。
それだけの空。
何度も聞いて、歌詞まで覚えたいつもの曲。
いつもの曲を聞きながら、少しずつ眠くなってくる。
その後、僕が眠りに落ちるまで、そんなに時間はかからなかった。
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退屈な月曜日。
何もすることのなかった休日。
なぜか、今でも、その日を思い出すことが時々ある。
あれは、きっと、一生忘れない普通の一日。
僕の人生の中ある、大切な大切な、記憶。
今でも、あの日の風の匂いも覚えている。
*** 追伸 ***
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その場所は、この秋、新しい橋が掛かったのだそうだ。
フェニックス大橋という名前の付いた、大きな橋だ。
景色は、きっと大きく変わったのだろう。
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