ホワイトデーの夕ご飯 ④

高田の作ったおでんはとても味が染みていて
とてもうまかった。

きっと母さんからのLINEを学校で見てて下校してからすぐに俺んちにきて作ってくれていたのだろう。
うれしい　思わず少し頬が緩む。
だって好きな女の子が自分のために料理してくれるなんて嬉しくない訳があるか。ロマンだろ。全人類の。

まぁ、いつも高田の作るご飯はおいしいのだけど　
大好物だからかいつもより旨く感じた。


『でも、なんでおでんなんだ？
今日ホワイトデーじゃん』

俺はおでんおかわりを自分でよそった。
今度は卵とさつま揚げも二個ずついれた。

『なんでって言われても……合田おでん好きじゃん』

高田はふぅふぅとおでんに息をふきかけて
まだ熱いこんにゃくと戦っていた。

ホワイトデーの夕ご飯 ③

『あ、そういやまだ言ってなかった　おかえり』


目線はおでんの入った鍋に注がれたまま
今度は俺んちに来たときに使っている
淡いピンク色の食器におでんをよそっていた。
高田は餅巾着がそんなに好きではないらしいので
こんにゃくとダイコンが三個ずつだけだった。
あと　湯気の立ったたっぷりのスープ。


『って今さら　おかえりかよ　
まぁ、俺も忘れてたんだけどただいまって言うの』

このなんだかズレてるテンポが落ち着く。
高田のそういうところに癒される。
なぜだかしらないけどさ。

目と目を合わせて話しているわけでも
笑顔を見せてくれるわけでもないのに気持ちが解れていくのが分かる。
幼なじみの成せる技なのかもしれない。


高田と俺はテーブルに移動して向かい合わせになって座った。

ホワイトデーの夕ご飯 ②

『高田、お前、きてたの？』

台所に行くと高田が学校では降ろしている
綺麗な黒々とした長い髪の毛をポニーテールにして、
何やら料理を作っていた。

制服の上には母さんのエプロンを装置している。
普段こうして母さんのかわりに
俺んちで料理を作っている時もそうなので
エプロン姿がかなり様になっている。


もしかしたら母さん、このエプロン　高田のために少し可愛いめのデザイン選んだんじゃないのか？
我が母だがセンスがいいので心の中で感謝しておく。さすがに面と向かっては照れくさいのでパスだ。
そんなこと言わなくたって
高田のことが好きだって言うことは
もう　とっくにバレてるとは思うけど。


鍋の中をそぅーとのぞき込むと中身はおでんだった。
そうだ。このいい匂いはおでんだ。
俺が好きなダイコンとこんにゃくがたくさん入っている。ラッキー。

『今日　合田のお母さんがお出かけするからもしよかったらウチの息子と一緒に夕ご飯食べてくれない？ってLINEくれたから来た。
菜々子さんにはいつもよくしてもらってるからね』

そう淡々と言葉を発すると
高田はおでんをおたまですくって
俺のお気に入りの皿に盛り付ける。

大好きなダイコンとこんにゃくが三つずつと
餅巾着が1つ。
うわ、超旨そう………
俺の腹がきゅるり、とまた情けない音を立てた。


『おぅ、ありがとう』

ホワイトデーの夕ご飯①

今日の部活もそこそこキツくて腹が減った。

帰り道にぐりゅりぐりゅりと情けなくてヘンテコな音を立ててしまう程度には。
あー、腹が減ったな

でも、帰っても今日は母さん友達と
お出かけ行ってるみたいだし（朝俺がばたばた学校の準備しているときに言われた）なにを食べようか。

夕ご飯についてあーだこーだ考えていたら
我が家までついてしまった。

ありゃ。　灯りがついている。
母さん　電気つけたままお出かけいったのかな？
そんなわけないよな、さすがに。
それになんかいい匂いがする。

この匂いはおそらく……
んー、なんだったっけ？

匂いの正体について考えながら玄関に入る。
そこにはローファーが綺麗に揃えられて置かれていた。

この調子で

つい先ほどあんすたのスカウトしました。
お姉ちゃんと　てとこ　二人とも
お迎えできました(*^^*)✨✨✨
　

星3のママと凛月もＧｅｔできたし。
とてもうれしいです。
最近あんすたのスカウトに見放されていると思っていたから特に。


この前のスカウト（フラワーショップの）でも
お姉ちゃん星５のカードＧｅｔできているので　縁があるのかもしれません。
それにしてもお姉ちゃんは色っぽいし
てとらは可愛い。

この調子でイベントも頑張るぞー💪