蒼星石
(そうせいせき/Lapislazuri Stern)
声:森永理科/登場せず
「ローゼンメイデン」シリーズの第4ドール。翠星石の双子の妹。通称『蒼の子(蒼い子)』。目は翠星石同様オッドアイだが、配色は逆。服装はシルクハットに袖口の長い白いブラウス、青いケープとニッカーボッカー風の半ズボン。翠星石同様、アニメではフリル部分が多少省略されている。髪は焦げ茶色(アニメでは翠星石よりも若干赤みが強い)のショートヘアで、ボーイッシュ。
「心の樹」の成長を妨げる雑草を取り除く「庭師の鋏(はさみ)」を持つ(心の樹の必要な枝を切り落とす事も出来、その人の心にしまわれた大切な記憶を奪うこともできる)。庭師の鋏を持つことからファンの間では「庭師姉妹」等と呼ばれることもある。人工精霊はレンピカ(薄い青)で、庭師の鋏を出したり、夢の扉を開いたりする。蒼星石と翠星石の人工精霊名は香水から取ったものと思われる。(スィドリーム→アナスイ「スイドリーム」、レンピカ→ロリータレンピカ「ロリータレンピカ」)
一人称は「僕」で、男の子の様な喋り方をする。一人称については、アニメ特別編で真紅に指摘され怒る様な描写があるが、ゲーム内でジュンに「蒼星石って、男の子?」と聞かれた際は、間違われることを気にしていないと言っている。
性格は姉とは正反対にとても真面目で、契約者の命令にはそれが理不尽な事であっても忠実に従う(契約者のためならなんでもできるという)。意思表示はあまりせず、行動で感情を表す。その落ち着いた性格から、翠星石のストッパーとしても活躍。
アニメでは、お茶の淹れ方をジュンに意見する等、すっかり桜田家に馴染む反面、真紅さえも諭す姉妹の良心・ブレーン役も担い、個性の強い姉妹の中で唯一の常識人という立場にある。その分、翠星石を始め他の姉妹に振り回されて、かなり苦労もしているが、ジュンに翠星石の長所を話す等、姉思いである。また、微笑むことが苦手で、雛苺に注意されたことがある。達筆である。
アリスゲームへの意識は、翠星石とは違って協力的。「お父様の望みは、僕の望みだ!」など、アニメでは、アリスゲームに対し自分からの意見も出し、戦った。
アニメ第二期公式HPで行われた人気投票の結果は水銀燈に次いで第3位だった。
戦闘法は、大柄な庭師の鋏(鋏は普通に使って戦う)を使用した大振りな接近格闘のみと、姉妹の中である意味異質な存在。アニメ特別編では、シルクハットをブーメランの様に使い、真紅のステッキを落とすシーンがある。