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「やせ」が危ない高齢者の BMI値

2020-07-16 09:24:00 | 日記

こんにちは

介護予防住民指導者

カワちゃんです😄

今日も当ブログをお読み頂きありがとうございます❗️

健康診断を受けると、受診票に「BMI」という欄があります。
ご存知かもしれませんが、BMIとは計算するだけで肥満かどうかわかる体格指標のことです。
日本ではBMI 22がもっとも推奨されています。

BMIの計算式は

体重___kg ÷ (身長_._m × 身長_._m)=BMI___
例:体重55kgで、身長160cmの人なら
体重55kg ÷ (身長1.6m × 身長1.6m)=BMI21.48

    BMI          肥満度判定 (日本肥満学会の肥満度判定基準)
18.5未満   低体重(やせ)           
18.5~25未満 普通体重
25~30未満  肥満(1度)
30~35未満  肥満(2度)
35~40未満  肥満(3度)
40以上    肥満(4度)

40~50代の人なら、BMIが20~23であれば中肉中背で、健康状態も良好と考えられます。そして、数値が上がるほど「メタボ」の3文字がちらつき出し、場合によっては重篤な病気につながることもあり得ます。これは、世界中で共通の認識です。

「BMIは低い方がいい、太りすぎはよくないからやせなきゃいけない」と思っている人が多いです。
医師からも「健康のために少し体重を減らしてくださいね」といわれた人もいるでしょう。

ところが、「BMIが高いとメタボなどが心配」と思いきや、
フレイルが心配され始める65歳以上の高齢者には、当てはまらない場合があります。

証拠として、研究者の間で「BMIパラドックス」と呼ばれるグラフがあります。
65~79歳の日本人、約2万7000人のBMIと死亡率の関係を調べた結果です。
もっとも病気にかかりにくいとされるBMI 20~23の人を基準にして、BMIがそれ以上の人(太り気味の人)は、従来の認識からすると死亡リスクが高くなるはずですが、高齢者の場合は、BMI 23以上になると、男性は死亡リスクがやや低くなり、女性だけBMI 30を超えてから死亡リスクがやや高くなっていました。
反対に、BMIが低くてやせている高齢者は、男女ともBMI 20を切った途端に死亡リスクが上がり始め、BMI数値が低くなればなるほどリスクが急上昇しています。
これらは、従来の認識と逆になっています。
そのため、パラドックス(逆説、矛盾)と呼ばれています。

また、他の事例として、研究者が同世代の2人の高齢男性の脚の筋肉量をCTスキャンで調べました。
Aさん BMI 26
Bさん BMI 22.3
Aさんはやや太り気味でメタボが心配で、Bさんは中肉中背で健康診断でもとくに問題はありませんでした。
2人のCTスキャンの画像写真を比較したところ、
太り気味で脂肪が多いと思われがちなAさんのほうが筋肉量が十分で、Bさんのほうが筋肉量が少ないのがはっきりと現れていました。
筋肉量には日ごろの運動や食事内容などもかかわるので、一概にはいえませんが、この2人の場合、死亡率の増加につながる「サルコペニア」「フレイル」になりやすいのは、
BMIが低いBさんといえます。

このほか、海外で行われた日本人を含まない65歳以上の高齢者、約20万人を対象にした調査で、「いちばん死亡率が低かったのは、BMI 27台の人だった」という報告もあります。
BMI 27なら、日本では「太り気味じゃない?」と思うレベルで、体格の違う日本人にこの結果がそのまま当てはまるとはいえませんが、少なくとも小太りぐらいのほうが健康で長生きできる可能性が高いということで、65歳を過ぎたらBMIに対するこれまでの考え方を徐々に変えていくべきでしょう。
40~50代の中年期から65歳以上の高齢期へ移行するとき、今までメタボリックシンドロームの予防についてだけだった考え方を大きく変えるべき!というのが今、フレイル予防の緊急課題です。

次回は新型栄養失調①です

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