ついにこの日が来ました
Pat Metheny Group来日公演
会場は前回と同じウェルシティ大阪厚生年金会館大ホール
ネェネェ聞いて!
座席は何と最前列の少し下手寄りなんよ
ステージ中央のPat Methenyで下手に鍵盤のLyle Mays
この2人の向いの席で最高の位置でtoshiくん感激です
前回の来日公演は3階で遠くオペラグラスが欲しかったのと個人的に苦い思い出が(
2005年02月21日参照)あり今回は体調も整えリベンジするには完璧な環境でした
会場に入り席についた私は急いで来たので少し汗をかいていました
いよいよオープニングが始まると嬉しい気持ちとPat Metheny一人でのアコギの調べで気持ち良くなり、落ち着き、汗も引いてきました
ここでメンバーの登場してくる(又、登場の仕方が感動!大人を感じる)
各メンバーが位置に着き流れるように曲に入る
ハイ、ここで目のやり場に困ります「決してミニスカおっぱいギャルがいる訳じゃありませんよ)
常に極上フレーズやキメの応酬で私は息を殺しすぎて酸欠になりそうでした
更にこのグループのメンバーは最小人数で最大のパフォーマンスを目指しているのか
単に自分のパートだけでとどまらず、
ベースのSteve Rodbyはエレクトリックベースを肩から下げながらアップライトを弾き分けたり、弓でも弾いてしまう
Gregoire Maretはハーモニカはホントに素敵でうっとりしていたら
いきなりベース弾きだしたり、木琴みたいな楽器をたたくわ、シェーカーまで振る。
Cuong Vuはトランペット奏者でこれまた個性的なフレーズで見せ場を作っていたが、彼もギターにシェーカーにコーラスにパーカッションにと大忙し
その隣の方はごめんなさい名前わかんないです(場面場面でパットがメンバー紹介してくれるんだけど...)がこの人が一番忙しそうでした
そしてドラムなのにフロントに位置しているAntonio Sanchez
壮絶です。
ドラムプレイの途中、ツボみたいなパーカッションを両手に抱えでゆっさゆっさ振ってるし、ポイっと真後ろに放り投げるとその瞬間だけステージスタッフが出てきてキャッチするという完璧な仕事をしている
スタッフ大忙し
そして鍵盤担当のLyle Mays
グランドピアノ+3つの「鍵盤は俺に任せてくれよパット!」
と言わんばかりに忙しくしている彼は長年のオリジナルメンバーなので別格と思っていたが
やってしまいました
終盤でスタッフが彼の脇にスタンドごとギターを運んできた
「まさか
」
その瞬間、彼は立ち上がり客席に向いリズムギターを弾きだしてしまった
さらに簡単なハモリまでしてしまう...
プチショックだ。
コイツ等やりすぎ
主役のパットメセニーはフルアコ、アゴギ、シンセギター、を場面場面で駆使し繰り出すメロディに僕はヨダレを垂れ流す事しかできませんでした
ここで待ってましたピカソギター(42弦ギター)の登場
目の前でその演奏方を見れたのは嬉しかった
左手はフレッッテッドのネックに固定でルートを担当し
右手の五本指でボディ上に張り巡らされた36本の弦を爪弾くメロディやストロークを織り交ぜた演奏方はもう見た目は曲芸です
けど聞えるサウンドは多重演奏のオルゴールを聞いてる感覚で僕は涙をこらえるのにエネルギーを使いました
後半はどんどん曲が進み、僕も知っている曲も聞けて胸踊る
客席も盛り上がり最高潮で本編を終えると一斉にスタンディングオべーショ
アンコールも盛り上がり客電がつきアナウンスが流れ時計を見ると3時間少し経っていてびっくりした
それくらいあっと言う間の時間の過ごし方をしたのだと。
長い1本の映画を体験した気分だ
他のファンにまみれながら会場を出ようとするとあちこちで「凄い」という言葉を満足げに放つ人ばかりだった。ほんとそれしか言えない。
最近自身の事でミスが多くこの日の公演を見に行くのも諦めかけていたが
色んな助けを頂いて結果今回の公演を見れて本当に嬉しかったし感謝しています
素敵な一日を有難う