115th-dream

ロックに関して、日々の生活に関して様々な思いを綴ります。

70年代フォークについて

2007-01-28 13:25:13 | 学んだこと
 日本のフォークはダメだな。思想抜きにして音楽的に聴くべきところが何もないことを学んだ。

 年末ころからちょっとした理由(シド・バレット、サイモン・フィン→アシッド・フォーク的流れ)で興味を持ち、URCだとかヴェルウッドだとかそういったレーベル周辺のアーティストを聴きたいと思っていた。まぁ、フォークではないがはっぴいえんどはよいアーティストだと感じていたことも関係している。

 それで昨日、いくつかその辺りのミュージシャンを購入してきた。正直に言おう。レコードを聴くまではどれだけ凄い世界が展開されているのかと期待しており、もしかしたら自分が今後聴き続けるのはこの周辺の日本人アーティストになるかもしれないと思っていた。

 そうしてレコードを掛けてみたのだが、結果は冒頭に示したとおり。彼らの思想が現在完全に終わってしまっている。それは当然で、フォークソング自体が時代の空気をかなり明瞭に表すものであり、20年も30年も経ってからその詩を目にしたり耳にしたところで余りにも大きな時代の断層が存在するのだから。思い出したのは大学生の頃、興奮しながら頭脳警察の1stを購入し初めて聴いたとき苦笑いしか出てこなかったこと。

 ボブ・ディランでもジョーン・バエズでも誰でもいい。海外のフォーク伝説を作った人の曲は(趣味趣向の違い、感覚のずれはあるにしても)音楽的に聴くべき部分が多分にある。それが青春への懐かしみだけで評価する日本のフォークへの評価との大きな違いであろう。勿論音楽、しかもフォークソングである以上メッセージも大切なのは百も承知。けれど、音楽に普遍性を持たせるためにはメッセージよりも寧ろ、音で表現する力だと感じる。

1/27購入

2007-01-28 03:06:18 | 買い物
モット・ザ・フープル『モット・ザ・フープル物語』1260
サニーデイ・サービス『東京』1680
遠藤賢司『ニャーゴ』1260
クーラ・シェイカー『ペザンツ・ピッグス&アストロノウツ』735
→以上「ピーカンファッジ今池店」

ミレニウム『ビギン』1050
アップル『アップル・ア・デイ』1050
ボブ・ディラン『欲望』1050
ELO『アウト・オブ・ザ・ブルー』840(洋盤)
→以上栄「バナレコ本店」

ザ・スタークラブ『ベスト』1430
ザ・スターリン『ベスト』1430
友部正人『大阪へやってきた』1430
ジャックス『ジャックスの世界』1680
ビートルズ『パスト・マスターズVol1』
ビートルズ『同Vol2』
VA『アングラポップ・イン大須』1260
VA『第3回全日本フォークジャンボリー』1890
VA『URCシングルズ1』3360
VA『同2』3360
ミュージック・マガジン『88年6月号』105
→以上「サウンドベイ金山」

