SFとミステリ ときどき妖怪

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記念すべき一冊目は

2020-09-12 21:06:33 | SF

この記念すべき一冊目は、何がいいかなと悩み続けましたが

SF小説で、作者のデビュー作という結論になり、

本棚を物色した結果。

山田正紀さんのデビュー作

『神狩り』

ハヤカワ文庫 2010年4月15日 発行

新装版です。

情報工学の天才、島津圭助は謎の《古代文字》を調査中に落盤事故にあう。

古代文字の解明に没頭した島津は、それが人間には理解不能な構造を持つ

ことを突き止めた。この言語を操るもの

それは神なのか。

人間の営為を覆う神の悪意に気づいた島津は、人類の未来をかけた壮大な

戦いの渦に巻き込まれてゆくのだった。

 

1974年にSFマガジンに「神狩り」が掲載されてデビュー。

山田正紀さん曰く、1978年に角川文庫から発行された「襲撃のメロディ」が

SF同人誌「宇宙塵」で先に発表しているので、「襲撃のメロディ」がデビュー作

になるのではとあとがきに書いていますが、作家として活字化されたのは

「神狩り」が先。

なのでデビュー作として紹介させていただきます。

スケールの大きさに驚くとともに、21世紀に生きている人間が読んでも何も

古臭さを感じさせない作品です。

「神狩り」は、シリーズ三部作の第一部で、「弥勒戦争」「神々の埋葬」が

シリーズ作品としてあります。

「弥勒戦争 新装版」は、近日中に手に入るので読むのが楽しみでなりません。

「襲撃のメロディ」も気になります。

 

こんな感じで定期的にブログを更新していく予定です。

コメント
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