チェックパンツ13340
→以上栄パルコ「ザズー」

花柄シャツ6825
→以上栄ラシック「ユナイテッド・アローズ」

『甲本ヒロト全詩集』1260
→以上「栄ブックセラーズ」

グッドロッキンウォレット3675
黒ニットタイ1050
→以上大須「ブラックマーケット」

・買いすぎだなぁ・・・。もう少しで、ブラックマーケットにおいてあったレザーのライダースも買うところだったし、節制しなきゃ。
このように買い物したくてしたくてたまらないことが稀にある。言い訳になってしまうのかもしれないがそれは大抵の場合仕事でストレスが溜まって溜まって仕方のないとき。人付き合いが苦手なこともあるだろう。僕はお金の使い方を余り知らない。使い道といえば、今日の通り本とレコードと洋服。この3点しかない。あとは、会社で飲む70のコーヒー、乗り気じゃないけど食事に誘われたとき、割り勘か女の子とか後輩しかいなきゃ奢るくらい。車も乗らないし、風俗遊びもやらない。昔付き合ってた女の子から会おうって言われたときは大抵お金出してもらうし。。。
 どうしてストレスが溜まると買い物をしたくてたまらないのか。
観念的にはなってしまうけれど僕なりに考えてみて思うのは、仕事っていうのはいろいろなものを放出し続けることだと思う。何かを作り上げるため、何かを達成するためにそれは行うんだけれども、その放出したものに対して対価が小さかったり、なかなかそれが生み出されないときは存在する(というより、僕においては給与、相手の人格によりそんなことばかりだ)。
それを埋め合わせるために、自分へのご褒美というか、自分への励まし、慰めという意味で買い物をしてしまうのだと思う。その瞬間には、金銭管理に対する意識よりもなんとかストレスを軽減させるためのバランスを図り(文字通り)次への活力へとつなげることを優先してしまうのだと思う。これは本能において行っていることで、自制心で押さえ込むことは出来るかもしれないけれどそれは本当に一番最悪な方法だと思う。生きる力を快復させるための買い物なのだから、それを表層意識で押さえ込むのは生命力を削り取ることに他ならない。もしくは自制が利く程度にしかストレスのない人という言い方も出来るだろうけど。
勿論、一番いいのは極度のストレスなんてないような生き方。二番目は無理に自分の無意識下から湧き出てくる本能を抑圧しないこと。最悪なのはその無意識下の意識まで気力をなくしたときだと思う。それは即ち、生きながらにして廃人か、もしくは文字通り生きることの廃業かどちらかしかないんじゃないかな?
どっちにしても転職考えないと。胃に穴が開く寸前らしいしなぁ。

金額について

2007-01-26 18:53:24 | 学んだこと
 昨日、得意先のバイヤーさんから学んだこと。
「アパレル業界の常識で、金額\100単位以下は切り捨て」
 慣例として、書類及び会話内では金額\100単位より下は切り捨てて報告していたけど常識として定着しているってことまでは知らなかったなぁ。
そんなこといたら僕の小遣いなんていつも0になっちゃうんですけど。。。

ブルーハーツ

2007-01-26 12:03:47 | THE BLUE HERATS
 日本におけるパンクバンド(この呼称に彼等を嵌め込んでしまうことが正しいか否かは分からない)がブルーハーツです。代表曲は「人にやさしく」「リンダリンダ」「トレイントレイン」「情熱の薔薇」「夢」といったところでしょうか。
もともと東京インディのモッズ、パンクシーンで他とは明らかに違う人気を誇っていた(らしいです)彼ら。結成は八五年、メジャーデビューは八七年「リンダリンダ/僕はここに立っているよ」によってになります。そして彼らは八〇年代後半のバンドブームに乗り、社会現象を巻き起こしました。
 メジャーデビュー時から解散までのメンバーは、
・甲本ヒロト:ボーカル、ブルースハープ、ギターは余り巧くない
・真島昌利:ギター、ボーカル、曲によって(恐らく)ブルースハープ
・河口純之助:ベース、ボーカル
・梶原徹也:ドラム、(曲によって)ボーカル
 彼らの解散は九五年であり、既に解散から一〇年以上が経過しています。が、彼らの存在、歌はドラマ「人にやさしく」映画「リンダリンダリンダ」等のメディアによる楽曲使用、ゴーイングステディ、スタンスパンクス等の彼らからの影響を公言する人気バンドによって今日を生きる若者たちにも認知されているような印象を受けます。また、海外の人気メロコアバンドグリーンデイもブルーハーツのアメリカ巡業の際、彼らを見ておりファンであるという情報もあります。今後、彼らの名前が日本の文化史にどのような形で残されていくのかは(残るかどうかも)分かりませんが、確実に彼らの撒いた種は(歪な形に思われますが)芽を出しています。